日経賞
2023/3/25 中山競馬場 芝2500m

レース展望

天皇賞(春)のステップレース。過去10年で1番人気は[4−3−0−3]で7連対。前走有馬記念は[2−2−0−1]、前走菊花賞連対馬は[0−1−0−1]。2番人気は[1−1−2−6]、3番人気は[2−0−1−7]で各2連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が1連対。過去4年は上位人気馬で決着し、馬連は6倍、12倍、10倍、8倍で堅い決着が続いている。

4歳[6−5−1−15]、5歳[2−2−4−26]、6歳[2−2−2−31]、7歳以上[0−1−3−35]で4歳馬が11連対と多い。6、7歳で3着以内に入った9頭のうち5頭が6番人気以下。穴で前走負けて人気がない高齢馬に注意。有馬記念最先着馬は[3−1−3−4]、1番人気に支持された馬は[2−1−0−1]で連対率75%。過去5年は[1−1−3−1]で複勝率83%。

アスクビクターモアは昨年3冠で皐月賞5着、ダービー3着、菊花賞1着。前走菊花賞は前半5F58.7秒のハイペースで2番手から早めに先頭に立ち、4位の36.9秒で上がって3分2秒4で優勝。ハナ差の2着ボルドグフーシュはその後有馬記念、阪神大賞典で2着、半馬身差のジャスティンパレスは阪神大賞典を制した。中山は[3−1−0−1]で逃げた皐月賞5着を除き連対を確保。タイトルホルダーとの菊花賞馬対決が本番前に実現。休み明け、初の58キロが課題になるが、得意の中山でどんな走りを見せるか。

タイトルホルダーは昨年日経賞、天皇賞(春)、宝塚記念を3連勝。秋は凱旋門賞11着、有馬記念9着に終わった。昨年の日経賞は前半5F63.5秒のスローで逃げ、4位タイの34.7秒で上がって2分35秒4(稍重)で優勝。クビ差の2着ボッケリーニは目黒記念を勝ち、京都大賞典で2着に入った。中山芝は[3−1−0−4]でG2では[2−0−0−1]。昨年の日経賞は57キロ、天皇賞(春)と宝塚記念を58キロで勝っているが、初めて59キロを背負う。本番前に59キロを背負ってどこまで走らせるか。

エリザベス女王杯2着馬ライラック、昨年の日経賞2着馬ボッケリーニ、同3着馬ヒートオンビート、日経新春杯2着馬キングオブドラゴンなど。ライラックは前走エリザベス女王杯で後方2番手から2位の35.5秒で追い込んで0.3秒差の2着同着。フェアリーSを最後方から捲って2冠馬スターズオンアースを差し切った馬が12番人気で激走した。最近の長距離戦で活躍が目立つオルフェーヴル産駒。メンバー最軽量の54キロで出走できる。これまで54キロでは[2−1−1−1]。Mデムーロ騎手が騎乗する。



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