毎日王冠
2025/10/5 東京競馬場 芝1800m

■ レース展望

過去10年で1番人気は[8−1−0−1]で9連対。過去7年は前走安田記念&ダービー好走馬が連対を確保。2番人気は[0−2−1−7]で2連対、3番人気は[1−3−1−5]で4連対。連対馬は全て5番人気以内。6番人気以下は[0−0−3−67]で3着が3回あるのみ。過去5年の馬連は5倍、3倍、9倍、15倍、17倍で10倍台までに収まっている。G2でレベルが高く重賞実績馬が揃い、人気馬が結果を出す傾向。

春のG1から直行した3歳牡馬は[4−1−0−7]、1番人気なら[4−0−0−0]で勝率100%。4歳馬は1番人気なら[3−0−0−0]で勝率100%。2番人気以下は[0−3−6−19]で3、3、4番人気が連対。5歳馬は3番人気以内[2−3−1−5]だが、4番人気以下は[0−0−2−18]で不振。6歳馬は1着がなく、4、4、5番人気が2着。7歳以上は[0−0−1−15]3着が1回あるのみ。

サトノシャイニングは[2−1−0−2]で皐月賞は0.4秒差の5着、ダービーは0.4秒差の4着。芝1800mは[1−1−0−0]で東スポ杯2歳Sでは逃げて4位タイの33.5秒で上がってクロノデュノールに0.1秒差の2着。きさらぎ賞は6番手から最速の35.1秒で差し切って3馬身差で圧勝。2着リンクスティップは桜花賞3着、4着ランスオブカオスはチャーチルタウンズC1着、5着ショウヘイは京都新聞杯1着。前にも行け、差すレースもできるレース巧者。杉山晴厩舎はエルトンバローズと2頭出し。鞍上は武豊騎手。

チェルヴィニアは昨年オークス、秋華賞を優勝。今年は京都記念9着、ドバイSC6着、しらさぎS2着。前走しらさぎSは後方から中団に押し上げ、3位の33.9秒で上がって0.2秒差の2着。馬群を割って伸びたキープカルムに切れ負けした。ただし牝馬がキープカルムと同じ57キロを背負っていた。芝1600〜1800mは[2−2−0−1]でムルザバエフ騎手が騎乗した桜花賞13着を除き連対を確保。芝1800mでは新潟の未勝利戦を2番手から抜け出して1分46秒9で6馬身差で圧勝。テン乗りの戸崎騎手がどう出るか。

昨年の毎日王冠2着馬ホウオウビスケッツ、同3着馬エルトンバローズ、同5着馬シルトホルン、エプソムC勝ち馬レーベンスティール、マイラーズC勝ち馬ロングラン、新潟大賞典勝ち馬シリウスコルト、函館記念4着馬ディマイザキッドなど伏兵は数多い。ホウオウビスケッツは昨年の毎日王冠で逃げて0.1秒差の2着に粘った。天皇賞(秋)は逃げて0.3秒差の3着。今年は重賞で9、2、5、7着。芝1800mは[1−2−0−0]でスプリングS2着、巴賞1着、毎日王冠2着。先週のシリウスSを勝った岩田康騎手が粘らせるか。

エルトンバローズは昨年の毎日王冠で2番手から伸び切れず0.2秒差の3着。1、2着馬より重い58キロを背負っていた。マイルCSは8番手から6位タイの34.2秒で上がって0.4秒差の2着。芝1800mは[2−3−2−1]。57キロで西村淳騎手が騎乗する。レーベンスティールは昨年エプソムC、オールカマーを連勝したが、その後は8、12、7着で精彩を欠いている。芝1800mは[3−2−1−0]で東京では[2−1−0−0]。得意コースでどこまで巻き返すか。新潟大賞典11着で騎乗した津村騎手が騎乗する。


■ 調教診断

★サトノシャイニング
栗坂で馬なり調教。道中頭を上げていたが、バネの利いたフットワークで余力十分。1週前に栗CWで3頭併せで馬なりのままラスト11.6秒で先着。久々も上々の仕上がり。

★ホウオウビスケッツ
南Wで3頭併せで軽く仕掛けて先着。仕掛けてからの反応が良く、しっかりとした脚捌きでラスト11.4秒。1週前に南Wで2頭併せで強めに追って先着。叩いてデキは上向き。

★レーベンスティール
南Wで馬なり調教。重心の低いフットワークで首を使ってラスト11.5秒。1週前に南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.4秒で先着。ひと息入れて立て直して若干良化。

★エルトンバローズ
栗坂で馬なり調教。全体時計は遅いが、切れのある脚捌きでラスト11.8秒。1週前に栗CWで3頭併せで少し遅れたが、ラスト11.5秒で動いている。叩いて若干良化。

★チェルヴィニア
南Wで3頭併せで馬なりのまま併入。前向きさがあり、首を使った走りでラスト11.4秒。1週前に南Wで2頭併せで遅れたが、最終調教で帳尻を合わせた印象。デキはある。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ロングラン


