福島記念
2021/11/14 福島競馬場 芝2000m

レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−2−3]で5連対。過去6年は[1−3−1−1]で複勝率83%。2番人気は[4−1−2−3]で5連対、3番人気は[1−2−1−6]で3連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は17倍、23倍、11倍、20倍、11倍。ローカルのハンデ戦だが、過去5年は20倍台までに収まっている。

トップハンデは[1−2−1−11]、1、2番人気は[1−2−1−2]、4番人気以下は[0−0−0−9]で狙えるのは人気馬のみ。斤量増は[0−2−3−13]で2連対のみ。斤量減は[9−6−6−75]で15連対。1キロ減は3番人気以内なら[6−3−1−1]で堅実。ハンデ戦は実力より斤量が軽い馬が激走する。前走負けて斤量が減った馬に注意。

ステイフーリッシュはG3[0−2−3−2]、G2[1−3−3−7]、G1[0−0−1−4]。今年はAJC杯4着、京都記念2着、オールカマー5着、京都大賞典7着。G3の芝2000mは[0−2−3−1]で19年の福島記念でトップハンデ57.5キロを背負って0.2秒差の2着がある。今年もトップハンデ57.5キロを背負う。6月以降の重賞で坂井騎手は[3−2−3−4]で単勝回収率420%、複勝回収率383%。先週は8番人気のキングエルメスで勝ち、6番人気のロードブレスで2着に入った。

アラタは1勝クラス、駒ケ岳特別、STV杯、ケフェウスSを4連勝。前走ケフェウスSは5番手から最速タイの34.0秒で抜け出して優勝。3着マリアエレーナは次走新潟牝馬Sを制した。芝2000mは[3−0−0−3]で現在2連勝中。ハンデは前走より2キロ増の56キロ。重賞実績のあるマイネルファンロン、ヴァンケドミンゴと同じ56キロは少し見込まれたか。小回り巧者。4連勝の勢いで突破するか。

中山金杯2着馬ココロノトウダイ、昨年の福島記念2着馬ヴァンケドミンゴ、昨年の七夕賞2着馬ブラヴァス、小倉記念勝ち馬モズナガレボシ、新潟記念勝ち馬マイネルファンロン、福島牝馬S勝ち馬ディアンドル、京成杯AH2着馬コントラチェックなど。ココロノトウダイは福島芝[3−1−0−0]で芝2000mは[2−0−0−0]。中山金杯2着時より2キロ重い55キロを背負う。ヴァンケドミンゴは福島芝[4−1−1−1]で芝2000m[2−1−1−1]。昨年の福島記念2着時より1キロ重い56キロを背負う。

過去10年でノーザンF生産馬は[1−3−3−28]で6番人気が勝ち、1、1、13番人気が2着、2、4、10番人気が3着。ココロノトウダイ、コントラチェック、ディアンドル、フェアリーポルカ、ブラヴァスが出走する。社台F生産馬は[3−1−2−14]で1、2、3番人気が勝ち、6番人気が2着、1、3番人気が3着。アラタ、エフェクトオン、ステイフーリッシュが出走する。社台追分F生産馬は[0−0−0−2]。サトノエルドールが出走する。

過去10年で10番人気以下は[0−1−1−69]。7番人気前後が連対して穴をあけることが多い。今年はブラヴァス、モズナガレボシ、マイネルファンロン、ディアンドルあたりか。枠順に左右されやすいレースだが、穴っぽいところではマイネルファンロンか。2走前に新潟記念で最速の33.4秒で大外一気を決めて重賞初制覇。ステイゴールド産駒でユーバーレーベンの半兄。手塚厩舎はココロノトウダイと2頭出し。先週怪我から復帰した松岡騎手が騎乗する。過去2年の福島記念は16、15着に惨敗したのは気になるが・・・。


