オークス
2024/5/19 東京競馬場 芝2400m

レース展望

過去10年で1番人気は[6−2−0−2]で8連対。単勝1倍台は[3−1−0−1]、2倍台は[2−1−0−0]、3倍以上は[1−0−0−1]。2番人気は[1−3−3−3]で4連対、3番人気は[3−0−1−6]で3連対。6〜9番人気、10番人気以下は各2連対。過去5年の馬連は251倍、18倍、18倍、81倍、5倍で堅いか波乱両極端。19年は12番人気、22年は10番人気が2着に来て荒れた。

連対馬17頭が前走3着以内。前走桜花賞4、4、9着から連対した3頭は2走前に重賞を勝っていた。過去6年の連対馬12頭のうち8頭が前走1着、全馬が前走4着以内だった。前走重賞で好走した馬に注目したい。連対馬12頭が桜花賞組。そのうち11頭が桜花賞で4着以内に入っていた。距離は全く違うが、長い直線で末脚の威力が問われるのは同じ。桜花賞で3位以内の上がりを繰り出して好走した馬に注目したい。

ステレンボッシュは[3−2−0−0]で阪神JFを11番手から最速の33.5秒で上がってアスコリピチェーノにクビ差の2着。前走桜花賞は11番手から3位の33.4秒で差し切って1分32秒2で優勝。モレイラ騎手が4コーナーで内から上がってアスコリピチェーノを外に振ったことが勝負の分かれ目だった。今回は前2走接戦したアスコリピチェーノはいない。馬体の造り、血統面から距離をこなすタイプ。不安があればテン乗りの戸崎騎手か。東京芝2400mのG1で戸崎騎手は[0−5−0−25]、オークスは[0−3−0−8]で2着が多い。

スウィープフィートは[2−2−1−2]でチューリップ賞を出遅れて後方3番手から最速の34.3秒で差し切って1分33秒1(稍重)で優勝。桜花賞は出遅れて最後方から2位の33.0秒で追い込んで0.2秒差の4着。直線でライトバックにブロックされて外に出せず、馬群に突っ込んで捌いた後に大外に持ち出すロスがあった。阪神JF(永島まな騎手)で穴馬で狙った馬が、武豊騎手に乗り替わって頭角を現してきた。スワーヴリチャード産駒で母の父はディープスカイ、祖母にスイープトウショウ。先週のナミュールのように今週も出遅れて終了なのか。

桜花賞3着馬ライトバック、同8着馬クイーンズウォーク、同13着馬チェルヴィニア、忘れな草賞勝ち馬タガノエルピーダ、フローラS勝ち馬アドマイヤベル、フラワーC勝ち馬ミアネーロ、スイートピーS勝ち馬コガネノソラ、阪神JF4着馬サフィラ、フローラS2着馬ラヴァンダなど伏兵は多士済々。ライトバックは桜花賞で出遅れて後方2番手から最速の32.8秒で追い込んで0.1秒差の3着。出遅れた坂井騎手は「今日はポジションを気にせず、この馬のリズムで運んだ」とコメント。勝負のG1でポジションを気にしないのか・・・。茶木厩舎は重賞[0−0−1−7]。

クイーンズウォークはクイーンCを11番手から最速の33.4秒で差し切って1分33秒1で優勝。桜花賞は8番手の内から8位の34.1秒で上がって0.6秒差の8着。今回は陣営が目標にしてきたオークス。昨年リバティアイランドで圧勝した川田騎手&中内田厩舎が本領発揮か。チェルヴィニアはアルテミスSを最速の33.3秒で差し切って1分33秒6で優勝。桜花賞は大外18番枠から6番手につけ、直線で一杯になって1.2秒差の13着。惨敗した敗因は何なのか。母はオークス2着馬チェッキーノ。東京芝2400m、ルメール騎手でどこまで変わるか。

<今年の桜花賞予想結果>(競馬アナリストGM)

阪神11R 桜花賞
高確信度勝負R
◎ステレンボッシュ 1着
穴▲ライトバック 3着(7人気)
△アスコリピチェーノ 2着
単勝430円本線的中!
馬単1,240円本線的中!
馬連620円本線的中!
ワイド970円本線的中!
ワイド280円本線的中!
3連複3,260円的中!
3連単11,470円的中!

<過去のオークス主な予想結果>(競馬アナリストGM)

東京11R オークス
◎リバティアイランド 1着
超大穴△ドゥーラ 3着(15人気)
注ハーパー 2着
馬連590円的中!
ワイド2,610円本線的中!
3連複16,840円的中!
3連単34,140円的中!

★ドゥーラの予想コメント

超大穴はドゥーラ。札幌芝1800mの未勝利戦で外に乗れながらドゥラエレーデ(ホープフルS)を子供扱いして勝っている。札幌2歳Sを外から差して勝ったが、2着ドゥアイズは阪神JF3着、クイーンC2着、桜花賞5着。ドゥーラは阪神JFは出遅れて最速の35.0秒で追い込んで0.7秒差の6着。チューリップ賞は直線で挟まれる大きな不利があり15着。桜花賞は出遅れて最後方から早めに動いて14着。

前3走はまともに走っていない。リバティアイランドと同じドゥラメンテ産駒で近年の重賞で活躍が目立つ母の父キングヘイロー。馬体の造りから距離が延びて良さが出そうなタイプ。右回りは外にモタれるため、左回りが合う可能性もある。チューリップ賞で1番人気に支持された馬。関西G1で不振な戸崎騎手から乗り慣れた斎藤騎手に戻る。リバティアイランドが中団から前を一掃すると体力と末脚の威力で超絶の激走がある。

東京11R オークス
穴◎カレンブーケドール 2着(12人気)

★カレンブーケドールの予想コメント

穴馬カレンブーケドールを狙う。新馬戦は中団からメンバー最速の33.0秒で伸びてダノンキングリーに頭差の2着。ダノンキングリーの上がりを0.4秒上回った。ダノンキングリーは共同通信杯でその後NHKマイルCを勝ったアドマイヤマーズを子供扱いし、皐月賞では頭+ハナ差の3着に入った。東京の未勝利戦は直線で前が詰まってまともにおえず3着。中山の未勝利戦は好位から尻上がりラップでまとめて快勝。

クイーンCは4番手からメンバー4位の33.6秒で伸びてクロノジェネシスに0.2秒差の4着。直線でフラフラしたようにまだ全体的に緩さがあった。前走スイートピーSは出遅れた後に外から上がって行き、メンバー5位タイの33.1秒で抜け出して1分47秒7で優勝。同厩の3着馬セリユーズは相馬眼的に重賞を勝てる器。出遅れた後に外から上がっていい脚を長く使い、早め先頭からセリユーズに勝ったことを評価したい。

スイートピーSは休み明けだったが、クイーンCのときよりも仕上げが進み、少し馬体が成長してパンとしていた。東京では前が詰まった未勝利戦を除き、道中8、4、7番手につけて33.0秒、33.6秒、33.1秒で上がっている。馬体の造りが目立つ馬で相馬眼的に距離をこなすタイプ。スイートピーS組不振、津村騎手で人気はないが、7番手前後で折り合って33秒台の末脚を繰り出せれば、大観衆を震撼させる大激走がある。



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