中京記念
2020/7/19 中京競馬場 芝1600m

レース展望

12年に距離が1600mに変更された。今年は阪神で行われる。過去8年で1番人気は[1−0−2−5]、2番人気は[0−1−0−7]、3番人気は[1−0−2−5]で各1連対のみ。6〜9番人気が6連対、10番人気が3連対。人気薄が半数以上を占める。最近5年の馬連は170倍、51倍、26倍、24倍、25倍で荒れている。ハンデ戦でかなり波乱傾向が強い。人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

前走勝ち馬は[3−1−4−9]で4連対。前走OP特別勝ち馬は[3−1−3−2]。前走2着は[0−1−1−7]、3着は[0−0−0−8]で計1連対のみ。連対馬16頭のうち8頭が前走6着以下。惨敗馬が巻き返して穴をあけている。トップハンデは[2−1−2−10]で連対した3頭は5、7、13番人気だった。3番人気以内は[0−0−1−3]で不振。昨年は軽量52キロの3歳牡馬2頭で決着した。

ギルデッドミラーは芝1600m以下[2−2−2−0]、阪神芝は[1−1−0−0]。アーリントンCは中団からメンバー3位の36.8秒で伸びて0.3秒差の2着。内から伸びたタイセイビジョンに切れ負けした。前走NHKマイルCは好位の内からメンバー3位の34.2秒で伸びて0.3秒差の3着。ハンデは前走から4キロ減の51キロ。過去8年で牝馬は[0−2−1−15]。テン乗りの北村友騎手が騎乗する。

ソーグリッタリングは昨年以降、OP特別では[2−1−1−1]、G3では[0−1−2−1]でどちらも4着以内を確保。阪神芝1600mは[2−0−0−2]で19年に六甲Sを1分33秒9で勝っている。トップハンデ57キロを背負うが、同じ57キロが5頭もいる。少し詰めが甘く勝ち切れないが、相手なりに堅実に走るタイプ。これまでより少しメンバーに恵まれたか。川田騎手とは[2−1−0−1]で好相性。

前走安田記念5着のケイアイノーテック、シンザン記念2着馬プリンスリターン、前走米子S3着のミッキーブリランテ、前走ヴィクトリアマイル4着のトロワゼトワル、前走安土城Sを勝ったエントシャイデン、前走都大路Sを勝ったベステンダンクなど。ケイアイノーテックはNHKマイルCを勝ってから[0−0−0−13]。前走安田記念で早めに動いて0.7秒差の5着。少し復調してきたか。得意の阪神で前崩れになれば。

プリンスリターンは朝日杯FS5着、シンザン記念2着、アーリントンC3着がある。アーリントンCで2着ギルデッドミラーとはクビ差だったが、2キロ重い56キロを背負っていた。今回は52キロでギルデッドミラーとは1キロ差に縮まる。トロワゼトワルは前走ヴィクトリアマイルで逃げて2着に0.1秒差の4着。昨年の京成杯AHをレコードで圧勝した馬で7〜9月は[4−0−0−1]。2戦連続で三浦騎手が騎乗する。