レース回顧

2021年11月14日(日) 2回福島4日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第57回福島記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2000m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 4  8  パンサラッサ       牡 4 菱田裕二  56  1.59.2 37.6  5 474 (栗)矢作芳人
2 6 12  ヒュミドール       セ 5 吉田豊    55  1.59.8 35.6  6 468 (美)小手川準
3 5 10  アラタ             牡 4 大野拓弥  56  1.59.9 35.3  1 458 (美)和田勇介
4 5  9  ステイフーリッシュ 牡 6 坂井瑠星 57.5 1.59.9 37.0  3 468 (栗)矢作芳人
5 6 11  エフェクトオン     牡 5 亀田温心  53  2.00.1 35.4 11 448 (美)久保田貴
6 2  4  ヴァンケドミンゴ   牡 5 酒井学    56  2.00.3 35.8  4 476 (栗)藤岡健一
7 8 15  フェアリーポルカ   牝 5 三浦皇成  55  2.00.5 36.6 12 498 (栗)西村真幸
8 7 14  マイネルファンロン 牡 6 松岡正海  56  2.00.5 36.3 14 478 (美)手塚貴久
9 7 13  バイオスパーク     牡 6 泉谷楓真  57  2.00.7 36.1 13 474 (栗)浜田多実
10 3  6  サトノエルドール   牡 5 横山和生  56  2.00.7 36.5 15 474 (美)国枝栄
11 4  7  モズナガレボシ     牡 4 西村淳也  55  2.00.9 36.0  8 500 (栗)荒川義之
12 1  1  ゴールドギア       牡 6 永野猛蔵  55  2.00.9 36.2 16 482 (美)伊藤圭三
13 3  5  ディアンドル       牝 5 菅原明良  55  2.01.0 38.5 10 504 (栗)奥村豊
14 2  3  ブラヴァス         牡 5 岩田康誠  57  2.01.7 36.8  7 496 (栗)友道康夫
15 8 16  コントラチェック   牝 5 北村宏司 55.5 2.01.9 40.2  9 476 (美)藤沢和雄
16 1  2  ココロノトウダイ   牡 4 丸山元気  55  2.03.4 38.5  2 524 (美)手塚貴久
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LAP :11.9-10.8-10.9-11.9-11.8-11.9-12.4-12.4-12.1-13.1
通過:33.6-45.5-57.3-69.2  上り:73.7-61.9-50.0-37.6  平均:1F:11.92 / 3F:35.76
単勝   8 \900 
複勝   8 \370 / 12 \310 / 10 \180 
枠連   4-6 \2560 (12) 
馬連   08-12 \4470 (17) 
ワイド 08-12 \1420 (16)/ 08-10 \1050 (9)/ 10-12 \810 (4) 
馬単   08-12 \8200 (31) 
3連複 08-10-12 \7500 (14/560) 
3連単 08-12-10 \52260 (132/3360) 

パンサラッサは前半3F33.6秒、5F57.3秒のハイペースで大逃げし、メンバー13位の37.6秒で上がって4馬身差で圧勝した。勝ちタイムは1分59秒2。並の馬なら最後にバタバタになる流れで飛ばして重賞初制覇を飾った。京都芝2000mの未勝利戦を2番手から抜け出して2分8秒4(不良)で2着に2.5秒差をつけて大差勝ちした馬が、ハイペースで逃げて持久力勝負に持ち込み押し切った。ラスト3Fは37.6秒でラップは12.4−12.1−13.1秒。最速上がりで伸びて3着に入ったアラタの上がりは35.3秒でその差は2.3秒差。芝2000mはハイペースになることが少ないため、各騎手が控え過ぎたことも影響しているのだろう。パンサラッサは前走オクトーバーSを前半5F59.3秒で逃げ切ったが、2〜4着は差し追い込み馬だった。鍛え上げられている矢作厩舎の管理馬はタフなレースに強い。ブリーダーズC2勝はそれを如術に示している。ハイペースで飛ばす逃げ馬は貴重な存在。忘れた頃にまた一発がありそうだ。

ヒュミドールは6番手からメンバー3位の35.6秒で上がって0.6秒差の2着。これで福島&小倉の小回りコースでは[2−1−0−0]。福島芝2600mの信夫山特別を勝ち、稍重で持久力勝負になった小倉記念で2着に突っ込んだ馬。ハイペースで持久力勝負になって持ち味を生かせたのだろう。今年の重賞で吉田豊騎手は[0−0−0−16]で追い込むレースをして不振が続いていたが、今回は小倉記念と同様に流れに乗って2着に突っ込んだ。今年17勝で弟の吉田隼騎手は79勝。大きな差をつけられたが、久々にベテランが存在感を示した。

アラタは10番手からメンバー最速の35.3秒で伸びて2着に0.1秒差の3着。少し出遅れていつもより位置取りが後ろになったことが堪えた。それでも4連勝したのはダテではなく、最速上がりを繰り出して3着まで追い上げて地力を示した。来年は芝2000mのG3でチャンスがありそうだ。今年の芝重賞で社台F生産馬は[5−14−10−127]で2、3着が多い。ノーザンF生産馬は[51−45−53−377]。

ステイフーリッシュは4番手からメンバー12位の37.0秒で上がって2着に0.1秒差の4着。トップハンデ57.5キロを背負って先行したが、最後に一杯になって伸び切れなかった。55キロで2着のヒュミドールとは0.1秒差だったが、斤量2.5キロ差があった。次走は父ステイゴールドがラストランを飾った香港ヴァーズ(招待を受諾する方向)になりそうだ。矢作厩舎の管理馬。超絶の激走があるかもしれない。



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