根岸S
2023/1/29 東京競馬場 芝1400m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−3−0−3]で7連対。55〜56キロは[4−2−0−0]だが、57キロは[0−0−0−3]で不振。2番人気は[1−1−3−5]で2連対、3番人気は[1−2−0−7]で3連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は20倍、12倍、14倍、53倍、36倍で中穴決着が多い。過去2年は1−10番人気、6−4番人気で中穴決着になった。

連対馬20頭のうち12頭が前走連対、17頭が前走4着以内。前走G1を除き4着以内が条件。前走3、4着に負けた馬は[4−1−4−25]で4勝を挙げている。前走OP以上で3、4着に負けた馬の巻き返しに注意。6番人気以下で連対した5頭は差し追い込み馬。流れが速くなり、差し追い込みが決まりやすい。19年は10番人気の8歳馬ワンダーリーデルが最後方から追い込んで2着。穴で決め手のある高齢馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[0−2−1−11]で1、8番人気が2着、15番人気が3着。アドマイヤルプス、ギルデッドミラー、ウオウアマゾンが該当する。社台F生産馬は[2−1−1−11]だが、今年は出走馬がいない。社台馬主の馬はギルデッドミラー(シルクHC)のみ。過去10年で関東馬は[1−0−0−26]で連対はノンコノユメ(6人気、加藤征厩舎)のみ。レモンポップは関東馬(田中博厩舎)。

レモンポップは[6−3−0−0]で前走武蔵野Sは3番手から3位の35.0秒で上がってハナ差の2着。直線で抜け出して粘り込んだが、最後にギルデッドミラーに交わされた。重賞初挑戦、中1週、距離1600mを克服している。東京ダ1400mは[4−0−0−0]で上がりは全て最速。欅Sは1分22秒9(稍重)で2馬身半差で圧勝、ペルセウスSは1分22秒7で4馬身差で圧勝。先行して最速上がりで後続を引き離す隙のないレースぶりだった。レモンポップ、田中博厩舎とも重賞初制覇が懸かる。1番人気、57キロの関東馬。

ギルデッドミラーはダートを使って[2−1−0−0]。NST賞は8番手から3位の35.9秒で差し切って1分10秒1で優勝。グリーンチャンネルCは7番手から2位の34.1秒で上がってデシエルトに0.1秒差の2着。1分33秒6(重)で走り、重馬場の超高速決着に対応している。前走武蔵野Sは7番手から最速タイの34.8秒で差し切って1分35秒6で優勝。2着レモンポップとはハナ差だった。マルシュロレーヌと同じオルフェーヴル産駒。レモンポップをマークして差し切るか。4戦連続で三浦騎手が騎乗する。

昨年の根岸S勝ち馬テイエムサウスダン、同2着馬ヘリオス、同3着馬タガノビューティー、すばるS勝ち馬バトルクライ、同3着馬セキフウ、アハルテケS勝ち馬アドマイヤルプス、昨年のマーチS2着馬ケンシンコウ、ギャラクシーS勝ち馬デンコウリジエールなど。テイエムサウスダンはダ1400m[8−1−1−3]で昨年の根岸Sは8番手から2位の35.8秒で差し切って1分23秒1で優勝。フェブラリーSでは逃げて0.4秒差の2着に粘った。岩田康騎手からテン乗りのルメール騎手に乗り替わる。蛯名厩舎は重賞初制覇が懸かる。

ヘリオスは東京ダ1400m[3−1−0−2]でOP特別を3勝し、昨年の根岸Sで4番手からしぶとく伸びて0.2秒差の2着に入った。その後は地方交流重賞を使われ[0−3−1−1]で南部杯で2着、JBCスプリントで3着に入った。7戦連続で武豊騎手が騎乗する。タガノビューティーは東京ダ1400m[2−2−1−0]で昨年の根岸Sは最後方から最速の35.4秒で追い込んで0,3秒差の3着。展開と位置取りがカギになる。バトルクライは前走すばるSを1分23秒8で優勝。川田騎手、56キロで人気を集めそうだ。



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