スプリンターズS
相馬眼予想(抜粋)
中山は晴れ、芝ダートとも良馬場。中山は最終週で今週もCコースで行われる。例年通り最終週でも馬場はそれほど荒れておらず、土曜は芝1600mの500万条件は前半5F57.8秒で2番手につけた馬と逃げた馬で決着。勝ちタイムは1分32秒5。土曜は外差しも決まったが、高速馬場で前残り傾向が強かった。
次に展開だが、逃げるのはパドトロワ。好位にエーシンヴァーゴウ、マジンプロスパー、カレンチャン、ロードカナロア、リトルブリッジ、キャプテンオブヴィアス、中団にダッシャーゴーゴー、エピセアローム、ラッキーナイン、ドリームバレンチノ、後方からサンカルロ、フィフスペトル、スプリングサンダーといった展開。
過去5年の前半3Fと連対馬の脚質は、33.1秒(不良)(逃げ−先行)、33.6秒(好位−差し)、32.9秒(逃げ−先行)、33.3秒(逃げ−差し)、33.0秒(差し−逃げ)。良馬場なら33秒前後になることが多いが、それでも前に行った馬が残っている。高速馬場で前に行った馬が残りやすい。
過去10年で10番手以下からの追い込みを決めたのはデュランダル(3回)のみ。最近5年の連対馬10頭のうち9頭が道中7番手以内につけていた。逃げまたは2番手につけた馬が粘るか、7番手より前につけた馬が切れる脚を使って抜け出すのがパターン。後方からメンバー最速の上がりを繰り出しても届いていない。
今年もある程度前につけられる馬を重視したい。昨年は6番手につけたカレンチャンがメンバー2位の33.8秒で上がって勝っている。今年の馬場で同じような切れる脚を使うと勝ち負けになる。カレンチャンを負かすには前に行って最後までラップを落とさないが、同じような位置から切れる脚を使える馬なのではないか。
能力、コース適性、底力、脚質、調子などを総合的に判断して狙いたいのはロードカナロア。最近は好位からのレースを続けており、高松宮記念は0.1秒、セントウルSは0.4秒、カレンチャンの上がりを上回っている。今回は本番の仕上げで調子を上げている。相馬眼的にG1を勝つレベルに来ているため、大外枠でも強気に狙ってみたい。全面野芝の馬場もマッチするはずだ。カレンチャンをマークして差し切りたい。
カレンチャンは叩き2戦目、55キロと条件が好転する。叩き2戦目は3勝3勝でひと叩きすると一変するタイプ。前走22キロ増えた馬体は引き締まっており、上積みが見込める。昨年より外枠に入ったが、好位から切れる脚を使えれば直線で抜け出せそう。勝ちタイムが1分6秒台に突入しなければ勝ち負け。
◎ロードカナロア 1着
○カレンチャン 2着
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