シリウスS
2020/10/3 中京競馬場 ダ1900m

レース展望

今年は中京ダ1900mで行われる。過去10年で1番人気は[3−1−1−5]で4連対。過去3年は7、11、6着に終わった。2番人気は[2−1−2−5]で3連対、3番人気は[1−3−2−4]で4連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は6、7、7、11番人気。過去5年の馬連は8倍、8倍、271倍、34倍、55倍。過去3年は11、7、7番人気が連対して中穴以上の決着になった。

3歳[2−1−0−7]、4歳[2−1−5−13]、5歳[4−3−1−34]、6歳[2−3−4−30]、7歳[0−2−0−15]、8歳以上[0−0−0−10]で5、6歳馬が活躍。5歳馬は3番人気以内なら[4−2−1−3]。8歳以上は出番なし。中京ダ1900mは前半から流れて上がりの掛かる消耗戦にならないと追い込みは決まりにくい。穴でダート長距離で実績のある逃げ先行馬に注意。

カフェファラオは新馬、ヒヤシンスS、ユニコーンS3連勝。ユニコーンSは2番手からメンバー3位タイの36.4秒で抜け出して5馬身差で圧勝。勝ちタイム1分34秒9(稍重)はレースレコード。前走JDDは3番手から伸び切れず2.5秒差の7着。外国産馬は急に走らなくなることがある。ハンデは前2走より2キロ軽い54キロ。テン乗りのルメール騎手に乗り替わる。内枠に入ったら逃げる手もあるか。

ダイメイコリーダはダ1800〜2000m[2−3−0−1]。前走JDDは逃げて0.3秒差の2着。断然人気のカフェファラオに2.2秒先着した。3着キタノオクトパスは次走2勝クラスを5馬身差で圧勝している。母ミラクルフラッグはゴールドシップの半姉。ハンデはカフェファラオと同じ54キロ。先行するスワーヴアラミスが回避したのはプラス。芝の未勝利戦以来となる松山騎手が前に行って粘らせるか。

18年のJDD3着馬グレートタイム、2連勝でOP入りしたダノンスプレンダー、北海走2歳優駿勝ち馬キメラヴェリテ、前走阿蘇Sを勝ったアルドーレ、同2着馬メイショウワザシなど。グレートタイムはダ1800〜2000mで稍重以上では[1−2−1−1]、良馬場では[1−3−1−3]。良馬場では取りこぼしが多い。藤原英厩舎の管理馬で母はミラクルレジェンド。ハンデは55キロ。そろそろ覚醒するか。

ダノンスプレンダーはダート[4−2−2−0]で3着以内を確保。安田厩舎のロードカナロア産駒で追って味があるタイプ。昇級初戦でハンデは55キロは少し見込まれたか。陣営は川田騎手を確保している。キメラヴェリテはダ1700〜1800m[2−0−0−0]。皐月賞は17着、鳴尾記念は15着に終わったが、キズナ産駒がダートで一変するか。アルドーレは中京ダ1900mでは納屋橋Sを勝っている。半姉アンジュデジールはJBCレディスクラシック(京都)勝ち馬。次走チャンピオンズCで4着に入っている。


レース回顧

2020年10月 3日(土) 2回中京8日  天候: 曇   馬場状態: 良 
11R  第24回シリウスS
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(指定)  ダート 1900m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 8 15 $カフェファラオ     牡 3 ルメール  54  1.57.8 36.9  1 510 (美)堀宣行
2 1  2  サクラアリュール   牡 5 藤岡康太  54  1.57.9 37.0  7 470 (栗)村山明
3 2  3  エイコーン         牡 5 高倉稜    55  1.58.1 37.0  9 466 (栗)吉田直弘
4 5  9  ダノンスプレンダー 牡 4 川田将雅  55  1.58.3 37.0  3 504 (栗)安田隆行
5 3  6  メイショウワザシ   牡 5 浜中俊    56  1.58.4 37.7  6 534 (栗)南井克巳
6 2  4  アルドーレ         牡 5 横山典弘  56  1.58.4 37.1  2 492 (栗)昆貢
7 4  8  サンデーウィザード 牡 8 秋山真一  56  1.58.5 36.6 14 468 (栗)大久保龍
8 4  7  エムオーグリッタ   牡 6 団野大成  54  1.58.6 37.9  8 500 (美)古賀慎明
9 6 11  グレートタイム     牡 5 福永祐一  55  1.58.6 37.5  4 488 (栗)藤原英昭
10 6 12 $テーオーヘリオス   牡 8 荻野琢真  56  1.58.8 37.3 13 500 (栗)梅田智之
11 8 16  ミツバ             牡 8 岩田望来  58  1.59.2 38.2 12 474 (栗)加用正
12 7 14  ナムラアラシ       牡 7 幸英明    56  1.59.4 38.3 16 528 (栗)牧田和弥
13 7 13  キメラヴェリテ     牡 3 松若風馬  53  2.00.8 40.4 11 540 (栗)中竹和也
14 1  1  ダイシンインディー 牡 4 吉田隼人  54  2.01.4 40.7 10 538 (美)戸田博文
15 3  5  ランスオブプラーナ 牡 4 太宰啓介  55  2.01.7 41.2 15 472 (栗)本田優
16 5 10  ダイメイコリーダ   牡 3 松山弘平  54  2.02.7 42.1  5 470 (栗)森田直行
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LAP : 7.2-11.0-10.9-13.1-12.8-12.4-13.0-12.7-12.3-12.4
通過:*35.7-48.6-61.2-73.9  上り:75.6-62.8-50.4-37.4  平均:1F:12.40 / 3F:37.20
単勝   15 \170 
複勝   15 \130 / 2 \500 / 3 \650 
枠連   1-8 \1870 (7) 
馬連   02-15 \3550 (13) 
ワイド 02-15 \1240 (14)/ 03-15 \1770 (19)/ 02-03 \6360 (47) 
馬単   15-02 \3980 (12) 
3連複 02-03-15 \25400 (75/560) 
3連単 15-02-03 \65830 (190/3360) 

