京王杯2歳S
2020/11/7 東京競馬場 芝1400m

レース展望

過去10年で1番人気は[2−2−2−4]で4連対。過去6年は[2−2−2−0]で複勝率100%。牝馬は[0−2−0−0]で連対を確保。2番人気は[2−1−1−6]で3連対、3番人気は[1−1−0−8]で2連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は45倍、9倍、10倍、2倍、5倍。過去4年は1番人気と2、3、3、5番人気で堅い決着が続いている。

関東馬は[3−3−4−64]で連対率8%、関西馬は[7−7−6−36]で連対率25%。連対数、連対率とも関西馬が優勢。6番人気以下で連対した6頭のうち5頭が関西牡馬だった。穴で6〜9番人気の関西牡馬に注意。牡馬[10−8−10−77]で18連対、牝馬[0−2−0−24]で2連対。牝馬は1番人気のレーヌミノル、アウィルアウェイが2着。4番人気以下は[0−0−0−24]で不振。

リフレイムは新潟芝1600mの新馬戦を逃げて1分34秒8(稍重)で優勝。直線で外に寄れて外ラチ沿いまで行ったが、そこからしぶとく伸びて押し切った。前走東京芝1400mの1勝クラスは最後方からメンバー最速の33.6秒で大外から差し切って1分22秒6で5馬身差で圧勝。新馬戦とは全く違うレースで豪快に差し切った。カフェファラオと同じアメリカンファラオ産駒。まともに走ればあっさりもあるか。

モントライゼは阪神芝1200mの未勝利戦を逃げてメンバー最速の35.0秒で上がって1分10秒2(稍重)で2着に1.7秒差をつけて大差勝ち。前走小倉2歳Sは2番手からメンバー2位の35.7秒で上がって後続を引き離したが、外からメイケイエールに差されて0.2秒差の2着。3着には4馬身差をつけていた。これまで3戦は稍重、稍重、重で馬場が渋ればプラスに働く。川田騎手からルメール騎手に乗り替わる。

函館2歳S勝ち馬リンゴアメ、新潟2歳S2着馬ブルーシンフォニー、前走未勝利戦を勝ったレガトゥス、前走新馬戦を勝ったジャガードなど。土曜は曇り時々雨の予報が出ており、馬場が渋る可能性がある。リンゴアメは前走函館2歳Sを4番手からメンバー3位タイの35.8秒で差し切って1分9秒8で優勝。4着フォドラは小倉2歳Sで3着に入った。1番人気にならない牝馬。データを覆して連対できるか。

ブルーシンフォニーは前走新潟2歳Sで中団からメンバー6位の34.8秒で上がって0.3秒差の2着。4着シュヴァリエローズは萩Sを勝ち、6着セイウンダイモスはサウジアラビアRCで3着に入った。東京コースでは芝1600mの新馬戦を1分37秒2(稍重)で勝っている。近親にOP特別2勝のドーヴァーがいる。勝てば伊藤圭調教師は03年マーチSのスマートボーイ以来となる17年ぶりの重賞制覇となる。


