2020年11月 8日(日) 5回東京2日 天候: 曇 馬場状態: 良
11R 第58回アルゼンチン共和国杯
3歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2500m 18頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 8 18 オーソリティ 牡 3 ルメール 54 2.31.6 34.4 3 512 (美)木村哲也
2 1 2 ラストドラフト 牡 4 戸崎圭太 56 2.31.8 34.2 6 462 (美)戸田博文
3 5 10 サンアップルトン 牡 4 柴田善臣 55 2.31.9 34.1 9 474 (美)中野栄治
4 3 5 ユーキャンスマイル 牡 5 岩田康誠 58 2.32.0 34.6 1 496 (栗)友道康夫
5 7 13 タイセイトレイル 牡 5 坂井瑠星 55 2.32.0 34.7 13 490 (栗)矢作芳人
6 4 8 サンレイポケット 牡 5 荻野極 55 2.32.0 34.4 2 468 (栗)高橋義忠
7 2 3 $ベストアプローチ セ 6 江田照男 56 2.32.1 34.3 15 490 (美)小島茂之
8 8 16 アールスター 牡 5 長岡禎仁 56 2.32.2 34.9 16 504 (栗)杉山晴紀
9 8 17 ゴールドギア 牡 5 田辺裕信 53 2.32.4 34.4 11 482 (美)伊藤圭三
10 5 9 ミュゼエイリアン セ 8 横山和生 53 2.32.6 35.9 17 496 (美)黒岩陽一
11 7 14 オセアグレイト 牡 4 三浦皇成 55 2.32.8 35.9 8 494 (美)菊川正達
12 4 7 アイスバブル 牡 5 横山武史 55 2.33.0 35.4 10 446 (栗)池江泰寿
13 7 15 サトノルークス 牡 4 大野拓弥 56 2.33.4 36.0 5 480 (栗)池江泰寿
14 3 6 トーセンカンビーナ 牡 4 M.デム 55 2.33.5 35.3 12 460 (美)加藤征弘
15 1 1 バレリオ 牡 5 津村明秀 55 2.33.7 36.3 7 504 (美)相沢郁
16 6 11 プリンスオブペスカ 牡 6 丸山元気 54 2.35.1 37.1 18 474 (栗)松永昌博
17 6 12 メイショウテンゲン 牡 4 池添謙一 56 2.35.4 37.6 4 454 (栗)池添兼雄
18 2 4 エアウィンザー セ 6 横山典弘 57 2.37.4 39.5 14 498 (栗)角居勝彦
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LAP : 7.3-11.3-11.1-11.8-12.2-12.1-12.8-12.9-12.6-12.6-11.3-11.2-12.4
通過:*35.6-47.6-59.7-72.2 上り:73.0-60.1-47.5-34.9 平均:1F:12.13 / 3F:36.38
単勝 18 \530
複勝 18 \270 / 2 \460 / 10 \540
枠連 1-8 \2040 (10)
馬連 02-18 \6680 (23)
ワイド 02-18 \2630 (26)/ 10-18 \2620 (25)/ 02-10 \5440 (50)
馬単 18-02 \9590 (33)
3連複 02-10-18 \48220 (136/816)
3連単 18-02-10 \202520 (570/4896)
オーソリティは大外18番枠から3番手につけ、メンバー4位の34.4秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは2分31秒6。ミュゼエイリアンが逃げて前半5F59.7秒。中盤以降に12.8−12.9−12.6−12.6秒と流れが緩んでラスト3F34.9秒、ラップは11.3−11.2−12.4秒の上がり勝負になった。オーソリティは3番手から抜け出す正攻法のレースで快勝。土曜のモントライゼ(ルメール騎手)と同じようなレースだった。3歳馬は古馬相手の芝重賞でサリオス(毎日王冠)しか勝っていなかったが、これで2勝目となった。G2の青葉賞を勝った馬が54キロというのは、過去にAR共和国杯に出走した3歳馬と比べて恵まれていた。社台傘下のシルクHC、ノーザンファーム生産馬、ルメール騎手。JRAは外が伸びる馬場で揉まれない大外枠に入れ、ハンデ54キロでアシストしている。中盤以降に本来なら流れが速くなるところで逆に流れが緩んだことも有利に働いている。誰も社台のルメール騎手を負かしにいかない。特に賞金の高いG1、G2でその傾向が強い。次走は状態面次第で有馬記念を使うことになりそうだ。
ラストドラフトは1枠から道中ロスなく回り、直線で外に出してメンバー2位の34.2秒で伸びて0.2秒差の2着。消耗戦になったAJC杯で勝負どころで不利がありながら3着に突っ込んだ馬。初めての芝2500mである程度のスタミナを示し新味を見せた。母は桜花賞馬マルセリーナ。半弟のヒートオンビートが長い距離で好走を続けて頭角を現してきたことで長い距離を使ったのだろう。次走は昨年2着の中日新聞杯か。
サンアップルトンは中団の後ろからメンバー最速の34.1秒で伸びて0.3秒差の3着。日経賞で最後方からメンバー最速の35.3秒で追い込んで0.4秒差の4着に入った馬が9番人気で激走した。前走オールカマーは休み明けで馬体が12キロ増えて6着に終わったが、ひと叩きされて馬体が8キロ絞れ、気配が良くなっていた。柴田善騎手では[3−1−1−2]。これでG2では4、6、3着。次走は有馬記念、またはAJC杯になりそうだ。
ユーキャンスマイルは中団の後ろから内を通って追い上げ、直線で馬群を割って伸びかけたが、そこから伸び切れず0.4秒差の4着。直線で伸び切れなかったのは、休み明けで58キロを背負い、荒れた内を通り、直線で馬群を捌くのに少し手間取ったことが影響したのだろう。ただし外が伸びる馬場でわざと岩田騎手が内を走らせた感もある。これで58キロを背負ったときは4、4、4、5着。次走ジャパンCは57キロで出走できる。3冠馬3頭を相手にどこまで通用するか。
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