過去10年で1番人気は[2−4−1−3]で6連対。1〜4枠は[1−4−0−0]だが、5枠より外は[1−0−1−3]。2番人気は[0−2−3−5]で2連対、3番人気は[1−0−1−8]で1連対のみ。連対馬15頭が5番人気以内、残る5頭は6、7、9、11、12番人気。過去5年の馬連は73倍、93倍、60倍、40倍、14倍で荒れている。過去5年で3番人気以内は[1−1−2−11]で2連対のみ。
連対馬16頭が前走5着以内。前走6着以下から連対した4頭には芝1800m重賞で3着以内があった。芝1800m重賞実績があれば前走6着以下から巻き返す。前走10着以下は[0−0−2−25]で3着が2回あるのみ。連対馬6頭に芝1800m以上で重賞勝ち、残る14頭のうち11頭に芝1800m以上で重賞3着以内があった。G2で中距離重賞実績が問われる。同距離の芝1800m重賞で連対がある馬に注意。
マスクトディーヴァは[4−1−1−2]でローズS、阪神牝馬Sを勝ち、秋華賞で2着、ヴィクトリアマイルで3着がある。前走ヴィクトリアマイルは7番手から5位の34.1秒で上がって0.2秒差の3着。直線で挟まれて減速する致命的な不利があった。芝1800mは[2−0−0−0]で1勝CとローズSを勝っている。他馬より1キロ重い56キロは阪神牝馬Sで経験済み。過去10年で川田騎手は[0−0−0−4]。
ブレイディヴェーグは[3−2−0−0]で前走エリザベス女王杯を5番手から抜け出して2分12秒6で優勝。デビューから5戦目でG1初制覇を飾った。ローズSではマスクトディーヴァに0.2秒差の2着に負けたが、出遅れて位置取りが悪くなり、直線でごちゃついて追い出しが遅れるロスがあった。東京芝は最速上がりで2戦2勝。長期休み明けと57キロがどう出るか。過去10年でルメール騎手は[2−2−0−3]。
ヴィクトリアマイル2着馬フィアスプライド、福島牝馬S勝ち馬コスタボニータ、昨年のオークス2着馬ハーパー、芝1800mで4勝を挙げているアスコルティアーモ、中山牝馬S勝ち馬コンクシェル、昨年の紫苑S勝ち馬モリアーナなど伏兵は数多い。フィアスプライドはヴィクトリアマイルで3番手から9位の34.9秒で上がって0.2秒差の2着。前半5F56.8秒のハイペースで先行してルメール騎手が粘らせた。芝1800mは[2−0−1−7]。国枝厩舎のディープインパクト産駒。テン乗りのMデムーロ騎手が騎乗する。
穴っぽいところでは、コンクシェル、ライラックはどうか。コンクシェルは芝1800m[4−0−0−2]で中山牝馬Sを逃げ切っている。東京の初音S(3勝)は2番手から6位タイの33.5秒で抜け出して1分45秒5で3馬身差で圧勝。内めの枠を引いて内を通って前に行った馬が残る馬場になれば。ライラックは22年のエリザベス女王杯でウインマリリンと2着同着があり、昨年の府中牝馬Sで0.1秒差の3着に入った。東京芝1800mは[1−0−1−0]。昨年は3位タイの33.0秒で上がって上がり勝負に対応している。
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