高松宮記念
有力馬診断
[7 ]スリープレスナイト
芝ダート問わず1200mでは[9-1-0-0]、芝1200mは[3-0-0-0]。短距離ではまだ底を見せていない。芝1200mの3戦はスプリンターズSの散水などいずれも恵まれた部分があったが、それでも2着に1馬身差以上をつける完勝でスプリント能力は相当高い。北九州記念(稍重)を1分7秒5で勝ったように高速決着にも対応できるが、とちらかというとパワー型で力のいる時計の掛かる馬場の方が合うタイプ。昨年の高松宮記念は高速馬場だったが、今年は1月に開催があったこともあり、時計が掛かっている。その点はプラスに働きそう。今回は蕁麻疹で帰厩が遅れ、オーシャンSをパスしてぶっつけでの出走になるが、坂路で乗り込まれており、1週前、最終調教とも動きは良かった。ぶっつけでG1という点で他馬につけ入る隙があるが、スタートを決めていつもの競馬ができれば勝ち負け。昨年のCBC賞を2番手から33.8秒でまとめて勝っており、中京コースは問題ない。スタートが良過ぎて極端なハイペースに巻き込まれたときが課題。上村騎手は中京芝1200mが得意。07年の高松宮記念では13番人気のペールギュント(橋口厩舎)で大穴をあけている。
[6+]ソルジャーズソング
芝1200mは[3-2-1-2]で出遅れ、稍重以外は3着以内を確保。シルクロードS2着は内枠スタートから馬場の悪い内を通ったことが応えている。オーシャンSはメンバー2位の35.0秒で追い込んで0.1秒差の4着に終わったが、内が有利な馬場、切れ味が削がれる稍重が応えている。1、2着馬は内ラチ沿いを通り、3着アポロドルチェは緩い馬場が得意。不利な条件で0.1秒差なら上々。スプリント重賞の流れに慣れてきている。7歳馬でも18戦しかしておらず衰えはない。今回は調教の動きがさらに迫力を増している。左回りは[2-0-0-0]で走りが違う。中京芝1200mの500万条件は3番枠から好位につけてメンバー最速の33.8秒で上がり2馬身半差で楽勝。勝ちタイム1分7秒9は500万条件としては破格。東京芝1400mの奥多摩Sでメンバー2位の33.3秒で突き抜けた。勝ちタイム1分20秒6は前週のオーロC(1着ヤマニンエマイユ、2着トウショウカレッジ)に0.1秒差の好タイム。高松宮記念は東京芝1400m、1600mとリンクする傾向がある。得意の左回りでスタートを決めて流れに乗れれば一発の可能性がある。過去10年の高松宮記念でサンデー産駒は[4-3-2-11]で連対率35%。ペールギュント(13番人気、2着)もサンデー産駒。近親のシーキングザパールは高松宮記念で2着があり、今回の1枠2番はそのときと同じ。JRAの枠順設定は人手の匂いがする。
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