CBC賞
2025/8/10 中京競馬場 芝1200m

レース展望

過去10年で1番人気は[1−1−1−7]で2連対。過去5年は12、5、3、9、7着で3着止まり。2番人気は[3−1−3−3]で4連対、3番人気は[1−2−2−5]で3連対。6〜9番人気は7連対、10番人気以下は3連対。過去5年の馬連は1386倍、41倍、17倍、231倍、36倍で万馬券2回出ている。20年は13−11番人気、23年は7−8番人気で大波乱。人気薄軽量馬を絡めて中穴以上が狙い目。

前走重賞以外を勝った馬が6連対。5頭が3番人気以内だった。前走2着馬は[0−1−1−5]、3着馬は[0−1−1−14]で不振。前走6〜9着から連対した4頭は7、7、8、13番人気。穴で7着前後に負けた馬に注意。10番人気以下は[1−2−0−62]で連対した3頭は5歳馬で道中2番手以内。前走はOP以上で7、10、16着。前走OP以上で負けて10番人気以下になった馬が前に行って激走している。

ジューンブレアは芝1200m[4−1−0−0]で条件戦を4連勝。アクアマリンSは前半3F32.7秒で逃げ、11位タイの34.7秒で上がって1分7秒4で優勝。前走函館スプリントSは1枠1番から内ラチ沿いの4番手につけ、9位の33.7秒で上がってカピリナにハナ差の2着。走破タイム1分6秒6はレコード。武英厩舎のアメリカンファラオ産駒の4歳牝馬。スプリンターズSに直行する予定を変更してCBC賞に使ってきた。ハンデは55.5キロ。武豊騎手がCBC賞を勝てば99年アグネスワールド以来26年ぶりとなる。

ヤマニンアルリフラは淀Sを4番手から2位タイの33.6秒で抜け出して1分8秒2で優勝。手応え良く追走して直線でスパッと抜け出した。前走北九州記念はて前半3F32.5秒のハイペースで中団を進み、4コーナーから直線で外に出すと3位タイの34.7秒で差し切って1分7秒8で優勝。小倉に輸送したが、馬体が14キロ増えて過去最高の496キロになっていた。斎藤崇厩舎のイスラボニータ産駒でヤマニンウルスの半弟。ハンデは前走より2.5キロ増の57.5キロ。団野騎手は23年にジャスパークローネで勝っている。

函館スプリントS4着馬インビンシブルパパ、白富士S勝ち馬シュトラウス、シルクロードS2着馬グランテスト、同5着馬メイショウソラフネ、米子城S勝ち馬カルチャーデイ、谷川岳S勝ち馬ベガリス、愛知杯勝ち馬ワイドラトゥール、モルガナイトS勝ち馬ジャスティンスカイ、昨年のCBC賞勝ち馬ドロップオブライトなど伏兵は数多い。インビンシブルパパは函館スプリントSで前半3F32.5秒のハイペースで逃げ、14位の34.5秒で上がって0.4秒差の4着。初芝で1分7秒0で走った。ドイツとフランスのスプリントG1を2勝したシャラー産駒で近親にスプリントG1を2勝したファインニードル。テン乗りの佐々木騎手が騎乗する。

シュトラウスは白富士S1着、オーロC2着。武井厩舎のモーリス産駒で母はブルーメンブラッド。初の芝1200mで流れに乗って直線でひと脚使えれば。グランテストは中京芝1200m[0−1−2−0]でCBC賞3着、淀短距離S3着。シルクロードSは6番手からしぶとく伸びて0.3秒差の2着。相手なりに走るタイプ。メイショウソラフネはオパールSでビッグシーザーにクビ差の2着。タンザイナイトSでソンシに勝っている。前走北九州記念は惨敗したが、ひと叩きしてどこまで変わるか。カルチャーデイは米子城Sを逃げて1分8秒7(重)で2馬身半差で圧勝。道悪の芝1200mは2戦2勝。横山典騎手はハナか、2番手か。


