東海S
2025/7/27 中京競馬場 ダ1400m

レース展望

今年からプロキオンSが東海Sに名称変更された。過去10年のプロキオンSで1番人気は[2−3−0−5]で5連対。中京ダ1400mで行われた6年では[1−3−0−2]。2番人気は[2−1−2−5]、3番人気は[0−3−0−7]で各3連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は8、9、14、14番人気。中京ダ1400mで行われた6年の連対馬は全て5番人気以内で馬連は20倍台までに収まっている。

中京で行われた過去6年の年齢別では3歳[0−0−0−1]、4歳[4−3−0−10]、5歳[1−2−2−17]、6歳[1−0−1−16]、7歳以上[0−1−3−28]。4歳馬は3番人気以内なら[3−3−0−1]で堅実。中京で行われた過去6年の連対馬の脚質は、逃げ3先行4、差し2追込3。道悪で行われた4年の勝ち馬は道中2、1、4、1番手につけていた。馬場が渋ったら前に行ける馬、特に逃げ馬に注意。

ビダーヤは芝1400mは[1−2−3−1]で勝ち切れないレースが続いたが、ダ1400mを使うと1、2、3勝C、欅Sを4連勝。鎌倉S(3勝C)は6番手から3位の35.0秒で上がって1分22秒9(稍重)で3馬身差で圧勝。前走欅Sは7番手から2位の35.1秒で上がって1分23秒2で優勝。クビ差の2着インユアパレスは次走天保山S4着、0.3秒差の3着コンクイスタは次走天保山S1着。矢作厩舎のリアルスティール産駒でシャケトラの半弟。前2走はモレイラ、レーン騎手。今回は坂井騎手が騎乗する。

ヤマニンウルスは新馬、1、2、3勝C、プロキオンSを5連勝。その後は名古屋大賞典6着、小倉大賞典10着、コーラルS3着、アンタレスS7着で連対がない。阪神ダ1400mのコーラルSは3番手から3位の35.9秒で上がって0.1秒差の3着。連対した2頭より2キロ重い59キロを背負い、初のダ1400mだった。前4走は58キロを背負っていたが、今回は57キロで出走できる。57キロ以下では[5−0−0−0]で57キロでは雅S、プロキオンSを勝っている。ダ1400m、57キロ、武豊騎手で一変するか。

ダート重賞で2着が3回あるオメガギネス、根岸Sで3、4着があるサンライズフレイム、天保山S勝ち馬コンクイスタ、欅S2着馬インユアパレス、オータムリーフS勝ち馬ライツフォル、前3走地方交流重賞2着のサンライズホーク、カペラS2着馬クロジシジョー、根岸S3着馬アルファマムなど伏兵は数多い。オメガギネスは前3走ダ1800m重賞で10、7、6着で精彩を欠いている。ダ1600mでは[1−0−1−1]で不良馬場のグリーンチャンネルCを圧勝。安田翔厩舎に転厩して2戦目、初のダ1400mでどこまで変わるか。

サンライズフレイムはダ1400m[6−1−2−2]で良馬場では[3−1−2−0]。重ハンデを背負うことが多いが、ダ1400mで57キロ以下では[4−0−1−1]。出遅れがあり脚質が安定しないが、菱田騎手がどう乗るか。コンクイスタはダ1400m[3−3−2−0]で前3走OP特別で2、3、1着。吉岡厩舎のロードカナロア産駒。相手なりに堅実に走るタイプ。インユアパレスは欅Sで最速の35.0秒で上がってビターヤにクビ差の2着。川田騎手が重賞でパレスマリス産駒に騎乗すると[4−2−1−0]ってマジか(笑)


調教診断

★ビダーヤ
栗CWで馬なり調教。重心の低いフットワークでラスト11.7秒。1週前に栗CWで強めに追ってラスト11.4秒。動き、気配目立つ。デキは高いレベルで安定。

★インユアパレス
栗坂で馬なり調教。活気がありキビキビとした脚捌きでラスト11.9秒。1週前に栗坂で50.5秒の1番時計をマーク。使い込んでいるが、馬は元気でデキは安定。

★オメガギネス
栗CWで3頭併せで軽く仕掛けて先着。しなやかなフットワークでラスト11.2。1週前に栗坂で好タイムをマーク。安田翔厩舎に転厩して2戦目で馬体、気配良化。

★サンライズフレイム
栗坂で2頭併せで馬なりのまま先着。重心が低くしっかりとした脚捌きでラスト11.9秒。1週前に栗坂で2頭併せで好タイムをマーク。一連のデキをキープ。

★コンクイスタ
栗坂で2頭併せで馬なりのまま併入。大きなストライドで余力十分。土曜に栗坂で2頭併せで強めに追って好タイムをマーク。使い込まれているがデキはある。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ヤマニンウルス
☆ライツフォル

