共同通信杯
2024/2/11 東京競馬場 芝1800m

レース展望

過去10年で1番人気は[1−3−2−4]で4連対。関東馬は[1−2−1−1]だが、関西馬は[0−1−1−3]で取りこぼしが多い。2番人気は[1−0−3−6]で1連対、3番人気は[5−2−1−2]で7連対。3番人気の連対が多い。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は6、6、6、7番人気。過去5年の馬連は3倍、25倍、81倍、9倍、19倍。本命を押さえ、人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

連対馬20頭のうち15頭が前走3着以内、18頭が前走5着以内。前走1勝クラスは前走3着以内が条件。前走重賞から連対した8頭のうち6頭が前走5着以内。前走重賞6着以下は[0−1−1−16]で1連対のみ。6、7番人気で連対した4頭は芝1800m〜2000mで勝ち星があった。さらに4頭のうち3頭は前走新馬戦1着、1勝クラス1、2着で連対していた。穴で前走条件戦で連対した中距離で勝ち星がある馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[5−7−7−22]で2、3、3、4、6番人気が勝ち、1、1、1、3、3、5、7番人気が2着、1、1、2、2、2、3、4番人気が3着。ジャスティンミラノ、ショーマンフリート、ミスタージーティーが該当する。社台F生産馬は[0−0−0−10]で不振。ジャンタルマンタル、フォスターボンド、ベラジオボンドが該当する。社台馬主の馬はジャンタルマンタル(社台RH)のみ。

ジャンタルマンタルは新馬、デイリー杯2歳S、朝日杯FSを3連勝。前走朝日杯FSは内ラチ沿いの7番手から勝負どころで押し上げ、3位の34.8秒で抜け出して1分33秒8で優勝。社台RHで3000万円で募集されたパレスマリス産駒で母インディアマントゥアナは米G3勝ち馬。父パレスマレスはジャスティンパレス、アイアンバローズの半兄。パレスマリス産駒はシンザン記念をノーブルロジャーが制している。芝1800mの新馬戦を勝っているが、左回りは初めて。川田騎手は昨年1番人気のダノンザタイガーで3着だった。

エコロヴァルツは新馬、コスモス賞を2連勝。前走朝日杯FSは1枠1番から最後方を進み、最速の34.1秒で大外から追い込んで0.1秒差の2着。スタートと3コーナー手前でごちゃついて最後方からのレースになったが、大外から強烈な末脚で伸びてきた。乱ペースで上がりが掛かったことがプラスに働いたが、前2走前に行って押し切った馬が最速上がりで追い込んで絶対能力の高さを示した。ブラックタイド産駒で近親にヴェントヴォーチェがいる。過去10年で武豊騎手は[0−0−1−5]、3番人気以内では[0−0−0−4]。

東京の新馬戦を勝ったジャスティンミラノ、阪神の新馬戦を圧勝したベラジオボンド、ホープフルS5着馬ミスタージーティー、阪神の未勝利戦を勝ったフォスターボンド、シンザン記念5着馬ショーマンフリートなど。ジャスティンミラノは東京芝2000mの新馬戦を2番手から2位の33.4秒で抜け出して2分2秒0で優勝。捲ってきたヘデントールを完封した。友道厩舎のキズナ産駒。戸崎騎手に乗り替わる。ショーマンフリートはシンザン記念で6番手から伸び切れず0.6秒差の5着。新馬戦とは違う流れ、緩い馬場、馬体18キロ増が影響したか。週末は晴れる予報。今の東京の高速馬場で一変するのかどうか。ルメール騎手が騎乗する。



[Home]