京都大賞典
2025/10/5 京都競馬場 芝2400m

レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−2−3]で5連対。古馬混合G1馬は[2−0−0−2]、それ以外は[0−3−2−1]。2番人気は[2−1−2−5]で3連対、3番人気は[1−1−2−6]で2連対。6〜9番人気は5連対、10番人気以下は1連対。過去6年の馬連は537倍、11倍、109倍、12倍、18倍、99倍で2、3年に1度は荒れている。荒れた3年は11、9、8番人気が優勝。人気薄が勝っている。

4歳[2−3−2−21]、5歳[4−3−3−28]、6歳[2−2−2−24]、7歳[1−2−3−17]、8歳以上[1−0−0−12]。6番人気以下で連対した6頭のうち5頭が5、6歳馬。穴で関西の5、6歳牡馬に注意。6番人気以下で連対した6頭のうち5頭に芝2200m以上のG2以上で3着以内があった。昨年は目黒記念2着馬シュヴァリエローズが8番人気で優勝。G2以上で3着以内がある5歳以上に注意。

アドマイヤテラは[5−1−1−2]で4着以内を確保。菊花賞は後方から捲って0.4秒差の3着。2着ヘデントール(ダイヤモンドSと天皇賞春を連勝)とはハナ差だった。大阪−ハンブルクCは3番手から2位タイの34.9秒で抜け出して2分39秒8(稍重)で優勝。前走目黒記念は6番手から2位タイの34.5秒で抜け出して2分32秒9で優勝。好位につけて抜け出すレースができるようになった。武豊騎手が毎日王冠でサトノシャイニングに騎乗するため、新馬、1勝Cで騎乗した川田騎手に乗り替わる。初の58キロがどう出るか。

ショウナンラプンタは昨年の菊花賞で中団から早めに押し上げて0.4秒差の4着。3着アドマイヤテラとはクビ差だった。前走宝塚記念は11番手から外を回って押し上げ、4位タイの35.9秒で上がって0.7秒差の4着。11番人気の低評価を覆して善戦した。昨年の神戸新聞杯からG1、G2を使って3、4、2、4、3、4着で4着以内を確保。まだ重賞を勝っていないが、一線級を相手に善戦を続けている。少し時計、上がりの掛かるレースを得意にしているため、開幕週の京都の馬場がどう出るか。テン乗りの松山騎手が騎乗する。

昨年のジャパンC2着馬ドゥレッツァ、阪神大賞典勝ち馬サンライズアース、新潟大賞典2着馬サブマリーナ、小倉記念&新潟記念3着馬ディープモンスター、昨年の京都新聞杯勝ち馬ジューンテイクなど。ドゥレッツァは5連勝で菊花賞を勝ったが、その後は[0−2−1−3]で未勝利。昨年のジャパンCは途中から先頭に立ってドウデュースにクビ差の2着。ドバイSCはダノンデザイルに0.4秒差の3着。宝塚記念は6番手から伸び切れず1.3秒差の9着。他馬より重い58キロ。芝2400m重賞で横山武騎手は[0−2−1−13]。

サンライズアースは阪神大賞典を2番手から最速の35.0秒で上がって3分3秒3で6馬身差で圧勝。前走天皇賞(春)は4番手から2番手に押し上げ、4位の36.4秒で上がって0.8秒差の4着。気難しい馬で揉まれたことが堪えたか。今回も池添騎手の乗り方次第か。サブマリーナは[4−1−1−2]で4着以内を確保。新潟大賞典は最速の33.8秒で追い込んで0.3秒差の2着。前走チャレンジCは9番手から伸び切れず0.2秒差の4着。今年の重賞で横山和騎手は[1−2−1−23]、4番人気以下では[0−0−1−21]。


調教診断

★アドマイヤテラ
栗坂で馬なり調教。時計は遅いが馬体を大きく見せ活気があり動きもスムーズ。1週前に栗CWで2頭併せで強めに追ってラスト11.3秒で併入。乗り込んで上々の仕上がり。

