武蔵野S
2021/11/13 東京競馬場 ダ1600m

レース展望

チャンピオンズCの前哨戦。過去10年で1番人気は[3−2−1−4]で5連対。過去5年は[1−0−0−4]で1連対のみ。19年はエアアルマスが11着、昨年はタイムフライヤーが5着に終わった。2番人気は[1−1−1−7]、3番人気は[1−1−1−7]で各2連対。6〜9番人気が7連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は44倍、139倍、39倍、210倍、107倍でかなり荒れている。

連対馬20頭のうち10頭が前走連対、18頭が前走5着以内。前走6着以下から連対した2頭は前走シリウスSで6、9着に負け、武蔵野Sで8、7番人気だった。前走10着以下は[0−0−1−26]で3着止まり。関東馬[2−0−0−40]で2連対、関西馬[8−10−10−88]で18連対。8年で関西馬がワンツーを決めている。関東馬は16年以降[0−0−0−22]で3着以内がなく不振が続いている。

ソリストサンダーはダートのOP以上では[1−2−2−2]、ダ1600mは[0−2−1−1]で武蔵野S2着、かしわ記念2着、南部杯3着がある。昨年の武蔵野Sは中団の外から2位タイの35.6秒で伸びてサンライズノヴァに0.1秒差の2着。重賞初挑戦で11番人気だった。前走南部杯は好位から伸び切れず、アルクトスに0.4秒差の3着。過去10年で前走南部杯3着以内は[0−1−0−5]で1連対のみ。4戦連続で戸崎騎手が騎乗する。6歳の高齢馬が得意のダ1600mで重賞初制覇なるか。

タガノビューティーは東京ダート[5−3−1−1]で致命的な不利があったユニコーンS13着を除き3着以内を確保。東京ダ1600mは[3−2−1−1]で最速上がりを連発。2走前のオアシスSは11番手から最速の35.6秒で差し切って1分35秒2で優勝。2着ブルベアイリーデはシリウスSで3着に入った。前走欅Sは14番手からメンバー最速の35.2秒で差し切って1分21秒9で優勝。7月以降の重賞で石橋騎手は[0−0−0−10]。西園厩舎はJRAダート重賞[0−2−5−34]で未勝利。

フェブラリーS2着馬エアスピネル、ユニコーンS勝ち馬スマッシャー、エルムS2着馬オメガレインボー、シリウスS3着馬ブルベアイリーデ、フェブラリーS3着馬ワンダーリーデルなど。エアスピネルはダート[0−3−1−3]、東京ダ1600mは[0−2−0−0]でフェブラリーS2着、武蔵野Sで3着がある。前走南部杯は中団の前から伸び切れず0.6秒差の6着。芝ダート問わず叩き2戦目は[1−0−2−6]で1連対のみ。8歳の高齢馬がひと叩きしてどうまで変わるか。テン乗りの田辺騎手が騎乗する。

過去10年でノーザンF生産馬は[0−4−2−20]で1、2、3、4番人気が2着、3、6番人気が3着。勝った馬はいない。サトノアーサー(初ダート)、レピアーウィットが出走する。社台F生産馬は[2−0−3−15]で1、2番人気が勝ち、8、11、13番人気が3着。人気馬が勝ち、人気薄が3着に入っている。エアスピネル、ダイワキャグニー(初ダート)が出走する。ちなみに過去10年で前走芝戦に出走した馬は[0−0−1−8]で3着が1回あるのみ。

穴っぽいところでは、少し大振りしてスリーグランドはどうか。ダートは[5−5−1−6]、左回りは[3−4−0−2]、東京ダートは[2−2−0−1]で連対率80%。今年はバレンタインSを逃げて1分23秒1で3馬身差で圧勝。2着はタガノビューティーだった。欅Sは中団から伸び切れずタガノビューティーに0.6秒差の5着に終わったが、1番人気に支持されていた。初のダ1600mが課題だが、半兄ヒガシウィルウィンは17年のJDD勝ち馬。シニスターミニスター産駒はインカンテーションが武蔵野Sを制している。津村騎手はJRAダート重賞[3−6−5−51]で3着以内に入った14頭のうち8頭が6番人気以下だった。


