みやこS
2020/11/8 阪神競馬場 ダ1800m

レース展望

過去9年で1番人気は[2−2−1−4]で4連対。単勝1倍台は[2−0−0−0]、2倍台は[0−1−0−4]、3倍台は[0−1−1−0]。2番人気は[4−0−0−5]で4連対、3番人気は[0−1−1−7]で1連対。連対馬11頭が4番人気以内、残る7頭は6、7、7、7、9、9、10番人気。過去6年は32倍、44倍、121倍、17倍、94倍、198倍。6〜10番人気絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬18頭のうち11頭が前走連対。残る7頭は前走ダートのOP以上で3、4、4、5、6、7、8着に負け、2、1、7、10、7、6、4番人気だった。前走OP以上で5着前後に負けた馬の巻き返しに注意。前走ダートのOP以上で3着以下から連対した7頭のうち5頭が2走前にダートで3着以内に入っていた。残る2頭は2走以内にダートで5着以内があった。2戦連続で6着以下に終わった馬は3着以内がなく不振。

クリンチャーはダート[0−4−1−1]、阪神ダート[0−3−1−0]。前走太秦Sは4着に終わったが、直線が平坦の京都の不良馬場で1分48秒1の高速決着だった。ダートを使った当初は後方から捲るレースをしていたが、最近は自在性が増し中団あたりで流れに乗れるようになった。今年の重賞で川田騎手は1番人気なら[2−1−1−9]でダートでは[0−0−0−3]。昨年は1番人気のインティで15着に終わっている。

エアアルマスはダート[4−0−0−1]。前走東海Sは3番手から早めに先頭に立ち、メンバー3位タイの36.0秒で後続を完封し1分50秒2(重)で優勝。2着ヴェンジェンスは昨年のみやこS勝ち馬で平安Sでオメガパフュームの2着に入った。武蔵野Sで砂を被って11着に惨敗したようにまだ危うい部分が残っているが、ダートではまだ底を見せていない。1月以来の出走でどこまで仕上がってくるか。松山騎手が騎乗する。

マーチS勝ち馬スワーヴアラミス、かしわ記念勝ち馬ワイドファラオ、前走太秦Sを勝ったベストタッチダウン、佐賀記念勝ち馬ナムラカメタロー、仁川S勝ち馬ヒストリーメイカーなど。スワーヴアラミスはダ1800m[4−2−0−0]の巧者。前走ブラジルC5着は不甲斐なかったが、中1週、叩き2戦目でどこまで変わるか。ワイドファラオはかしわ記念を勝ち、帝王賞で4着に入った。昨年のみやこSは5着。福永騎手が積極策で粘らせるか。ベストタッチダウンはアンタレスSで14着に終わったが、前走太秦Sを逃げ切った。ワイドファラオとの兼ね合いがカギになる。テン乗りの武豊騎手に乗り替わる。


レース回顧

2020年11月 8日(日) 5回阪神2日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第10回みやこS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1800m   10頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 6  6  クリンチャー       牡 6 川田将雅  57  1.49.9 37.3  1 490 (栗)宮本博
2 7  7  ヒストリーメイカー 牡 6 北村友一  56  1.50.4 37.6  4 528 (栗)新谷功一
3 7  8  エイコーン         牡 5 高倉稜    56  1.51.1 37.7  9 464 (栗)吉田直弘
4 8 10 $エアアルマス       牡 5 松山弘平  58  1.51.2 38.7  3 498 (栗)池添学
5 2  2  マグナレガーロ     牡 5 浜中俊    56  1.51.4 38.6  7 484 (栗)角居勝彦
6 4  4  テーオーエナジー   牡 5 古川吉洋  57  1.51.5 38.4 10 512 (栗)宮徹
7 3  3  ナムラカメタロー   牡 4 石川裕紀  57  1.52.1 38.7  8 504 (美)稲垣幸雄
8 8  9  スワーヴアラミス   牡 5 藤岡康太  57  1.52.1 38.8  5 480 (栗)須貝尚介
9 1  1  ワイドファラオ     牡 4 福永祐一  59  1.53.9 41.0  6 506 (栗)角居勝彦
10 5  5  ベストタッチダウン 牡 4 武豊      56  1.54.4 41.9  2 496 (栗)橋口慎介
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LAP :12.6-11.2-12.7-12.1-11.9-12.0-12.2-12.0-13.2
通過:36.5-48.6-60.5-72.5  上り:73.4-61.3-49.4-37.4  平均:1F:12.21 / 3F:36.63
単勝   6 \340 
複勝   6 \130 / 7 \220 / 8 \730 
枠連   6-7 \1070 (4) 
馬連   06-07 \1110 (5) 
ワイド 06-07 \420 (4)/ 06-08 \1860 (23)/ 07-08 \3840 (33) 
馬単   06-07 \2000 (7) 
3連複 06-07-08 \12180 (43/120) 
3連単 06-07-08 \41220 (153/720) 

クリンチャーは3番手からメンバー3位の37.3秒で抜け出して3馬身差で圧勝した。勝ちタイム1分49秒9は優秀。ベストタッチダウンが逃げて前半5F60.5秒。4F目から12.1秒以下のラップがラスト1Fまで続き、ラスト1F13.2秒。消耗戦で上がりが掛かり、スタミナ&持久力のある馬が上位を独占した。クリンチャーはダートでは中団より後ろから捲るレースをしていたが、3番手から抜け出す盤石のレースぶりで一気にパフォーマンスを引き上げた。良馬場の速い流れで持久力勝負が合うのだろう。芝では京都記念を勝っており、芝ダートで重賞制覇となった。次走はチャンピオンズC。速い流れで持久力勝負ならやれる可能性が出てきた。ただし左回りの芝戦では惨敗続き。初めてとなる左回りのダートがポイントになる。

ヒストリーメイカーは中団からメンバー2位の37.6秒で伸びて0.5秒差の2着。重賞では4戦連続で4着が続いていたが、2戦2勝の阪神ダートで2着に入りようやく賞金を加算できた。阪神ダ2000mの仁川Sでクリンチャーを完封して勝ったが、そのときは斤量3キロ差だった。今回は1キロ差で逆転された。これで地方での勝利を入れると14勝目。6歳馬でも衰えはなく、経験を積んで力をつけている。

エイコーンは最後方からメンバー3位の37.7秒で追い込んで1.2秒差の3着。シリウスSで3着に入った馬がまた9番人気で3着に突っ込んだ。上がりの掛かる消耗戦で展開が嵌まったこともあるが、長い休養から復帰してだいぶ復調してきている。ダ1800mは[2−3−1−1]、ダ1900mは[2−1−1−0]。今後もこれくらいの距離で堅実に走りそうだ。

エアアルマスは2番手から逃げたベストタッチダウンを潰して先頭に立ったが、直線で一杯になって1.3秒差の4着。休み明けで馬体14キロ増で太め残り。松山騎手が外枠から先行し負荷をかけるレースをして次走チャンピオンズCの叩き台に徹した印象。東海Sでヴェンジェンス、インティに勝った馬。これで息ができればチャンピオンズCでやれそうだ。砂を被らないことが条件になる。

ベストタッチダウンはずっとエアアルマスに外からマークされ、3、4コーナーで早めに来られて直線で一杯になり10着。ずっとプレッシャーをかけられて息が入らなかったか。脚抜きのいい馬場ですんなりとしたレースでは強いが、まだモロさが同居している。橋口慎厩舎は重賞[1−3−4−65]でグレイスフルリープ(JBCスプリント・京都)の1勝のみ。重賞で3番人気以内では[0−2−2−4]で未勝利。



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