★ショウナンラプンタ
栗坂で馬なり調教。時計は遅いが重心の低いフットワークで最後まで集中して走っていた。1週前に栗坂で馬なりのままラスト11.7秒。久々を苦にしないタイプ。デキはある。

★サンライズアース
栗CWで2頭併せで強めに追って併入。少しズブいがラスト11.3秒で見た目より速い。1週前に栗CWで2頭併せで強めに追ってラスト11.2秒。久々もまずまず仕上がる。

★サブマリーナ
栗坂で2頭併せで馬なりのまま先着。少し頭が高いが、大きなストライドで推進力のある走り。1週前に栗坂で馬なり調教。ひと叩きして動きが軽くなった。そのぶん上向き。

★ドゥレッツァ
南Wで馬なり調教。1週前は南Wで2頭併せで追って反応が鈍かったが、最終調教は落ち着きがあり重心の低いフットワークでラスト11.7秒。少し余力残しもまずまず仕上がる。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ディープモンスター
☆ワープスピード


レース回顧

2025年10月 5日(日) 3回京都2日  天候: 曇   馬場状態:稍重
11R  第60回京都大賞典
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定)  芝 2400m・外   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 2  3  ディープモンスター 牡 7 浜中俊    57  2.23.9 34.4  5 466 (栗)池江泰寿
2 3  5  サンライズアース   牡 4 池添謙一  58  2.24.0 35.0  2 534 (栗)石坂公一
3 4  8  ヴェルミセル       牝 5 鮫島克駿  55  2.24.1 34.3 15 468 (栗)吉村圭司
4 2  4  アドマイヤテラ     牡 4 川田将雅  58  2.24.2 34.8  1 496 (栗)友道康夫
5 8 18  ショウナンラプンタ 牡 4 松山弘平  57  2.24.2 34.5  3 542 (栗)高野友和
6 8 17  アルナシーム       牡 6 藤岡佑介  57  2.24.3 34.8 12 446 (栗)橋口慎介
7 6 11  ヴェルテンベルク   牡 5 松若風馬  57  2.24.4 34.5 16 486 (栗)宮本博
8 4  7  ドゥレッツァ       牡 5 横山武史  58  2.24.5 35.4  4 478 (美)尾関知人
9 1  1  サンライズソレイユ 牡 4 坂井瑠星  57  2.24.5 35.2 10 522 (栗)矢作芳人
10 8 16  ボルドグフーシュ   牡 6 内田博幸  57  2.24.5 34.7  8 510 (栗)宮本博
11 1  2  カネフラ           牡 5 団野大成  57  2.24.7 34.7 18 448 (栗)高橋康之
12 7 15  ジューンテイク     牡 4 菱田裕二  57  2.24.8 34.8  9 490 (栗)武英智
13 5 10  ブレイヴロッカー   セ 5 太宰啓介  57  2.24.8 35.2 13 466 (栗)本田優
14 7 13  メイショウブレゲ   牡 6 酒井学    57  2.24.9 34.9 11 474 (栗)本田優
15 3  6  プラダリア         牡 6 高杉吏麒  57  2.25.0 35.7  7 468 (栗)池添学
16 7 14  サブマリーナ       牡 4 横山和生  57  2.25.1 35.9  6 478 (栗)庄野靖志
17 5  9  ミクソロジー       セ 6 斎藤新    57  2.25.3 35.5 17 434 (栗)辻野泰之
18 6 12  ワープスピード     牡 6 吉村誠之  57  2.27.2 37.6 14 498 (美)高木登
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LAP :12.8-10.9-11.6-12.1-12.7-12.5-12.4-12.1-11.9-11.9-11.3-11.7
通過:35.3-47.4-60.1-72.6  上り:71.3-58.9-46.8-34.9  平均:1F:11.99 / 3F:35.98
単勝   3 \1130 
複勝   3 \330 / 5 \250 / 8 \1660 
枠連   2-3 \680 (2) 
馬連   03-05 \3690 (12) 
ワイド 03-05 \1280 (13)/ 03-08 \10610 (75)/ 05-08 \9850 (69) 
馬単   03-05 \8770 (30) 
3連複 03-05-08 \99940 (207/816) 
3連単 03-05-08 \470550 (961/4896) 