調教診断

★ヤマニンアルリフラ
栗坂で2頭併せで馬なりのまま先着。切れのある脚捌きで楽々とラスト11.7秒。1週前に栗坂で2頭併せで強めに追ってラスト11.7秒で先着。デキは安定。

★ジューンブレア
栗坂で馬なり調教。全体時計は遅いが、回転の速いフットワークで走りに余裕がある。1週前に栗坂で2頭併せで馬なりのまま先着。ひと叩きしてデキは上向き。

★インビンシブルパパ
美坂で2頭併せで馬なりのまま先着。力強い脚捌きで最後まで集中して走っていた。1週前に南Wで強めに追ってラスト10.8秒で併入。一連のデキをキープ。

★カルチャーデイ
栗CWで馬なり調教。大きなストライドでラスト11.5秒。1週前に栗CWで2頭併せで一杯に追ってラスト11.2秒で併入。馬体を大きく見せている。順調。

★メイショウソラフネ
栗坂で強めに追われた。重心が低く回転の速いフットワークでラスト12.1秒。1週前に栗CWで2頭併せで馬なりのまま先着。前走惨敗も引き続き動きはいい。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ドロップオブライト
☆グランテスト


レース回顧

2025年 8月10日(日) 3回中京6日  天候: 曇   馬場状態: 良 
7R  第61回CBC賞
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 1200m   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 8 17 $インビンシブルパパ 牡 4 佐々木大  57  1.07.4 33.4  5 512 (美)伊藤大士
2 5  9 $ジューンブレア     牝 4 武豊     55.5 1.07.5 33.0  1 490 (栗)武英智
3 3  5  シュトラウス       牡 4 杉原誠人  57  1.07.5 32.6  4 534 (美)武井亮
4 2  3  ドロップオブライト 牝 6 松若風馬  56  1.07.6 32.3  3 438 (栗)福永祐一
5 7 15  カルチャーデイ     牝 4 横山典弘  55  1.07.7 33.4  6 432 (栗)四位洋文
6 8 18  ベガリス           牝 5 藤懸貴志  54  1.07.7 33.5 12 440 (栗)高橋義忠
7 2  4  クラスペディア     牡 3 小崎綾也  55  1.07.8 33.2 15 500 (栗)河嶋宏樹
8 7 13  ジャスティンスカイ 牡 6 荻野極   57.5 1.07.8 33.3  7 540 (栗)友道康夫
9 8 16  メイショウソラフネ 牡 6 酒井学    57  1.07.9 33.3 13 452 (栗)石橋守
10 3  6  ワイドラトゥール   牝 4 西塚洸二 55.5 1.07.9 32.9  8 420 (栗)藤原英昭
11 5 10  ポッドベイダー     牡 3 角田大和  55  1.07.9 33.1 17 484 (美)上原佑紀
12 7 14  ヤマニンアルリフラ 牡 4 団野大成 57.5 1.08.0 33.3  2 494 (栗)斉藤崇史
13 4  7  グランテスト       牝 5 小沢大仁  54  1.08.0 33.4  9 492 (栗)今野貞一
14 1  2  テイエムリステット 牡 4 川須栄彦  56  1.08.1 32.9 16 478 (栗)秋山真一
15 6 12  エイシンワンド     牡 3 吉村誠之  55  1.08.2 33.9 10 482 (栗)大久保龍
16 1  1  バルサムノート     牡 5 北村友一  57  1.08.2 33.3 11 510 (栗)高野友和
17 4  8  ミルトクレイモー   牡 5 田口貫太  54  1.08.3 33.5 14 516 (栗)中村直也
消 6 11  カリボール         牡 9 バデル    56  ------ ---- -- --- (栗)西村真幸
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LAP :11.8-10.7-11.5-11.3-10.7-11.4
通過:34.0-45.3-56.0-67.4  上り:67.4-55.6-44.9-33.4  平均:1F:11.23 / 3F:33.70
単勝   17 \1390 
複勝   17 \360 / 9 \160 / 5 \410 
枠連   5-8 \1020 (3) 
馬連   09-17 \2090 (3) 
ワイド 09-17 \990 (4)/ 05-17 \5300 (67)/ 05-09 \1310 (11) 
馬単   17-09 \5120 (11) 
3連複 05-09-17 \15520 (44/680) 
3連単 17-09-05 \96460 (268/4080) 

