2022年 6月12日(日) 1回函館2日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第29回函館スプリントS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1200m 16頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 4 7 ナムラクレア 牝 3 浜中俊 50 1.07.2 34.1 1 462 (栗)長谷川浩
2 6 11 ジュビリーヘッド 牡 5 横山和生 56 1.07.6 34.3 7 480 (栗)安田隆行
3 3 5 タイセイアベニール 牡 7 鮫島克駿 56 1.07.7 33.5 13 488 (栗)西村真幸
4 8 16 レイハリア 牝 4 松岡正海 54 1.07.7 34.8 8 460 (美)田島俊明
5 1 2 キャプテンドレイク 牡 5 藤岡康太 56 1.07.7 34.0 12 482 (栗)今野貞一
6 2 4 キルロード セ 7 菊沢一樹 57 1.07.7 34.6 6 506 (美)田村康仁
7 4 8 ヴェントヴォーチェ 牡 5 西村淳也 56 1.07.7 34.1 2 518 (栗)牧浦充徳
8 8 15 ダイメイフジ 牡 8 菱田裕二 57 1.07.8 33.8 15 532 (栗)森田直行
9 7 14 ローレルアイリス 牝 5 川又賢治 54 1.07.8 34.2 14 444 (栗)杉山佳明
10 3 6 シゲルピンクルビー 牝 4 和田竜二 54 1.07.8 34.6 4 466 (栗)渡辺薫彦
11 6 12 ファーストフォリオ 牝 5 武豊 54 1.07.9 33.7 10 442 (栗)須貝尚介
12 5 9 ボンセルヴィーソ 牡 8 池添謙一 56 1.08.0 34.6 11 486 (栗)池添学
13 2 3 *ライトオンキュー 牡 7 古川吉洋 58 1.08.1 34.7 9 520 (栗)昆貢
14 5 10 ペプチドバンブー 牡 7 松田大作 56 1.08.1 33.4 16 506 (栗)武英智
15 1 1 プルパレイ 牡 3 M.デム 52 1.08.2 34.8 5 490 (栗)須貝尚介
16 7 13 ビアンフェ セ 5 藤岡佑介 57 1.08.3 35.5 3 560 (栗)中竹和也
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LAP :11.7-10.2-10.9-11.2-11.2-12.0
通過:32.8-44.0-55.2-67.2 上り:67.2-55.5-45.3-34.4 平均:1F:11.20 / 3F:33.60
単勝 7 \210
複勝 7 \150 / 11 \490 / 5 \1030
枠連 4-6 \1260 (6)
馬連 07-11 \3000 (10)
ワイド 07-11 \1070 (10)/ 05-07 \2160 (23)/ 05-11 \7290 (58)
馬単 07-11 \3850 (15)
3連複 05-07-11 \25650 (78/560)
3連単 07-11-05 \88700 (266/3360)
ナムラクレアはスタートを決めて3番手につけ、メンバー6位タイの34.1秒で抜け出して2馬身半差で圧勝した。勝ちタイムは1分7秒2。ビアンフェが逃げて前半3F32.8秒のハイペースになったが、上がりが速く3番手と6番手につけた馬で決着。エアレーションをしたソフトな馬場でも高速決着になった。ナムラクレアは先行して抜け出す正攻法のレースで圧勝。これで芝1200mは3戦3勝。50キロの軽量は有利だったが、全く隙のないレースぶりであらためてスプリント適性の高さを示した。ハイペースについて行くスピードがあり、追うと即座に反応できる。ミッキーアイル産駒で運動神経がいいのだろう。今後はサマースプリントシリーズの優勝とスプリンターズSを視野に入れながらセントウルSあたりを使うことになりそうだ。浜中騎手は08年マーメイドS以来14年ぶりに50キロで騎乗した。中間は減量に苦しんでいたが、見事な騎乗だった。今年の重賞では[4−2−2−8]で複勝率50%。1、2番人気では[3−1−0−0]で結果を出している。
ジュビリーヘッドは6番手からメンバー8位の34.3秒で上がって0.4秒差の2着。前走3勝Cの船橋Sを勝った馬が7番人気で激走した。6枠11番スタートから好位につけてスムーズなレースができたことが良かったのだろう。横山和騎手が上手く乗っている。これで芝1200mは[4−4−1−1]、良馬場では[4−4−1−0]で複勝率100%。安田隆厩舎のロードカナロア産駒。12年以降の函館スプリントSで安田隆厩舎は[2−3−0−2]。馬主はキャロットF(社台)。エアレーションをした馬場で6枠11番は好枠だった。昨年札幌スポニチ賞(2勝C)を勝っている。次走はキーンランドCに使ってきそうだ。
タイセイアベニールは後方3番手を進み、メンバー2位の33.5秒で直線で内から捌いて0.5秒差の3着。3〜7着の5頭が同タイムだったが、鮫島駿騎手が上手く捌いて最後にひと伸びして3着を確保した。1分7秒台の決着に強いタイプ。外を回さずに内に突っ込んで捌いてきたことが功を奏した。鮫島駿騎手は昨年6〜8月のスプリント重賞で[1−4−0−0]で5戦連続連対した。今年も夏のスプリント重賞で注意したい。
レイハリアは大外16番枠から2番手につけ、4コーナーで先頭に立つとメンバー13位の34.8秒で上がって0.5秒差の4着。逃げたビアンフェは直線で失速して最下位の16着に惨敗したことを考えるレイハリアは強いレースをしている。昨年葵S、キーンランドCを連勝したのはダテではない。馬体が8キロ増えて過去最高の460キロになり、スプリンターらしい馬体になってきた。夏場に走るタイプ。次走は馬券に絡めたい。
ヴェントヴォーチェは出遅れた後に強引に押して10番手を進み、メンバー6位タイの34.1秒で上がって0.5秒差の7着。高速馬場で出遅れて位置取りが悪くなったことが堪えた。西村騎手はいつも通りゲートを出たとコメントしたところに違和感がある。前走春雷Sと馬体重は一緒だったが、パドックでは馬体が少し緩く映った。前走春雷Sの走りからすぐに重賞を勝てそうな馬。西村騎手は芝重賞で[1−1−1−42]、芝1600m以下の重賞では[0−0−0−16]。乗り替わりが条件になる。
シゲルピンクルビーは3番手につけたが、直線で伸び切れず0.6秒差の10着。上がりはメンバー10位の34.6秒。前走鞍馬Sを1分7秒1で勝ったが、前半3Fは33.6秒だった。今回はビアンフェが飛ばして前半3F32.8秒。4コーナーで勝ったナムラクレアは馬なりだったが、シゲルピンクルビーは和田騎手の手が動いていた。流れが早過ぎて脚をタメられなかったのだろう。大外枠から先行したレイハリアが4着に粘ったことを考えると物足りなさが残る。
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