2022年 7月31日(日) 1回札幌4日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第70回北海道新聞杯クイーンS
3歳以上・オープン・G3(別定) (牝)(国際)(特指) 芝 1800m 14頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 1 1 テルツェット 牝 5 池添謙一 56 1.47.8 34.4 2 436 (美)和田正一
2 3 4 $サトノセシル 牝 6 古川吉洋 55 1.47.8 34.4 8 458 (美)堀宣行
3 2 2 ローザノワール 牝 6 田中勝春 55 1.47.8 35.2 3 474 (栗)西園正都
4 7 12 ルビーカサブランカ 牝 5 横山和生 55 1.47.9 34.3 6 474 (栗)須貝尚介
5 3 3 ホウオウピースフル 牝 5 横山武史 55 1.48.0 35.0 4 500 (美)大竹正博
6 5 8 ラヴユーライヴ 牝 5 菱田裕二 55 1.48.1 34.2 7 448 (栗)矢作芳人
7 6 9 フェアリーポルカ 牝 6 吉田隼人 56 1.48.1 34.4 13 506 (栗)西村真幸
8 8 13 フィオリキアリ 牝 5 藤岡佑介 55 1.48.2 34.6 11 450 (栗)清水久詞
9 5 7 ファーストフォリオ 牝 5 丸山元気 55 1.48.2 35.0 12 438 (栗)須貝尚介
10 6 10 ウォーターナビレラ 牝 3 武豊 52 1.48.4 35.5 1 468 (栗)武幸四郎
11 8 14 ゴルトベルク 牝 5 荻野極 55 1.48.5 35.3 14 426 (美)手塚貴久
12 4 6 メイショウミモザ 牝 5 鮫島克駿 56 1.48.6 35.7 5 452 (栗)池添兼雄
13 4 5 マジックキャッスル 牝 5 浜中俊 57 1.48.8 34.4 10 434 (美)国枝栄
14 7 11 スライリー 牝 4 丹内祐次 55 1.48.9 34.3 9 442 (美)相沢郁
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LAP :12.7-12.2-12.4-12.1-11.8-11.4-11.6-11.6-12.0
通過:37.3-49.4-61.2-72.6 上り:70.5-58.4-46.6-35.2 平均:1F:11.98 / 3F:35.93
単勝 1 \670
複勝 1 \230 / 4 \450 / 2 \230
枠連 1-3 \1840 (6)
馬連 01-04 \6320 (22)
ワイド 01-04 \1660 (21)/ 01-02 \860 (7)/ 02-04 \1580 (19)
馬単 01-04 \12410 (42)
3連複 01-02-04 \12500 (44/364)
3連単 01-04-02 \81050 (260/2184)
テルツェットは1枠1番スタートから内ラチ沿いの7番手につけ、メンバー4位タイの34.4秒で内から抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分47秒8。前に行くラヴユーライヴが出遅れてローザノワールが単騎逃げで前半5F61.2秒のスローペース。内を通った馬が有利な馬場で流れが緩んだことでさらに内が有利になり、1−4−2番枠で決着した。テルツェットは1コーナーで不利を受けたが、直線で狭い最内から伸びて最後はサトノセシルとの叩き合いをハナ差で制した。昨年のクイーンS勝ち馬が他馬より重い56キロを背負って2連覇を達成。勝負根性があり、狭いところに突っ込めるタイプ。JRAが社台の馬を有利な1枠1番に入れたのはかなり匂ったが、予想通り内から捌いて抜け出してきた。これで芝1600〜1800mのG3以下では[7−0−0−1]でトップハンデ56.5キロを背負った中山牝馬S5着を除き勝っている。クラブの規定で6歳になる来年春で引退になる。今後は毎日王冠、府中牝馬Sあたりを使って香港遠征か。ヴィクトリアマイルのように超高速馬場でなければ東京でもやれる。
