2020年10月18日(日) 4回京都4日 天候: 晴 馬場状態:稍重
11R 第25回秋華賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝 2000m・内 18頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 7 13 デアリングタクト 牝 3 松山弘平 55 2.00.6 35.8 1 480 (栗)杉山晴紀
2 6 12 マジックキャッスル 牝 3 大野拓弥 55 2.00.8 35.8 10 432 (美)国枝栄
3 4 8 ソフトフルート 牝 3 藤岡康太 55 2.00.9 35.7 9 470 (栗)松田国英
4 8 16 パラスアテナ 牝 3 坂井瑠星 55 2.00.9 35.8 12 444 (美)高柳瑞樹
5 7 15 ミスニューヨーク 牝 3 長岡禎仁 55 2.01.5 36.7 16 462 (栗)杉山晴紀
6 7 14 オーマイダーリン 牝 3 幸英明 55 2.01.5 36.6 14 472 (栗)河内洋
7 2 3 マルターズディオサ 牝 3 田辺裕信 55 2.01.6 37.4 4 446 (美)手塚貴久
8 4 7 ムジカ 牝 3 秋山真一 55 2.01.7 36.7 11 444 (栗)鈴木孝志
9 3 5 ウインマイティー 牝 3 和田竜二 55 2.01.9 37.1 3 480 (栗)五十嵐忠
10 6 11 フィオリキアリ 牝 3 北村友一 55 2.02.1 37.5 15 442 (栗)清水久詞
11 8 18 アブレイズ 牝 3 藤井勘一 55 2.02.2 37.2 17 494 (栗)池江泰寿
12 3 6 ダンツエリーゼ 牝 3 太宰啓介 55 2.02.2 37.0 18 526 (栗)本田優
13 1 2 リアアメリア 牝 3 川田将雅 55 2.02.4 37.8 2 484 (栗)中内田充
14 1 1 ミヤマザクラ 牝 3 福永祐一 55 2.02.9 38.4 6 488 (栗)藤原英昭
15 8 17 ウインマリリン 牝 3 横山武史 55 2.03.1 38.7 5 464 (美)手塚貴久
16 5 9 サンクテュエール 牝 3 ルメール 55 2.03.2 38.6 8 456 (美)藤沢和雄
17 5 10 クラヴァシュドール 牝 3 M.デム 55 2.03.8 39.0 7 460 (栗)中内田充
18 2 4 ホウオウピースフル 牝 3 池添謙一 55 2.04.8 40.4 13 484 (美)大竹正博
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LAP :12.3-10.8-11.8-12.2-12.3-12.7-12.1-12.4-11.9-12.1
通過:34.9-47.1-59.4-72.1 上り:73.5-61.2-48.5-36.4 平均:1F:12.06 / 3F:36.18
単勝 13 \140
複勝 13 \110 / 12 \540 / 8 \590
枠連 6-7 \2580 (8)
馬連 12-13 \2670 (8)
ワイド 12-13 \940 (8)/ 08-13 \750 (6)/ 08-12 \9310 (65)
馬単 13-12 \3140 (9)
3連複 08-12-13 \17920 (56/816)
3連単 13-12-08 \44110 (132/4896)
デアリングタクトは道中13番手の外を進み、勝負どころで早めに動いて4コーナーで5番手に押し上げ、メンバー2位タイの35.8秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは2分00秒6(稍重)。マルターズディオサが逃げて前半5F59.4秒(稍重)の速い流れ。後半5Fは61.2秒、上がりは36.4秒、ラップは12.4−11.9−12.1秒。上がりの掛かる消耗戦になり、後方を進んだ馬が掲示板を独占した。デアリングタクトは外を回って自分から動いて抜け出し、直線で後続を完封し優勝。史上初となる無敗の牝馬3冠を達成した。直線では逆手前のまま遊びながら走っており着差以上の内容。休み明けで馬体が14キロ増えて8分程度の仕上がりだった。陣営は秋華賞は勝てるため、次を見越して仕上げていたのだろう。パドックでいつもより煩かったのは、馬が走るのに納得した仕上がりでなかったせいか。過去10年で秋華賞勝ち馬はジャパンCで[2−0−0−1]で3冠牝馬ジェンティルドンナ、アーモンドアイが勝っている。アーモンドアイ、クロノジェネシス、2冠馬コントレイル、菊花賞馬と対決が楽しみだ。
マジックキャッスルは道中11番手を進み、勝負どころから直線でデアリングタクトが通った後ろを進み、直線で少し内に切れ込んでメンバー2位タイの35.8秒で伸びて0.2秒差の2着。大野騎手がデアリングタクトが直線で抜け出すとみて尾行し、大外をブン回さなかったことが良かったのだろう。オークス5着、紫苑S4着は直線でごちゃついて脚を余していた。半兄ソーグリッタリングは京都巧者。穴馬で狙ったが、激走する下地はかなり揃っていた。馬場が稍重に回復したことも良かったのだろう。陣営が浜中騎手から大野騎手に替えて勝負を懸けてきたのは、3冠牝馬アパパネ、アーモンドアイを出した国枝厩舎の意地か。重賞で2着が3回ある1勝馬。適条件を選んで使っていけばどこかで重賞を勝てそうだ。
ソフトフルートは出遅れて最後方を進み、大外からメンバー最速の35.7秒で追い込んで0.3秒差の3着。前走夕月特別を2分00秒0で4馬身差で圧勝した馬が9番人気で激走した。最後方から大外をブン回すロスのあるレースでいい脚を長く使っている。スプリンターズSでも最後方からアウィルアウェイが3着に突っ込んでいる。中山も京都も今年は馬場が重く、雨の影響もあるが、内が荒れるのが早い点に注意したい。来年2月で定年になる松田国調教師の管理馬はタイムフライヤー、ハギノアレグリアス、サムシングジャスト、サトノウィザード、ソフトフルートなど走る馬が次々と出てきている。
パラスアテナは後方から捲ってメンバー2位タイの35.8秒で追い込んで0.4秒差の4着。3着とはハナ差。紫苑Sで大外18番枠から外を回って2着に入ったのはダテではなかった。これで稍重では1、4、2、4着。ルーラーシップ産駒で少し緩くて上がりの掛かる馬場もこなすのだろう。444キロの小柄な牝馬だが、パドックではバランスのいい馬体が目立っていた。相馬眼的に良馬場で一変する可能性があるので注意したい。
リアアメリアは5番手から勝負どころで先団に取りついたが、直線で一杯になって1.8秒差の13着。ローズSは前半5F60.9秒、後半5F59.0秒。今回は前半5F59.4秒、後半5Fは61.2秒。上がりの掛かる消耗戦で先行して押し切る地力がないのだろう。17着のクラヴァシュドールもそうだが、中内田厩舎の管理馬は3歳秋または古馬になると急に走らなくなるので注意したい。
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