2025年11月23日(祝) 4回京都6日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第42回マイルチャンピオンシップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 1600m・外 18頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 7 15 *ジャンタルマンタル 牡 4 川田将雅 58 1.31.3 33.1 1 500 (栗)高野友和
2 3 6 ガイアフォース 牡 6 横山武史 58 1.31.6 33.2 4 502 (栗)杉山晴紀
3 2 3 ウォーターリヒト 牡 4 高杉吏麒 58 1.31.6 33.0 15 472 (栗)石橋守
4 6 11 $オフトレイル 牡 4 菅原明良 58 1.31.7 32.6 7 460 (栗)吉村圭司
5 5 9 エルトンバローズ 牡 5 西村淳也 58 1.31.7 33.6 12 520 (栗)杉山晴紀
6 8 17 ソウルラッシュ 牡 7 C.デム 58 1.31.7 33.2 2 514 (栗)池江泰寿
7 3 5 アスコリピチェーノ 牝 4 ルメール 56 1.31.9 33.5 3 478 (美)黒岩陽一
8 2 4 マジックサンズ 牡 3 武豊 57 1.32.1 32.8 9 524 (栗)須貝尚介
9 8 16 $ドックランズ 牡 5 ザーラ 58 1.32.1 33.1 13 504 [外]ユースタ
10 4 7 チェルヴィニア 牝 4 マーカン 56 1.32.2 33.3 8 492 (美)木村哲也
11 1 1 トウシンマカオ 牡 6 団野大成 58 1.32.2 34.5 11 476 (美)高柳瑞樹
12 7 14 レーベンスティール 牡 5 レーン 58 1.32.4 33.7 5 486 (美)田中博康
13 4 8 カンチェンジュンガ 牡 5 藤岡佑介 58 1.32.5 33.1 17 496 (栗)庄野靖志
14 1 2 シャンパンカラー 牡 5 坂井瑠星 58 1.32.6 34.0 14 510 (美)田中剛
15 7 13 ロングラン セ 7 岩田康誠 58 1.32.7 33.0 16 478 (美)和田勇介
16 5 10 ラヴァンダ 牝 4 岩田望来 56 1.32.8 34.5 6 492 (栗)中村直也
17 8 18 ワイドラトゥール 牝 4 北村友一 56 1.33.0 33.3 18 430 (栗)藤原英昭
18 6 12 ウインマーベル 牡 6 松山弘平 58 1.33.2 34.5 10 484 (美)深山雅史
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LAP :12.2-10.7-11.3-11.7-11.8-11.4-11.0-11.2
通過:34.2-45.9-57.7-69.1 上り:68.4-57.1-45.4-33.6 平均:1F:11.41 / 3F:34.24
単勝 15 \180
複勝 15 \110 / 6 \230 / 3 \1370
枠連 3-7 \340 (1)
馬連 06-15 \640 (2)
ワイド 06-15 \340 (2)/ 03-15 \3930 (36)/ 03-06 \9530 (61)
馬単 15-06 \870 (2)
3連複 03-06-15 \23090 (58/816)
3連単 15-06-03 \52470 (139/4896)
ジャンタルマンタルは7枠15番からスタートを決めて3番手につけ、メンバー5位タイの33.1秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分31秒3。トウシンマカオが大逃げして前半3F34.2秒、5F57.7秒。上がりは33.6秒、ラップは11.4−11.0−11.2秒。大逃げで前半57秒台で流れたが、2番手以下は離れており、実質は上がり勝負になり先行した2頭で決着した。ジャンタルマンタルは前半5F58.4秒前後で前走富士Sと同じような流れで上がりもほぼ同じだった。マイルG1完全制覇が懸かった社台の馬。外から被されず、早めに上がってくる馬もおらず、まさに勝ってくださいというレースだった。内が荒れた馬場で外枠から馬場のいいところを通れたことも良かったのだろう。