ディープモンスターは2枠3番スタートから内ラチ沿いの6番手につけ、内からメンバー2位の34.4秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは2分23秒8(稍重)。サンライズアースが逃げて前半5F60.1秒、後半5F58.9秒、上がり34.9秒、ラップは11.9−11.3−11.7秒。開幕週でも昼に小雨が降って少し緩い馬場だった。ディープモンスターは浜中騎手が内枠を生かしてロスなく進め、直線で内から抜け出して優勝。7歳のディープインパクト産駒が26戦目で重賞初制覇を飾った。

過去9年の京都大賞典でディープインパクト産駒は7勝。プラダリア、シュヴァリエローズに続き3連勝となった。昨年11月から休みなく使われていたが、一戦ごとにパフォーマンスを引き上げ、7歳にして重賞初制覇を飾ったのだから大したもの。パンパンの良馬場だと切れ負けするため、雨で緩んで馬場も良かったのだろう。浜中騎手は京都芝2400mを得意にしている。池江厩舎は7歳のジャンダルム、ボッケリーニなど高齢になっても活躍する馬が多い。次走はジャパンCに挑戦することになりそうだ。

サンライズアースはハナを切って前半5F60.1秒で進み、メンバー11位の35.0秒で上がって半馬身差の2着。外回りの4コーナーで外に膨れて少しバランスを崩すロスがあった。気難しさがある馬で乗り難しいこともあるが、そこで内ピッタリを通って内を締めていれば際どいレースになったのではないか。阪神大賞典を6馬身差で圧勝し、G1級のパフォーマンスを見せた馬がG2で巻き返した。これで逃げたときは[2−1−0−0]。休み明けでパドックでは馬体4キロ増で少し緩めの造りだった。叩き2戦目は2戦2勝で次走は上積みが見込める。次走はジャパンCに向かう予定。

ヴェルミセルは12番手を進み、直線で内の狭いところに突っ込んでメンバー最速の34.3秒で上がり0.2秒差の3着。ダイヤモンドSで3着がある馬が15番人気で激走した。ゴールドシップ産駒で持久力があり、緩い馬場をこなすタイプ。馬場が緩んで上がりが掛かったことが良かったのだろう。これで芝2400〜2600mは[4−1−1−8]。次走は出走できればエリザベス女王杯、賞金が足りなければステイヤーズSになりそうだ。

アドマイヤテラは6番手から勝負どころで3番手に押し上げ、メンバー7位タイの34.8秒で上がって0.3秒差の4着。勝負どころで外から上がってきたが、直線でジリジリとしか伸びなかった。道中外を回ったことが影響したのか。前走目黒記念よりメンバーが強くなっていたこともありそうだが、目黒記念4着のディープモンスターが勝ち、6着ヴェルミセルが3着に入っている。緩い馬場を得意にしている馬で馬場が敗因ではない。次走はジャパンCに向かう予定。

ショウナンラプンタは大外18番和kうから出遅れて後方を進み、勝負どころで中団まで押し上げ、メンバー3位タイの34.5秒で上がって0.3秒差の5着。直線で大外からしぶとく伸びてきたが、結果的に位置取りが後ろ過ぎて届かなかった。テン乗りの松山騎手で大外枠では厳しかったか。昨年神戸新聞杯からG1、G2を使われ3、4、2、4、3、4、5着で掲示板を確保している。次走はAR共和国杯か。重賞未勝利でも実績的にハンデは重くなりそうだ。

ドゥレッツァは8番手から向こう正面で2番手に押し上げ、メンバー14位の35.4秒で上がって0.6秒差の8着。横山武騎手が向こう正面で動いて脚を使い、直線でサンライズアースに寄られて外に振られたことが堪えた。菊花賞を勝ち、ジャパンCで2着に入ったG1馬が横山武騎手が騎乗して宝塚記念9着に続いて酷い負け方。乗り難しい馬ではなく、操縦性に優れた馬。外国人騎手では[3−2−2−1]。尾関調教師が外国人騎手を確保できるかがひとつのポイントになる。



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