阪急杯
2024/2/25 阪神競馬場 芝1400m

レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−1−5]で4連対。単勝1倍台[0−0−0−3]、2倍台[1−1−0−1]、3倍以上[2−0−1−0]で断然人気は不振。2番人気は[3−1−2−4]で4連対、3番人気は[0−1−0−9]で1連対。6番人気以下で連対した7頭は6、7、7、8、9、10、11番人気。過去5年の馬連は131倍、49倍、58倍、30倍、24倍。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

前走連対していた馬は5頭のみ。前走10着以下に惨敗した4頭が連対している。18年に前走16着馬が勝ったように前走着順は不問。近年は前走重賞で4着前後に負けた馬が巻き返すことが多い。6番人気以下で連対した7頭は5、5、6、6、7、7、8歳馬。7頭のうち5頭に重賞3着以内、残る2頭は芝1400m巧者だった。前走10着以下が2頭いる。穴で重賞3着以内、または芝1400m巧者の高齢馬に注意。

過去10年でノーザンF生産馬は[3−2−3−19]で1、1、2番人気が勝ち、4、10番人気が2着、2、6、9番人気が3着。サンライズロナウド、カリボール、カルロヴェローチェが該当する。社台F生産馬は[2−2−3−19]で2、6番人気が勝ち、4、9番人気が2着、2、5、5番人気が3着。ルプリュフォールが該当する。今年は社台馬主の馬の出走がない。

ウインマーベルは22年のスプリンターズS2着馬。昨年は京王杯SCで5番手から10位タイの33.2秒で上がって0.1秒差の2着。前走阪神カップは5番手から9位タイの34.5秒で抜け出して1分19秒3で優勝。前年の2着馬グレナディアガーズ、阪急杯勝ち馬アグリを完封した。芝1400mは[2−1−0−2]、前半3F33秒台なら[2−0−0−0]。これまで稍重以上では道悪は[1−0−1−4]。他馬より重い58キロを背負うが、馬場が渋ったときにどう出るか。今年の重賞で松山騎手は[0−0−0−10]。

ダノンティンパニーは阪神芝1400mの山陽特別、六甲アイランドSを2連勝。山陽特別は6番手から最速の34.0秒で差し切って1分20秒4で5馬身差で圧勝。六甲アイランドSは10番手から3位の35.1秒で差し切って1分20秒3で優勝。前走ニューイヤーSは内ラチ沿いをロスなく回ったが、勝ったパラレルヴィジョンに直線で前に入られてスムーズさを欠き0.3秒差の5着。中内田厩舎のディープインパクト産駒。6歳馬だが、まだ8戦してしていない。ルメートル騎手は今年の重賞[0−0−0−6]で4着が最高。

3連勝でOP入りしたアサカラキング、阪神カップ4着馬グレイイングリーン、ファルコンS2着馬カルロヴェローチェ、セントウルS3着馬スマートクラージュ、3連勝でOP入りしたサトノレーヴ、ムルザバエフ騎手が騎乗するボルザコフスキーなど。アサカラキングはジングルベル賞を前半3F33.9秒で逃げ、1分20秒3で3馬身差で圧勝。山城Sは前半3F34.0秒で逃げ、1分20秒9で2馬身半差で圧勝。昨年の阪急杯は3連勝でOP入りしたアグリが2番人気で優勝。開幕週の馬場を味方に斎藤騎手がハナを切って粘り込むか。

グレイイングリーンは阪神芝1400m[2−0−2−3]。過去2年の阪急杯は0.6秒差の5着、0.6秒差の4着。前走阪神カップは13番手から2位タイの33.9秒で上がって0.2秒差の4着。今回はウインマーベルより1キロ軽い57キロで出走できる。カルロヴェローチェは昨年のファルコンSで4番手から2位タイの35.5秒で上がってハナ差の2着。道中掛かって頭を上げ、直線で馬群を捌くのに苦労していた。前走骨折明けの洛陽Sは馬体22キロ増で16着。シルバーステート産駒。叩き2戦目、道悪で一変するか。



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