函館2歳S
2020/7/18 函館競馬場 芝1200m

レース展望

過去10年で1番人気は[3−2−0−5]で5連対。関東馬は[1−0−0−2]、関西馬は[2−2−0−3]。牡馬は[1−1−0−4]、牝馬は[2−1−0−1]。関東馬、牡馬は不振傾向。2番人気は[4−1−2−3]で5連対、3番人気は[1−1−2−6]で2連対。6〜9番人気と10番人気以下は各2連対。最近5年の馬連は13倍、6倍、156倍、58倍、12倍。17年は12番人気が激走して波乱になった。

関東馬[1−6−5−61]、関西馬[9−4−5−42]。関西馬は1着、関東馬は2着が多い。3番人気以内の関西牝馬は[3−1−0−4]。地方馬は[0−0−0−19]で4着が最高。6番人気以下では関東馬[0−3−3−51]、関西馬[0−1−1−25]。穴で関東馬に注意。6番人気以下で3着以内に入った8頭のうち5頭が牝馬。穴で前走函館芝1200mの勝ちタイムが遅い逃げ先行タイプ、特に牝馬に注意。

モンファボリは函館芝1200mの新馬戦で前半3F33.7秒で逃げ、メンバー2位の35.0秒で上がって1分8秒7のレコードで5馬身差で圧勝。最後は流す余裕があった。須貝厩舎のフランケル産駒。412キロの小柄な牝馬で軽い馬場が合うタイプ。函館は2連続開催の5日目で少しずつ荒れてきている。逃げて勝った馬が多いため、前に行く馬との兼ね合いがカギ。今年の函館芝1200mで武豊騎手は[4−1−2−1]。

ルーチェドーロは函館ダ1000mの新馬戦を前半3F35.0秒で逃げ、メンバー最速タイの35.3秒で上がって58.5秒のレコードで7馬身差で圧勝。最後は流す余裕があった。父は日本軽種馬協会が16年に購入したマクフィ(英G1を2勝)。日本では今年が初年度になる。スピードがあり芝もこなせそうなタイプ。今年の函館芝1200mで横山武騎手は[2−2−5−15]、1、2番人気なら[2−2−3−2]。

函館芝1200mの新馬戦を勝ったラヴケリー、カイザーノヴァ、函館芝1200mの未勝利戦を勝ったホーキーポーキーなど。ラヴケリーは新馬戦を逃げてメンバー5位タイの34.5秒で上がって1分9秒6で3馬身差で圧勝。落馬負傷から復帰する団野騎手が持ってくるか。カイザーノヴァは新馬戦を後方からメンバー2位の35.0秒で差し切って1分10秒2で優勝。新種牡馬モーリス産駒で母ステラリードは09年の函館2歳S勝ち馬。過去10年で連闘で出走した馬は[1−0−0−9]でアクティブミノル(4人気)が勝っている。


レース回顧

2020年 7月18日(土) 2回函館5日  天候: 曇   馬場状態: 良 
11R  第52回函館2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指)  芝 1200m   15頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 7 13  リンゴアメ         牝 2 丹内祐次  54  1.09.8 35.8 10 420 (美)菊川正達
2 7 12  ルーチェドーロ     牡 2 横山武史  54  1.09.8 36.1  4 484 (美)高橋裕
3 2  3  ラヴケリー         牝 2 団野大成  54  1.09.9 35.4  3 434 (栗)高柳大輔
4 5  8  フォドラ           牝 2 亀田温心  54  1.09.9 36.4  5 408 (栗)牧浦充徳
5 4  6  カイザーノヴァ     牡 2 坂井瑠星  54  1.10.3 36.0  2 462 (栗)矢作芳人
6 3  4  リメス             牡 2 松田大作  54  1.10.4 35.9  8 456 (栗)松永幹夫
7 4  7  ニシノエルサ       牝 2 勝浦正樹  54  1.10.4 36.3 14 440 (美)中野栄治
8 8 14  フォルセティ       牡 2 大野拓弥  54  1.10.4 35.8 11 448 (美)田中博康
9 1  1  リキサントライ     牡 2 池添謙一  54  1.10.4 36.1 12 488 (栗)池添兼雄
10 5  9  ディープエコロジー 牝 2 菱田裕二  54  1.10.5 35.6 13 428 (美)宮田敬介
11 2  2  ホーキーポーキー   牝 2 杉原誠人  54  1.10.5 36.6  9 462 (美)武市康男
12 3  5  ラジアントエンティ 牝 2 阿部龍    54  1.10.6 36.3 15 460 [地]角川秀樹
13 8 15 *モンファボリ       牝 2 武豊      54  1.10.6 36.9  1 420 (栗)須貝尚介
14 6 11  グレイトミッション 牝 2 野中悠太  54  1.10.7 36.6  6 452 (美)菊川正達
15 6 10  レディステディゴー 牡 2 岩田康誠  54  1.10.8 36.5  7 496 (栗)浅見秀一
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LAP :11.9-10.5-11.1-11.6-11.9-12.8
通過:33.5-45.1-57.0-69.8  上り:69.8-57.9-47.4-36.3  平均:1F:11.63 / 3F:34.90
単勝   13 \4730 
複勝   13 \990 / 12 \490 / 3 \340 
枠連   7-7 \20340 (32) 
馬連   12-13 \21980 (48) 
ワイド 12-13 \4750 (46)/ 03-13 \3600 (38)/ 03-12 \1760 (17) 
馬単   13-12 \69290 (103) 
3連複 03-12-13 \49250 (131/455) 
3連単 13-12-03 \577430 (938/2730) 