レース回顧

2020年11月 7日(土) 5回東京1日  天候: 曇   馬場状態: 良 
11R  第56回京王杯2歳S
2歳・オープン・G2(馬齢) (国際)(指定)  芝 1400m   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 3  6  モントライゼ       牡 2 ルメール  55  1.21.8 34.5  2 496 (栗)松永幹夫
2 8 17  ロードマックス     牡 2 岩田望来  55  1.21.8 33.7  9 444 (栗)藤原英昭
3 8 16  ユングヴィ         牡 2 柴田善臣  55  1.21.9 34.0  5 452 (美)大江原哲
4 7 14  ストライプ         牝 2 斎藤新    54  1.21.9 34.0  7 510 (美)尾形和幸
5 6 11 $リフレイム         牝 2 木幡巧也  54  1.22.0 33.8  1 488 (美)黒岩陽一
6 5 10  ジャガード         牡 2 M.デム  55  1.22.6 35.0 10 426 (美)和田雄二
7 7 15  レガトゥス         牡 2 戸崎圭太  55  1.22.6 34.4  6 558 (美)木村哲也
8 8 18  ブルーシンフォニー 牡 2 田辺裕信  55  1.22.7 34.4  3 472 (美)伊藤圭三
9 5  9  ファルヴォーレ     牡 2 横山武史  55  1.22.7 34.8 12 442 (栗)高橋義忠
10 2  3  マツリダスティール 牡 2 内田博幸  55  1.22.8 34.3 13 482 [地]菅原勲
11 7 13  クムシラコ         牡 2 嶋田純次  55  1.22.9 34.3 16 456 (美)石毛善彦
12 2  4  リンゴアメ         牝 2 丹内祐次  54  1.23.1 35.4  4 436 (美)菊川正達
13 4  8  オリアメンディ     牝 2 杉原誠人  54  1.23.3 35.7 18 456 (美)斎藤誠
14 1  1  ロンギングバース   牡 2 石橋脩    55  1.23.3 35.8 14 456 (美)竹内正洋
15 3  5  ニシノガブリヨリ   牡 2 松山弘平  55  1.23.5 35.8  8 466 (栗)橋口慎介
16 6 12  タマダイヤモンド   牝 2 津村明秀  54  1.23.7 35.1 17 484 (美)相沢郁
17 4  7  プルスウルトラ     牡 2 江田照男  55  1.24.1 35.9 15 512 (美)手塚貴久
18 1  2  リメス             牡 2 三浦皇成  55  1.25.8 38.7 11 456 (栗)松永幹夫
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LAP :12.1-10.6-12.0-12.4-11.4-11.3-12.0
通過:34.7-47.1-58.5-69.8  上り:69.7-59.1-47.1-34.7  平均:1F:11.69 / 3F:35.06
単勝   6 \300 
複勝   6 \150 / 17 \1180 / 16 \350 
枠連   3-8 \610 (2) 
馬連   06-17 \6140 (19) 
ワイド 06-17 \2270 (21)/ 06-16 \830 (6)/ 16-17 \8030 (56) 
馬単   06-17 \8480 (28) 
3連複 06-16-17 \26110 (70/816) 
3連単 06-17-16 \115050 (318/4896) 

モントライゼは2番手から直線で先頭に立ち、メンバー9位の34.5秒で上がってレースを制した。勝ちタイムは1分21秒8。リメスが逃げて前半3F34.7秒、5F58.5秒のやや緩い流れ。同厩のリメスが逃げて前残りの展開を作り、モントライゼが馬場のいいところを通って2番手から押し切った。ラスト3Fは11.4−11.3−12.0秒。ラスト1Fのラップが落ちており差されてもおかしくないが、JRAが切れる脚がある馬を外枠に入れ、かつ3、4、5着馬は直線でスムーズを欠いたこともあるのだろう。キャロットファームのノーザンファーム生産馬。JRAが枠順でアシストし、騎手もルメール騎手が騎乗した社台の人気馬を負かしに行かない。これが今の競馬の図式。逆に社台の有力馬がいないレースはガチンコ勝負になる。次走は朝日杯FSに向かう予定。

ロードマックスは中団の外からメンバー最速の33.7秒で伸びてクビ差の2着。東京は馬場の内側が荒れており外が伸びるが、ロードマックスは8枠スタートからズムーズなレースができた。3、4、5着馬が直線でスムーズさを欠いたぶん2着に突っ込めたのではないか。前走新潟2歳S7着の走りを見るとここまで変わるとは思えなかったが、藤原英厩舎のディープインパクト産駒で素質と決め手があったということか。ディープインパクト産駒は10週連続重賞で連対中。サラキア(7人気)、マジックキャッスル(10人気)、カツジ(11人気)など人気薄でも連対しているので注意したい。

ユングヴィは7番手からメンバー3位タイの34.0秒で伸びて0.1秒差の3着。4コーナーから直線で外からジャガードに被せられて追い出しが遅れ、外に持ち出すロスがあった。前走は2番手から抜け出して7馬身差で圧勝したが、今回は8枠16番で先行できなかったことも堪えている。次走は自己条件の黒松賞に向かう予定。柴田善騎手は1月の愛知杯をデンコウアンジュで勝ってから馬券圏内がなかったが、京王杯2歳Sでユングヴィ、AR共和国杯でサンアップルトンを3着に持ってきた。54歳のJRA最高齢騎手が頑張っている。

ストライプは7番手からメンバー3位タイの34.0秒で伸びて0.1秒差の4着。直線で外に出せずに荒れた内を突いたことが堪えた。東京では荒れた内を突いた馬は勝ち切れない傾向がある。前走4馬身差で圧勝したが、前半3F33.1秒のハイペースだった。もっと流れて上がりが掛かれば勝ち負けできたのではないか。

リフレイムは中団からメンバー2位の33.8秒で伸びて0.2秒差の4着。直線で外に持ち出すロスがあった。馬込みでタメてまともなレースができたのは今後に向けていい傾向。アメリカンファラオ産駒で馬格のある外国産馬。新馬戦の走りを見ても能力はある。キャリアを積んでレースぶりが安定すれば走ってくる。



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