■ レース回顧

2025年10月 5日(日) 4回東京2日  天候: 曇   馬場状態: 良 
11R  第76回毎日王冠
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定)  芝 1800m   11頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 7  9  レーベンスティール 牡 5 津村明秀  57  1.44.0 33.3  5 484 (美)田中博康
2 7  8  ホウオウビスケッツ 牡 5 岩田康誠  57  1.44.1 33.8  2 508 (美)奥村武
3 8 10  サトノシャイニング 牡 3 武豊      55  1.44.2 33.7  1 498 (栗)杉山晴紀
4 3  3  ディマイザキッド   牡 4 岩田望来  57  1.44.4 33.2  7 464 (美)清水英克
5 2  2  エルトンバローズ   牡 5 西村淳也  57  1.44.5 33.8  4 516 (栗)杉山晴紀
6 5  5  ジェイパームス     セ 5 佐々木大  57  1.44.6 33.6 10 510 (美)堀宣行
7 6  6  チェルヴィニア     牝 4 戸崎圭太  56  1.44.7 33.8  3 500 (美)木村哲也
8 1  1  ロングラン         セ 7 丹内祐次  58  1.44.7 33.3  9 490 (美)和田勇介
9 6  7  シルトホルン       牡 5 大野拓弥  57  1.44.8 33.9  8 464 (美)新開幸一
10 4  4  ラファドゥラ       牝 5 菅原明良  55  1.44.9 33.8 11 496 (美)小島茂之
11 8 11  シリウスコルト     牡 4 古川吉洋  57  1.45.2 34.5  6 496 (美)田中勝春
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LAP :12.7-10.8-11.3-11.9-11.9-11.7-11.2-11.1-11.4
通過:34.8-46.7-58.6-70.3  上り:69.2-57.3-45.4-33.7  平均:1F:11.56 / 3F:34.67
単勝   9 \770 
複勝   9 \190 / 8 \140 / 10 \120 
枠連   7-7 \1890 (7) 
馬連   08-09 \1850 (8) 
ワイド 08-09 \560 (8)/ 09-10 \450 (5)/ 08-10 \240 (1) 
馬単   09-08 \4290 (17) 
3連複 08-09-10 \1360 (4/165) 
3連単 09-08-10 \13250 (45/990) 

レーベンスティールはスタートを決めて3番手につけ、メンバー2位タイの33.3秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイム1分44秒0はレースレコード。ホウオウビスケッツが逃げて前半5F58.6秒。後半5F57.3秒、上がり33.7秒、ラップは11.2−11.1−11.4秒。中盤に11.9−11.9秒と少し落ちたが、スピードの持続力と上がりの速さが問われるレースになった。レーベンスティールは天皇賞(秋)8着、AJCC12着、しらさぎS7着と不振が続いたが、エプソムCを勝った東京芝1800mで正攻法のレースで重賞4勝を挙げた。パドックでは馬体のバランスが良くなり、気合乗りも良く気配が目立っていた。これで非根幹距離では[6−2−1−1]、根幹距離では[0−0−0−4]。非根幹距離では重い馬場だったAJCC12着を除き3着以内を確保している。毎日王冠を勝って天皇賞(秋)の優先出走権を確保したが、天皇賞(秋)は使わずにマイルCSに向かうことになった。

ホウオウビスケッツはハナを切って前半5F58.6秒で進み、メンバー6位タイの33.8秒で上がって半馬身差の2着。直線で追い出しを待ってラスト350mから追い出したが、最後はレーベンスティールに切れ負けした。前走札幌記念は1番人気で7着に終わったが、毎日王冠2着、天皇賞(秋)3着がある東京コースで巻き返した。前に行くタイプでも高速ラップの持続力が優れており、それらを生かせる東京コースは合っているのだろう。昨年の天皇賞(秋)は前半5F59.9秒で逃げ、7位タイの33.4秒で上がってドウデュースに0.3秒差の3着。今年はドウデュースはいないが、シランケドを完封できるかがカギになる。

サトノシャイニングは2番手からメンバー5位の33.7秒で上がって0.2秒差の3着。外枠スタートから道中馬を前に置けず、頭を上げて折り合いを欠いていた。武豊騎手が何とか折り合いをつけて直線で追ったが、折り合いを欠いたぶん伸び切れなかった。3歳馬で2キロ軽い55キロだったが、折り合いを欠いたのにも関わらず1分44秒2で走って0.2秒差の3着に入ったことを評価したい。皐月賞5着、ダービー4着馬。今後3歳馬が古馬と対戦する上でひとつの目安になる。次走はマイル戦に使ってくるか。

ディマイザキッドは後方2番手から大外を回ってメンバー最速の33.2秒で追い込んで0.4秒差の4着。前に行った3頭で1分44秒0の高速決着になり、大外から追い込むレースでは物理的に厳しかった。これまで13戦のうち11戦が上がり1、2位。特に中山コースを得意にしている。中山のディセンバーS、中山金杯あたりで少し展開が嵌まれば激走がありそうだ。

チェルヴィニアは7番手からメンバー6位タイの33.8秒で上がって0.7秒差の7着。中団の外につけたが、ガツンと切れる脚を使えず、上がりが逃げたホウオウビスケッツと同じだった。戸崎騎手は追ってからメリハリがないとコメント。昨年オークス、秋華賞を勝った後は[0−1−0−4]で勝ち切れないレースが続いている。次走はマイルCSまたはエリザベス女王杯か。



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