リンゴアメは外枠スタートから好位につけ、メンバー3位タイの35.8秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分9秒8。フォドラが逃げて前半3F33.5秒で上がりは36.3秒、ラップは11.6−11.9−12.8秒。速い流れで上がりの掛かる消耗戦になった。リンゴアメは好位から抜け出す正攻法のレースで優勝。過去10年で前走函館芝1000mを勝った馬は[1−0−1−13]、13年以降は[0−0−0−12]で不振が続いていたが、データを覆した。新馬戦でスタート後に寄られてブレーキをかける不利があったが、それを覆して57.6秒で勝ったのはダテではなかった。まだ子供っぽさがあり粗削りだが、賞金を加算できたのは大きい。今後は京王杯2歳SまたはファンタジーSを使って阪神JFに向かうことになりそうだ。

ルーチェドーロは2番手からメンバー7位タイの36.1秒で伸びてクビ差の2着。直線で一杯になりながらしぶとく伸びて逃げたフォドラを交わし2着を確保。函館ダ1000mを58.5秒のレコードで7馬身差で圧勝した馬が初芝で連対を確保。過去10年で前走函館ダ1000mを勝った馬は[0−0−0−14]だったが、データを覆した。少し時計の掛かるタフな馬場で前走1000mでスピードを見せつけた2頭で決着。ルーチェドーロは脚捌きが少し硬いため、ダートの方が合っている。

ラヴケリーは後方から内を回ってメンバー最速の35.4秒で追い込んで0.1秒差の3着。新馬戦が前半3F35.1秒で今回が33.5秒。スタートして団野騎手が押しても流れに乗れなかった。直線で馬群を捌きながら鋭く伸びて能力を示したが、さすがに位置取りが後ろ過ぎた。それでも差すレースができたことは今後に繋がる。馬体にまとまり感があり、相馬眼的に今回のメンバーでは素質上位に映った。

フォドラはハナを切ってメンバー11位の36.4秒で上がって0.1秒差の4着。3着とはハナ差。ハイペースで飛ばしてしぶとく粘ったが、最後に力尽きた。400キロ台の小柄な牝馬だけに前走から3キロ増の54キロが微妙に堪えたか。派手さはないが、相手なりに走りそうなタイプ。

カイザーノヴァは後方からメンバー6位の36.0秒で伸びて0.5秒差の5着。新馬戦と同様にスタートダッシュが遅く後方からのレースになり、直線でそれなりに伸びたが、速い流れで新馬戦ほど切れる脚を使えなかった。もう少し長い距離が合っている。

モンファボリは大外枠から2番手につけたが、直線で一杯になり0.8秒差の13着。新馬戦を1分8秒7のレコードで圧勝し、単勝1.5倍の断然人気に支持された馬が惨敗した。新馬戦よりも荒れた馬場で外を回ったことが影響したのか。芝1200mm軽い馬場、単騎逃げが打てそうなときに見直したい。



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