インビンシブルパパは8枠17番からハナを切って前半3F34.0秒で進み、メンバー12位タイの33.4秒で上がってレースを制した。勝ちタイムは1分7秒4。上がりは33.4秒、ラップは11.3−10.7−11.4秒。前半の流れが緩んで上がりが速くなり、前残りのレースになった。雨が降る予報だったが小雨しか降らず、馬場は少し緩い程度だった。インビンシブルパパは前走初芝の函館スプリントSで前半3F32.5秒で逃げて0.4秒差の4着に終わったが、今回は前半3F34.0秒で逃げて上がりをまとめて押し切った。佐々木騎手が17番枠から押してハナを切った後にラップを落としたことがプラスに働いている。左回りは東京ダートの未勝利戦以来だったが、コーナーリング、直線の走りも問題なく適性の幅を広げることができた。未勝利戦を勝った後から相馬眼的に評価してきた馬がスプリントG1戦線に名乗りを上げた。サマースプリントシリーズは13ポイントでトップ。秋はスプリンターズS、来春は高松宮記念を狙うことになりそうだ。

ジューンブレアは5枠9番から内ラチ沿いの4番手につけ、メンバー5位の33.0秒で上がって0.1秒差の2着。武豊騎手がスタートを決めて好位につけたが、3コーナー手前で前に入られて折り合いを欠くロスがあった。直線では前が詰まったが、武豊騎手が落ち着いて捌いて2着を確保。前走函館スプリントSより0.5キロ増の55.5キロで左回りも初めてだったが、あらためてスプリント能力の高さを示した。これで芝1200mは[4−2−0−0]。サマースプリントシリーズは10ポイントでセントウルSを勝てば優勝を狙えるが、次走はスプリンターズSに直行する予定。

シュトラウスは後方2番手から4コーナーで外から押し上げるとメンバー2位の32.6秒で上がって0.1秒差の3着。流れが緩んで前残りのレースになったが、大外から強烈な末脚で突っ込んできた。初の芝1200mで後方からのレースになったが、ガツンと切れる脚を使って適性を示した。タメて切れる脚を使ったことは今後に繋がる。母はマイルCSを制したブルーメンブラッド。能力はあるだけにまともなレースができるようになれば、いつ重賞2勝目を挙げてもおかしくない。

ドロップオブライトは最後方からメンバー最速の32.3秒で追い込んで0.3秒差の4着。昨年のCBC賞を3番手の内から抜け出して勝った馬。今年は前残りの展開で追い込むレースになり届かなかったが、最速上がりを繰り出して能力を示した。前走北九州記念あたりから調教の動きが良くなったように調子も上がっていたのだろう。6歳牝馬がよく走っている。

カルチャーデイは7枠15番から内ラチ沿いの2番手につけ、メンバー12位タイの33.4秒で上がって0.3秒差の5着。インビンシブルパパに外から入られて折り合いを欠き、4コーナーから直線で外から来られてスペースがなくなり、追い出しが遅れるロスがあった。勝ったインビンシブルパパと同じ上がりを繰り出している。馬場が渋らなかったこともマイナスだった。

ヤマニンアルリフラは7枠14番から11番手に控え、メンバー8位タイの33.3秒で上がって0.6秒差の12着。北九州記念は前半32.5秒のハイペースで10番手から3位の34.7秒で差し切ったが、今回は前半3F34.0秒の緩い流れで33.3秒で上がったが、位置取りが後ろ過ぎた。緩い流れで団野騎手が前半控え過ぎたことが堪えた。2.5キロ増の57.5キロも微妙に影響したか。



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