葵S
2023/5/27 京都競馬場 芝1200m

レース展望

重賞昇格後の過去5年で1番人気は[3−0−0−2]で3連対。前走OP特別勝ち馬は[2−0−0−0]、前走ファルコンSは[1−0−0−2]で9着馬が勝ち、2、3着馬が5着。2番人気は[0−1−1−3]、3番人気は[0−1−0−4]で各1連対。6〜9番人気と10番人気以下が各3連対。過去5年は必ず9番人気か連対し、馬連は47倍/69倍、63倍、63倍、265倍、60倍。かなり波乱傾向が強い。

牡馬は[2−2−1−39]、牝馬は[3−4−3−24]で牝馬の連対が多い。牡馬は2番人気以内[2−1−0−3]だが、3番人気以下は[0−1−1−35]。6番人気以下の牝馬は[2−3−1−20]で5連対。穴で牝馬に注意。6番人気以下で連対した6頭のうち5頭が前走重賞&OP特別で3、5、6、13、13着に負けていた。6頭のうち4頭が道中2番手以内につけていた。穴で逃げ先行タイプの牝馬に注意。

過去5年でノーザンF生産馬は[1−0−2−11]で1番人気が勝ち、2、9番人気が3着。エレガントムーン、コーパスクリスティ、トールキンが該当する。社台F生産馬は[0−1−0−1]で2番人気が2着。モズメイメイが該当する。社台白老F生産馬は[0−0−0−2]。アルーリングビューが該当する。G1にほとんど関係しない3歳短距離重賞で社台系生産馬の出走は少なく、過去5年で連対したのは2頭のみ。

ビッグシーザーはデビューから全て芝1200mを使われ[4−1−1−0]で現在未勝利、福島2歳S、中京2歳S、マーガレットSを4連勝中。前走マーガレットSは4番手から2位の34.5秒で抜け出して1分8秒6で2馬身差で圧勝。直線で馬群を捌いて追い出すと一瞬のうちに抜け出して最後は流す余裕があった。バンブー牧場生産のビッグアーサー産駒。他馬より1キロ重い57キロを背負うのは前走と同じ。前に行ってひと脚使えるため、簡単には崩れなさそうだが、これまで全て7番枠より内だった。枠順に注意したい。

モズメイメイは[3−0−1−1]で芝1600mの新馬、こぶし賞、チューリップ賞を勝っている。チューリップ賞は前半3F35.2秒、5F59.9秒で逃げ、10位タイの34.1秒で上がって1分34秒0で優勝。ラスト3Fは11.3−10.9−11.9秒だった。2着コナコースト、3着ペリファーニアは桜花賞で2、3着に入ったが、モズメイメイは桜花賞で逃げて1.1秒差の13着に終わった。芝1400mはつわぶき賞で1分20秒9で走って0.1秒差の3着がある。リアルインパクト産駒。初の芝1200mがどう出るか。

ファルコンS勝ち馬タマモブラックタイ、シンザン記念2着馬ペースセッティング、京王杯2歳S&フェアリーS3着馬スピードオブライト、橘S勝ち馬ルガル、同3着馬テラステラ、マーガレットS2着馬ブーケファロス前走1勝クラスを勝ったアルーリングビュー、グランテスト、カンチェンジュンガなど伏兵は多士済々。タマモブラックタイはファルコンSを4番手の内から抜け出して1分22秒6(重)で優勝。芝1200mは[2−1−0−0](全て稍重)であざみ賞(1勝C)を勝っている。角田和騎手は重賞初制覇が懸かる。

ペースセッティングは芝1200m[1−1−0−0]で小倉の未勝利戦を逃げて1分7秒9でビッグシーザーに3馬身差をつけて勝っている。シルクHC&安田隆厩舎。先週のオークスでイングランドアイズでなぜか先行して16着に終わったテン乗りの横山和騎手に乗り替わる。外枠でもハナか。ルガルは芝1400mの1勝クラスでアルーリングビューにハナ差の2着。前走橘Sを2番手から最速の35.9秒で抜け出して1分23秒1で5馬身差で圧勝。2着テラステラは万両賞でペースセッテイングに勝っている。ドゥラメンテ産駒。



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