レース回顧

2020年 7月19日(日) 4回阪神6日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第68回トヨタ賞中京記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 1600m・外   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 7 14  メイケイダイハード 牡 5 酒井学    53  1.32.7 34.8 18 538 (栗)中竹和也
2 7 13  ラセット           牡 5 秋山真一  55  1.32.7 33.9  6 490 (栗)庄野靖志
3 8 18  エントシャイデン   牡 5 川須栄彦  56  1.32.8 34.7  9 482 (栗)矢作芳人
4 4  7  ケイアイノーテック 牡 5 岩田望来  57  1.32.8 34.7  3 472 (栗)平田修
5 6 12  ミッキーブリランテ 牡 4 福永祐一  54  1.33.0 35.4  7 474 (栗)矢作芳人
6 7 15  ギルデッドミラー   牝 3 北村友一  51  1.33.0 35.3  1 478 (栗)松永幹夫
7 6 11  ソーグリッタリング 牡 6 川田将雅  57  1.33.2 35.3  2 486 (栗)池江泰寿
7 8 17  ストーミーシー     牡 7 幸英明   56.5 1.33.2 35.5 11 538 (美)斎藤誠
9 4  8  ディメンシオン     牝 6 鮫島克駿  53  1.33.2 35.2 10 450 (栗)藤原英昭
10 5  9  ブラックムーン     牡 8 藤井勘一  57  1.33.2 34.8 15 500 (栗)西浦勝一
11 2  3  ロードクエスト     牡 7 松若風馬  57  1.33.3 34.3 12 462 (美)小島茂之
12 8 16  リバティハイツ     牝 5 西村淳也  53  1.33.3 35.8 13 464 (栗)高野友和
13 1  2  ハッピーアワー     牡 4 小牧太    55  1.34.0 35.3 17 442 (栗)武幸四郎
14 5 10  プリンスリターン   牡 3 原田和真  52  1.34.2 36.3  5 452 (栗)加用正
15 3  6  ペプチドバンブー   牡 5 富田暁    54  1.34.7 36.0 16 506 (栗)武英智
16 3  5  レッドレグナント   牝 5 斎藤新    51  1.35.7 38.0 14 480 (美)大竹正博
17 2  4  トロワゼトワル     牝 5 三浦皇成  54  1.36.4 38.9  4 472 (栗)安田隆行
18 1  1  ベステンダンク     牡 8 松山弘平  57  1.38.1 40.1  8 516 (栗)安達昭夫
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LAP :12.3-10.5-11.2-11.8-11.7-11.3-11.4-12.5
通過:34.0-45.8-57.5-68.8  上り:69.9-58.7-46.9-35.2  平均:1F:11.59 / 3F:34.76
単勝   14 \16300 
複勝   14 \3220 / 13 \430 / 18 \810 
枠連   7-7 \2530 (12) 
馬連   13-14 \80010 (112) 
ワイド 13-14 \17640 (109)/ 14-18 \36660 (136)/ 13-18 \3750 (39) 
馬単   14-13 \176170 (234) 
3連複 13-14-18 \382480 (504/816) 
3連単 14-13-18 \3302390 (3288/4896) 

メイケイダイハードは中団の外からメンバー5位タイの34.8秒差で差し切って1分32秒7で優勝。単勝163倍のぶっちぎりの最低18番人気馬が制した。トロワゼトワルが逃げて前半3F34.0秒、5F57.5秒のハイペース。上がりは35.2秒、ラップは11.3−11.4−12.5秒。上がりの掛かる消耗戦になり、道中11番手以下につけた馬が1〜4着を独占。メイケイダイハードは芝1600mでは3戦とも10着以下に終わっていたが、中団から差し切って重賞初制覇。夏場走るタイプで最終調教は坂路で1番時計を出していた。これで阪神芝で53キロ以下では[3−0−0−0]。昨年9月に阪神芝1400mの3勝クラスを1分20秒4で勝ったが、2着馬ムーンチャイムは今日のオークランドTCT2着、4着アバルラータはオークランドTCT1着。夏の阪神の軽ハンデでの激走が連動した。酒井騎手はマーメイドSをサマーセントで勝つなど、最近重賞で乗れており、サマージョッキーズシリーズでトップに立った。今後は関屋記念、京成杯AHを使ってサマーマイルシリーズの優勝を狙うことになりそうだ。

ラセットは後方2番手からメンバー最速の33.9秒で追い込んでクビ差の2着。前走米子Sと同様に後方2番手から最速上がりで2着に突っ込んだ。前走OP特別2着で1キロ減の55キロは有利だったか。ここにきて末脚の威力が増し、着実にパフォーマンスを引き上げている。TVh杯を勝ったビリーバーといい、モンテロッソ産駒は切れる脚を使う馬が増えてきている。使い込んでいるため、状態面次第になるが、次走は関屋記念になりそうだ。

エントシャイデンは大外枠から中団の後ろにつけ、メンバー3位タイの34.7秒で内から伸びて0.1秒差の3着。川須騎手が内に入れて脚をタメ、内から捌いて持ってきた。まだ脚捌きは少し硬めだが、前向きさが戻って崩れにくくなっている。勝ち馬より2キロ、2着馬より1キロ重い56キロを背負っていた。大外枠でなければ勝っていたかもしれない。

ケイアイノーテックは中団の後ろからメンバー3位タイの34.7秒で外から伸びて0.1秒差の4着。調教診断で1位評価したようにデキは良かったが、位置取りが後ろ過ぎて馬券圏内に来れなかった。これだけ展開が嵌まっても来れないとなると脚質に幅を持たす必要がありそう。G1馬でハンデが重くなるのもネックになっている。

ギルデッドミラーは3番手からメンバー8位タイの35.3秒で伸びて0.3秒差の6着。先行して流れに乗ったが、結果的に前崩れの展開になったことが堪えた。勝負どころでミッキーブリランテに捲られて狭くなったことも影響している。G1で好走した馬でもアテにならない。外枠から外を回ると脚を使うため、内枠からロスなく回れそうなときに狙いたい。



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