クイーンC
2024/2/10 東京競馬場 芝1600m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−1−2−3]で5連対。単勝1倍台は[2−0−0−0]、2倍台は[2−0−0−1]、3倍台は[0−1−2−2]。信頼度は単勝オッズに比例する。2番人気は[4−2−1−3]で6連対、3番人気は[1−2−2−5]で3連対。連対馬18頭が5番人気以内、残る2頭は6、7番人気。過去5年の馬連は2倍、9倍、25倍、8倍、18倍。上位人気馬が堅実で荒れても中穴止まり。

連対馬15頭が前走連対、18頭が前走5着以内。前走重賞で3着以内に入った馬が活躍している。前走6着から連対した2頭は前走重賞だった。前走7着以下は3着止まり。惨敗馬が巻き返して連対したことはない。関東馬[6−5−7−89]、関西馬[4−5−3−26]でほぼ互角。過去5年で5番人気以内の関西馬は[2−3−1−1]だが、関東馬は[2−2−2−12]。人気の関東馬は取りこぼしが多い。

過去10年でノーザンF生産馬は[8−7−8−24]で1、1、1、2、2、2、3、6番人気が勝ち、2、2、3、3、5、5、5番人気が2着、1、1、2、3、3、6、7、7番人気が3着。アドマイヤベル、アルセナール、クイーンズウォーク、サフィラ、ルージュサリナス、ルージュスエルテが該当する。社台馬主の馬はクイーンズウォーク(サンデーR)、アルセナール(キャロットF)、サフィラ(シルクHC)の3頭。

サフィラは[1−1−1−1]でアルテミスSは6番手から2位の33.4秒で上がって0.3秒差の2着。前走阪神JFは11番手の外から6位タイの34.2秒で上がって0.9秒差の4着。外枠で位置取りが悪くなったことが堪えた。シルクHCで7000万円で募集されたハーツクライ産駒でサリオスの全妹で半姉サラキアを管理した池添学厩舎の管理馬。アルテミスS2着がある東京マイルで賞金を加算してクラシック出走を確定させるか。昨年以降の重賞で松山騎手は1番人気では[0−0−0−6]、2番人気では[1−2−2−3]。

クイーンズウォークは京都芝1800mの新馬戦で4番手から最速の33.6秒で上がって0.1秒差の2着。前走阪神芝1800mの未勝利戦は5番手から最速の33.7秒で差し切って1分48秒3で優勝。レースのラスト3Fは11.8−11.4−11.2秒で尻上がり。川田騎手は鞭を入れておらず、最後は流す余裕があった。サンデーRで7000万円で募集された中内田厩舎のキズナ産駒でグレナディアガーズの半妹。520キロの大型馬。初の東京、芝1600m、長距離輸送を克服できるか。川田騎手は昨年ハーパーで勝っている。

東京の新馬戦を勝ったアルセナール、東京の1勝Cを勝ったルージュスエルテ、赤松賞2着馬テリオスサラ、中山の新馬戦を勝ったサクセスカラー、百日草特別3着馬アドマイヤベル、中山の未勝利戦を勝ったモリノレッドスターなど。アルセナールは東京芝1600mの新馬戦を7番手から最速の34.2秒で差し切って1分36秒1で優勝。エンジンの掛かりは遅いが、坂を上がってから一気に交わして最後は流す余裕があった。キャロットFで7000万円で募集されて木村厩舎のエピファネイア産駒でナミュールの半妹。鞍上はルメール騎手。

ルージュスエルテは新潟芝1400mの未勝利戦を逃げて最速タイの35.7秒で上がって1分22秒5で5馬身差で圧勝。前走東京芝1400mの1勝Cは前半3F37.6秒で逃げ、最速タイの33.4秒で上がって5馬身差で圧勝。東京ホースRで4200万円で募集された国枝厩舎のハーツクライ産駒でレッドジェネシス(京都新聞杯)の半弟。単なる逃げ馬ではない。穴っぽいところではテリオスサラか。前走フェアリーS7着は出遅れてまともに走っていない。赤松賞ではステレンボッシュ(阪神JF2着)に0.1秒差の2着に入った。北海道サマーセールで495万円で取り引きされたロジャーバローズ産駒。テン乗りの戸崎騎手が騎乗する。



[Home]