レース回顧

2021年11月13日(土) 5回東京3日  天候: 晴   馬場状態:稍重
11R  第26回東京中日スポーツ杯武蔵野S
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1600m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 8 16  ソリストサンダー   牡 6 戸崎圭太  56  1.35.0 36.0  3 482 (栗)高柳大輔
2 7 14  エアスピネル       牡 8 田辺裕信  56  1.35.2 36.5  2 482 (栗)笹田和秀
3 6 11  オメガレインボー   牡 5 横山和生  56  1.35.3 35.7  6 460 (栗)安田翔伍
4 5 10  ブルベアイリーデ   牡 5 丸山元気  56  1.35.4 36.1  4 492 (栗)杉山晴紀
5 3  6  スリーグランド     牡 4 津村明秀  56  1.35.4 36.3 11 474 (栗)高橋義忠
6 1  1  タガノビューティー 牡 4 石橋脩    56  1.35.6 36.3  1 518 (栗)西園正都
7 2  3  ワンダーリーデル   牡 8 横山典弘  56  1.35.7 36.1  5 528 (栗)安田翔伍
8 8 15  ダイワキャグニー   セ 7 内田博幸  56  1.35.9 37.3  8 492 (美)菊沢隆徳
9 2  4  テイエムサウスダン 牡 4 岩田康誠  57  1.35.9 37.2  9 544 (栗)飯田雄三
10 6 12  ワイドファラオ     牡 5 柴田善臣  58  1.36.0 36.9 15 512 (栗)辻野泰之
11 5  9  スマッシャー       牡 3 坂井瑠星  56  1.36.2 36.9  7 476 (栗)吉岡辰弥
12 1  2  リアンヴェリテ     牡 7 国分恭介  56  1.36.5 38.0 16 474 (栗)中竹和也
13 4  8  バスラットレオン   牡 3 菅原明良  57  1.36.7 38.1 10 484 (栗)矢作芳人
14 4  7  レピアーウィット   牡 6 横山武史  57  1.37.0 36.1 13 542 (美)堀宣行
15 3  5  ヒロシゲゴールド   牡 6 亀田温心  57  1.37.7 39.2 12 478 (栗)北出成人
16 7 13  サトノアーサー     牡 7 岩田望来  56  1.37.7 38.1 14 480 (栗)池江泰寿
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LAP :12.2-10.6-11.6-12.1-12.0-11.9-11.7-12.9
通過:34.4-46.5-58.5-70.4  上り:72.2-60.6-48.5-36.5  平均:1F:11.88 / 3F:35.63
単勝   16 \660 
複勝   16 \210 / 14 \210 / 11 \280 
枠連   7-8 \1370 (4) 
馬連   14-16 \1790 (4) 
ワイド 14-16 \610 (1)/ 11-16 \900 (11)/ 11-14 \1200 (15) 
馬単   16-14 \3550 (7) 
3連複 11-14-16 \5840 (13/560) 
3連単 16-14-11 \27580 (59/3360) 

ソリストサンダーは大外枠から7番手につけ、メンバー2位の36.0秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分35秒0。リアンヴェリテが逃げて前半3F34.4秒、5F58.5秒の速い流れ。上がりは36.5秒、ラップは11.9−11.7−12.9秒。前に行った馬は一杯になり、差し追い込み馬が突っ込んだ。ソリストサンダーは大外枠からスムーズに進めたことで直線での手応えが良く、直線で楽々と差し切った。前年の武蔵野S2着馬が得意のダ1600mで重賞初制覇を飾った。6歳と8歳の高齢馬で決着。ダート路線は高齢馬が頑張っているが、3、4歳馬のレベルが低いこともあるのだろう。ソリストサンダーは寒くなると調子を上げるタイプ。次走は優先出走権を獲得したチャンピオンズCに向かうことになりそうだ。

エアスピネルは5番手からメンバー8位の36.5秒で伸びて0.2秒差の2着。田辺騎手が外枠から内に入れてロスなく回り、直線で捌いて持ってきた。前につけた馬の中で最先着。今年のフェブラリーSで2着に入ったのはダテではないことを示した。これで東京ダ1600mは武蔵野S3着、フェブラリーS2着、武蔵野S2着で3着以内を確保。芝では富士Sを勝っているが、左回りで直線の長いコースが合うのだろう。次走はチャンピオンズCに向かう予定。

オメガレインボーは後方2番手からメンバー最速の35.7秒で追い込んで0.3秒差の3着。流れが速くなるとみた横山和騎手が後方に控えて末脚の威力を引き出した。以前は前に行くタイプだったが、横山和騎手が騎乗して差すレースが板についてきた。重賞を使われて少しずつ地力が強化されている。

ブルベアイリーデは12番手からメンバー3位タイの36.1秒で伸びて0.4秒差の4着。直線で少しごちゃつき、狭い馬群に突っ込んだことが影響して伸び切れなかった。もう1、2列前につけてスムーズなら馬券圏内があったのではないか。丸山騎手では4、9、4着。陣営はリーディング上位の騎手を確保できなかった。

スリーグランドは中団からメンバー6位タイの36.3秒で上がって0.4秒差の5着。中央の重賞に初めて出走して5着なら上々の内容。1分35秒4で走ってダ1600mにもメドを立てた。ダート走るシニスターミニスター産駒。東京ダ1400mは[2−2−0−1]の巧者。来年の根岸Sで注意したい。

タガノビューティーは10番手から伸び切れず0.6秒差の6着。直線で他馬と接触して下がり、それから大外に出して伸びてきたが、ロスが大き過ぎた。やはり駄乗が目立つ石橋騎手で東京ダ1600mで不利といわれる1枠1番は厳しかった。JRAは1番人気になる馬をわざと不利な1枠1番に入れている。



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