目黒記念
2022/5/29 東京競馬場 芝2500m

レース展望

過去10年で1番人気は[2−2−2−4]で4連対。単勝2倍台は[0−1−0−2]、3倍台は[0−1−1−2]、4倍以上は[2−0−1−0]。単勝オッズが低いほど不振に終わる傾向がある。2番人気は[0−2−0−8]、3番人気は[2−0−1−7]で各2連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が3連対。過去5年の馬連は34倍、192倍、44倍、46倍、29倍で荒れている。G2で重賞実績馬が揃うが、人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

トップハンデは[1−0−2−10]で1連対のみ。唯一連対した馬は58キロを背負い、8番人気で勝ったフェイムゲーム。4番人気以内は[0−0−0−3]。19年は1番人気のブラストワンピースが8着に終わった。今年のトップハンデは57.5キロのアリストテレス、ボッケリーニ。6番人気以下で連対した9頭のうち8頭が前走OP以上で負けていた。そのうち4頭が前走と斤量が同じだった。ハンデキャッパーに評価され、前走4着以下に負けても斤量が減らなかった馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[3−4−4−42]で3、4、8番人気が勝ち、1、1、5、6番人気が2着、1、3、13、15番人気が3着。アリストテレス、ベスビアナイト、ボッケリーニ、マカオンドール、ランフォザローゼスが該当する。社台F生産馬は[0−3−1−15]で2、2、4番人気が2着、7番人気が3着。シルヴァーソニック、バジオウ、ラストドラフトが該当する。社台白老F生産馬は[1−0−1−6]で1番人気が勝ち、9番人気が3着。パラダイスリーフ、フライライクバード、プリマヴィスタが該当する。

アリストテレスは菊花賞でコントレイルにクビ差の2着、不良馬場のAJCCを勝ってG1勝ちが期待されたが、その後はG1、G2で7、4、9、2、9、6着に終わっている。G2では[1−1−0−1]でAJCC1着、京都大賞典2着。東京ではプリンシパルS6着、ジャパンC9着に終わっている。休み明けでトップハンデ57.5キロを背負い、過去アリストテレスで9、6着の武豊騎手が騎乗する。過去10年の目黒記念で武豊騎手は[0−0−0−8]で4着が最高。今年の重賞で武豊騎手は4歳以上では[1−0−2−8]。

ボッケリーニは芝2000m以下を使われていたが、今年は距離を延ばし2走前のAJCCは最内から5位の35.5秒で上がってキングオブコージに0.3秒差の3着。前走日経賞は内ラチ沿いの2、3番手から最速タイの34.6秒で上がってタイトルホルダーにクビ差の2着。タイトルホルダーは次走天皇賞(春)を逃げて圧勝している。ラブリーデイの全弟でキングカメハメハ産駒。浜中騎手はダーツに夢中?で不振が続いていたが、今年の重賞で6番人気以内なら[2−2−2−1]。池江厩舎はシルヴァーソニック(抽選対象)と2頭出し。

ステイヤーズS&阪神大賞典3着馬シルヴァーソニック(抽選対象)、万葉S勝ち馬マカオンドール、昨年の目黒記念勝ち馬ウインキートス、前走メトロポリタンS2着のフライライクバード(抽選対象)、昨年のセントライト記念勝ち馬アサマノイタズラ、前走府中Sを勝ったバジオウ、前走サンシャインSを勝ったパラダイスリーフなど。東京は金曜に雨が降る予報が出ているが、土日は晴れて気温が上がる予報。土曜は31℃、日曜は32℃の予報が出ている。暑さに強いタイプの激走に注意したい。

シルヴァーソニックは天皇賞(春)でスタート直後に落馬競走中止。ステイヤーズS&阪神大賞典3着馬がその2戦より1キロ軽い55キロで出走できる。川田騎手では[1−0−2−1]。マカオンドールは阪神大賞典が0.4秒差の4着、前走天皇賞(春)は後方のまま見せ場なく11着。芝2200〜2600mは[2−3−1−1]。距離短縮、ハンデ55キロで巻き返すか。ウインキートスは昨年スローペースの2番手から2位の32.5秒で上がって2馬身差で圧勝。今年は2キロ増の54キロ。[1−0−2−0]の松岡騎手が騎乗する。



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