陣営は負ける選択肢はないと事前にコメント。騎手たちに聞かせたかったこともあるのだろう。秋G1は種牡馬にあまり関係しないスプリンターズSを除き、秋華賞から社台馬主の馬が5連勝。社台が勝たせたい馬を邪魔すると騎手人生が終わる可能性があるため、みんないかに邪魔しないかを意識して騎乗しているように見える。来週のジャパンCは社台が勝たせたい2頭が1、2番人気になる。ただし社台が勝たせたい馬でも社台が適性を読み違えたり、騎手が得意ではないコースで下手に取ると断然人気で崩れるときがある。それを見極めてそういうときに大きく勝負すると大勝ちできる。今秋もどこかでチャンスがあるはずだ。ジャンタルマンタルは昨年の香港マイルで13着(直線不利)。過去の名マイラーほどは強くはなさそうだが、完全制覇は偉業。
ガイアフォースは道中7番手前後からメンバー8位タイの33.2秒で上がって0.3秒差の2着。3着とはハナ差。最初の直線でエルトンバローズに前に入られたことで少し位置取りが悪くなり道中揉まれたが、直線で狭いところを馬が勝負根性で割って伸びてきた。安田記念、富士Sに続き、3戦連続でジャンタルマンタルとの決着となった。前走富士Sは2番手につけてジャンタルマンタルを完封して勝ったが、今回は控えたことでジャンタルマンタルに離され、2着もギリギリだった。あのマスカレードボールで3着に負けたのはダテではない。ガイアフォースは持ち味を生かし切れれば海外を含めG1を勝てるレベルに到達している。小倉芝1800mの新馬戦でドゥデュースの2着に入った馬。ラスト3Fは11.8−11.4−11.1秒で尻上がりだった。
ウォーターリヒトは2枠3番から8番手につけ、メンバー3位タイの33.0秒で上がって0.3秒差の3着。今年の東京新聞杯を勝った馬が近走不振で15番人気で激走した。テン乗りの高杉騎手が中団につけ、直線で外に出してかなり上手く乗っている。4〜9月は[0−0−0−4]だが、11〜2月は[3−2−4−0]で東京新聞杯1着、京都金杯2着、キャピタルS2着。稼働期に入ったため、注意していきたい。高杉騎手は昨年48勝で19位、今年は63勝で14位。近いうちに重賞初制覇がありそうだ。
オフトレイルは13番手からメンバー最速の32.6秒で上がって0.4秒差の4着。最後に猛然と伸びて2着にハナ+クビ差まで追い上げた。上がりが速く前につけた馬が有利なレースになり届かなかったが、強烈な末脚を繰り出してマイルでも問題ないことを示した。直線が平坦なコースでは[3−4−1−1]。坂のあるコースでは[0−0−1−5]。ただし地力が強化されており、そろそろ坂があるコースでも激走がありそうだ。
ソウルラッシュは8枠17番から7番手につけ、メンバー8位タイの33.2秒で上がって0.4秒差の6着。昨年は10番手から2位タイの33.6秒で差し切り1分32秒0で圧勝したが、今年は33.2秒で上がり、1分31秒7で走って0.4秒差の6着。硬い馬場で上がり勝負になり、上がりが速くなり過ぎたことが堪えた。7歳馬でも大きな衰えない。昨年は香港マイル2着。今年は中国問題で日本馬が出走できるのかどうか。
アスコリピチェーノは3枠5番から内ラチ沿いの4番手に進み、メンバー12位の33.5秒で上がって0.6秒差の7着。ルメール騎手が荒れた内を通って伸び切れなかった。3着に入ったウォーターリヒトは高杉騎手が2枠3番から上手く外に持ち出している。内が荒れた馬場で内枠に入ったことで荒れたところを通るのはマイナスとみていたが、その通りの結果になった。海外遠征後の休み明け。次走は阪神カップか。
レーベンスティールは10番手からメンバー14位の33.7秒で上がって1.1秒差の12着。しらさぎSは1分33秒5で7着だったが、今回は1分32秒4で12着。走破タイムを詰めているが、レーベンスティールには時計、上がりが速過ぎた。京都、東京とも開催が進んで内が荒れているが、馬場が踏み固められて高速化してきている点に注意したい。非根幹距離では[6−2−1−1]。ドバイターフに出走できれば。
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