サトノセシルは3枠4番スタートから中団の内を進み、向こう正面で外に出して押し上げるとメンバー4位タイの34.4秒で上がってハナ差の2着。前2走3勝クラスで2、4着に終わり、格上挑戦できた馬が8番人気で激走した。テルツェットと同様に1コーナーで不利を受けている。勝負どころで外を回っていい脚を長く使ったが、ずっと内ラチ沿いをロスなく回ってきたテルツェットに最後に競り負けた。昨年のクイーンSはテルツェットに0.1秒差の3着にだったが、今年はひとつ着順を上げ、テルツェットとの差を詰めている。2着に入って賞金を加算することができたのは今後に向けて大きい。次走は府中牝馬Sあたりか。
ローザノワールはハナを切って前半5F61.2秒のスローペースで進み、メンバー11位の35.2秒で上がってハナ+クビ差の3着。前走ヴィクトリアマイルで前半5F58.0秒で逃げて3着レシステンシアにハナ差の4着に粘った馬。前に行くラヴユーライヴが出遅れ後方を進み、内を通った馬が有利な馬場で内枠から単騎逃げでスローペースならこれくらい走って当然か。3走前にディセンバーSを勝ったように小回りコースも合っている。田中勝騎手は昨年の芝重賞[0−0−0−5]だったが、今年は[1−1−1−7]で復調してきた。七夕賞をエヒトで勝ったときに久々にカッチースマイルを見て幸せな気分になった。今後も活躍を期待したい。
ルビーカサブランカは外枠スタートから9番手につけ、外を回ってメンバー2位タイの34.3秒で上がって0.1秒差の4着。武豊騎手で出遅れが続いていたが、横山和騎手が中団につけて外からいい脚を長く使ったが、スローペースで届かなかった。勝負どころで前にサトノセシルがいたため、少し追い出しを待つロスがあった。2コーナーから向こう正面で内にいたサトノセシルに外に出させないように馬体を併せていれば勝ち負けできたのではないか。パドックでは馬体のバランスが良くなり、前走より気配が良くなっていた。善戦止まりが続いているが、こういうタイプはレベルの高いレースになると激走する。愛知杯の前は阪神芝2200mのオリオンSを勝っている。
ホウオウピースフルは3枠3番から内ラチ沿いの3番手につけ、メンバー9位タイの35.0秒で上がって0.2秒差の5着。直線で逃げたローザノワールの外に出して横山武騎手が目一杯に追ったが伸び切れず、ローザノワールも交わせなかった。スローペースで内ラチ沿いの絶好位につけただけに物足りない内容。今年の重賞で横山武騎手は[1−1−8−23]で勝率3%、連対率6%、複勝率30%。重賞で1番人気では[1−1−3−5]だが、2番人気以下では[0−0−5−18]で3着止まりが続いている。重賞をひとつ勝つ流れが一変するのではないか。函館でリーディングを獲得したように調子は戻っている。
フィオリキアリは後方からメンバー8位の34.6秒で上がって0.3秒差の8着。直線で前が壁になってほとんど追えず、鞭も入れられなかった。前走五稜郭Sは武豊騎手が直線一気で勝ったが、テン乗りの藤岡佑騎手でまともに走れなかった。昨年以降の芝重賞で藤岡佑騎手は[5−1−5−51]、脚質別では逃げ[4−0−2−7]、先行[1−0−1−10]、差し[0−1−1−16]、追込[0−0−1−16]。脚質に関係なく5番人気以内は[5−1−4−16]、6番人気以下は[0−0−1−34]。人気薄、差し追い込み馬ではほとんど来ていない。
ウォーターナビレラは6枠10番スタートから4番手につけたが、直線で全く伸びずに0.6秒差の10着。道中ずっと外を回ったとはいえ、前半5F61.2秒のスローペース、桜花賞より3キロ軽い52キロでここまで伸びないところを見ると距離1800mが影響したのか。札幌芝1500mの新馬戦を勝っており、洋芝が全くダメな訳ではない。桜花賞で馬体を14キロ絞って目一杯走らせた影響が残っているのか。ファンタジーS、桜花賞でナムラクレア(函館スプリントS)に勝った馬。路線変更もありえる。
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