カフェファラオは8番手の外からメンバー2位の36.9秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分57秒8。キメラヴェリテが逃げて前半5F61.2秒。中盤に流れが緩んだが、差し追い込み馬が上位を独占した。カフェファラオは前走JDDで惨敗したが、外を回って力で捻じ伏せ復活した。日曜の白川郷Sを勝ったハギノアレグリアスは1分56秒3でシリウスSより1.5秒速かった。シリウスSのレースレベルは高くなく、カフェファラオはメンバーに恵まれたから勝てたのではないか。ただし2〜4着馬は内をロスなく回っており、外を回って差したことはそれなりに評価できる。パドックを見る限り、休み明けで8分程度の仕上がり。寒くなると走るデカ馬のため、これから調子を上げてくるのではないか。体型的に大排気量エンジンを搭載している。ルメール騎手はG1を勝てるポテンシャルがあるとコメント。今後はキャリアを積んで秋の目標となるチャンピオンズCに向けてどこまでパフォーマンスを引き上げられるか。

サクラアリュールは1枠2番スタートから内ラチ沿いの中団につけ、勝負どころで内から上がって2番手に押し上げ、メンバー3位タイの37.0秒で伸びて0.1秒差の2着。道中流れが緩んで上がりが速くなったため、内をロスなく回ったことがかなりプラスに働いている。桃山S(ダ1900m)で1着同着のロードブレスはBSN賞、日本TV盃を連勝したが、サクラアリュールは前走三宮Sで8着に負けたことで7番人気の低評価。穴馬で狙って正解だった。これでダ1900〜2100mは[2−2−4−0]で3着以内を確保。今後も長めの距離を使っていくことになりそうだ。

エイコーンは2枠3番から内ラチ沿いの中団後ろにつけ、直線で内からメンバー3位タイの37.0秒で伸びて0.3秒差の3着。長期休養から復帰後、14、8、5着に終わった馬が9番人気で激走した。18年に条件戦を3連勝し、東京大賞典で5着に入った馬。前走までダ1900mは[2−1−0−0]で中京では[1−1−0−0]。花園Sで負かしたビスカリアはTCK女王盃を圧勝。10〜11月のダートは3戦3勝。激走の条件が揃っていたため大穴馬で狙って正解だった。叩き3戦目で馬体、気配が良くなっていた。フリオーソ産駒で地方の時計の掛かる馬場でも走れる馬。まずはどこかで賞金を加算したい。

ダノンスプレンダーは後方の内から馬群を捌いてメンバー3位の37.0秒で伸びて0.5秒差の4着。先行して2連勝してきたが、出遅れて位置取りが悪くなったことが堪えた。狭いところを捌いて伸びてきたように内容は悪くない。2、3着馬と同じ上がりを繰り出しており、着差は位置取りの差。安田隆厩舎のロードカナロア産駒。馬体の造りが目立つため、これからOPで揉まれれば走ってきそうだ。少し詰めが甘いため、そこをクリアできるかがカギ。

アルドーレは後方3番手からメンバー6位の37.1秒で大外から追い込んで0.6秒差の6着。大外からカフェファラオに迫る勢いで伸びてきたが、ラスト1Fで一杯になった。中盤に流れが緩んだことでラスト3Fが12.7−12.3−12.4秒。内をロスなく回った馬が2〜4着に入る展開で大外から追い込むレースでは厳しかった。JBCレディスクラシック(京都)を勝ったアンジュデジールの半弟。もう少し行きっぷりが良くなれば重賞でもやれる。



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