イグザルトは調教VTRなし。


レース回顧

2025年 7月27日(日) 3回中京2日  天候: 晴   馬場状態: 良 
7R  第42回東海S
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1400m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 4  7  ヤマニンウルス     牡 5 武豊      57  1.22.2 35.7  4 582 (栗)斉藤崇史
2 4  8 $インユアパレス     牡 4 川田将雅  57  1.22.8 35.7  3 486 (栗)須貝尚介
3 1  2  ビダーヤ           牡 4 坂井瑠星  57  1.23.1 35.8  1 496 (栗)矢作芳人
4 2  3  オメガギネス       牡 5 岩田康誠  57  1.23.2 35.6  5 504 (栗)安田翔伍
5 8 16  サンライズフレイム 牡 5 菱田裕二  57  1.23.2 35.8  2 518 (栗)石坂公一
6 7 13  コンクイスタ       セ 5 松山弘平  57  1.23.4 36.3  6 476 (栗)吉岡辰弥
7 8 15  リジル             牝 4 田口貫太  55  1.23.7 37.4 13 484 (栗)奥村豊
8 6 12  アルファマム       牝 6 団野大成  55  1.23.8 35.9  8 462 (栗)佐々木晶
9 3  6  ダノンスコーピオン 牡 6 幸英明    59  1.24.0 36.2 12 468 (栗)福永祐一
10 7 14  サンライズホーク   セ 6 吉村誠之  57  1.24.2 36.5  7 516 (栗)牧浦充徳
11 2  4  エートラックス     牡 4 バデル    58  1.24.2 37.4  9 514 (栗)宮本博
12 3  5  イグザルト         牡 6 御神本訓  57  1.24.2 36.4 15 512 [地]荒山勝徳
13 5 10  ヴィクティファルス セ 7 亀田温心  58  1.24.4 36.8 16 484 (栗)池添学
14 6 11  ロードエクレール   牡 7 高杉吏麒  57  1.24.8 38.2 10 484 (美)斎藤誠
15 5  9  ライツフォル       牡 5 小沢大仁  57  1.24.9 38.1 11 496 (栗)高橋義忠
16 1  1 $アドバンスファラオ 牡 5 松若風馬  57  1.25.4 38.1 14 498 (栗)森秀行
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LAP :11.8-11.2-11.6-11.7-11.7-11.9-12.3
通過:34.6-46.3-58.0-69.9  上り:70.4-59.2-47.6-35.9  平均:1F:11.74 / 3F:35.23
単勝   7 \750 
複勝   7 \270 / 8 \190 / 2 \160 
枠連   4-4 \3110 (13) 
馬連   07-08 \2920 (12) 
ワイド 07-08 \1100 (13)/ 02-07 \790 (6)/ 02-08 \500 (3) 
馬単   07-08 \5610 (22) 
3連複 02-07-08 \2970 (4/560) 
3連単 07-08-02 \19390 (34/3360) 

ヤマニンウルスは4枠7番からスタートを決めて2番手につけ、メンバー2位タイの35.7秒で抜け出して3馬身半差で圧勝した。勝ちタイムは1分22秒2。リジルが逃げて前半3F34.6秒、5F58.0秒。パサパサに乾燥したタフなダートで時計、上がりの掛かるレースが続いていたが、ある程度流れたとはいえ、勝ちタイム1分22秒2は想定を超える速いタイムだった。条件戦に出走する馬と重賞に出走する馬ではレベルが違うこともあるが、見た目よりも時計が出る馬場だったのか。

ヤマニンウルスは2番手から抜け出す正攻法のレースで圧勝し、昨年のプロキオンSに続き重賞2勝目を挙げた。スタートからラスト1Fまで11秒台で1200m通過は1分9秒9。ダ1700m以上を使ってきたが、この走りならダ1200mでもやれそうだ。これで7〜8月は[3−0−0−0]で全て3馬身差以上の圧勝。580キロを超える大型馬で夏場は良くなさそうだが、実際は夏に調子を上げるタイプで必ず強いレースをしている。デビューから5連勝した馬が完全復活。今後はひと息入れて秋に備える予定。

インユアパレスは6番手につけ、メンバー2位タイの35.7秒で上がって0.6秒差の2着。勝ったヤマニンウルスに3馬身半差をつけられたが、欅Sで負けたビダーヤに先着した。ビダーヤは坂井騎手が4コーナーで外に出したが、川田騎手が4コーナーで内に入れてロスなく回ってきた。例年なら勝ってもおかしくないレベルの走りをしている。昨年のカペラSは9着に終わったが、重賞2戦目で2着に入り今後のメドを立てた。川田騎手が重賞でパレスマリス産駒に騎乗すると[4−3−1−0]で複勝率100%。

ビダーヤは1枠2番から8番手につけ、4コーナーから直線で外に出すとメンバー4位タイの35.8秒で上がって0.9秒差の3着。坂井騎手が内で揉まれるのを嫌って外に出し、4コーナーから直線で外に出して追ったが、4連勝したレースよりも速い流れでいつもほど切れる脚を使えなかった。1番人気に支持され、乗り難しい1枠1番だったことを考えるとよく走っている。ダートは全て1400mで[4−0−1−0]。来年のフェブラリーSに向けて今後は距離を延ばしてくるか。

オメガギネスはスタートで寄れて内ラチ沿いの後方を進み、メンバー最速の35.6秒で内から追い込んで1.0秒差の4着。初のダ1400mで初めて追い込むレースになったが、最速上がりを繰り出して地力を示した。乾燥した馬場より脚抜きが良く時計の速い馬場が合うタイプ。パサパサに乾燥したダートで4着まで追い上げたのは見た目よりタフな馬場ではなかったか。安田翔厩舎に転厩して気配、調教の動きが良くなっている。条件が揃えば、重賞で激走がありそうだ。

サンライズフレイムは大外16番枠から10番手につけ、メンバー4位タイの35.8秒で上がって1.0秒差の5着。これまで良馬場のダ1400mは3−1−2−0]。大型馬で上がりの掛かる良馬場は合っていたが、勝ちタイムが速過ぎて前に追いつくところまで行かなかった。12番枠より外では[6−0−0−0]だったが、初めて連対を外した。これで重賞では根岸S3、4着、東海S5着。OP特別では[3−1−1−1]だが、重賞では善戦止まりが続いている。



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