京都2歳S
2025/11/29 京都競馬場 芝2000m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−2−1−3]で6連対。前走芝1800mは[3−2−1−0]だが、芝2000mは[1−0−0−3]で取りこぼしが多い。2番人気は[1−2−2−5]で3連対、3番人気は[3−2−2−3]で5連対。連対馬18頭が5番人気以内、残る2頭は9、10番人気。過去4年の馬連は189倍、47倍、73倍、5倍で荒れた3年は10、14、15頭立てだった。今年は12頭立てになりそう。

キャリア1戦[3−1−4−19]、2戦[5−7−4−26]、3戦[2−1−0−19]、4戦[0−0−2−6]。キャリア1戦の1番人気は[1−0−0−3]で1連対のみ。キャリア2戦は1番人気なら[3−1−1−0]。459キロ以下は[0−0−2−16]。21年は1番人気のトゥデイイズザデイが6着。460〜479キロが10連対、480〜499キロが7連対。5番人気以内の480キロ前後の中型馬に注目。

バルセシートは京都芝1600mの新馬戦を8番手から最速の34.8秒で差し切り1分33秒6で3馬身半差で圧勝。前半5F58.2秒、上がり35.4秒、ラップは12.0−12.0−11.4秒。キャロットFで1億円で募集された松下厩舎のキズナ産駒でレシステンシアの半弟。過去10年で前走芝1600mは[0−1−0−9]。社台が北村友騎手からCデムーロ騎手に替えてきた。今年の2歳重賞でCデムーロ騎手は社台の馬に騎乗し[1−1−0−0]。距離延長を克服できるかと馬体が459キロ以下にならないかがカギ。

ウイナーズナインは新馬、芙蓉Sを2連勝。小倉芝2000mの新馬戦を2番手から最速の34.6秒で抜け出して2分5秒1で優勝。芙蓉Sは6番手から最速の34.9秒で差し切って2分00秒3で優勝。3着まで同タイムの接戦だった。前半5F60.8秒、後半5F59.5秒、上がり35.4秒、ラップは11.9−11.6−11.9秒。小栗厩舎のエピファネイア産駒で近親にヴェロックス(3冠2、3、3着)がいる。小栗厩舎は重賞[0−1−1−20]、2歳重賞は[0−1−0−5]。テン乗りの西村淳騎手に乗り替わる。

コスモス賞勝ち馬アスクエジンバラ、紫菊賞2着馬サトノアイボリー、東京芝2000mの新馬戦を勝ったゴーイントゥスカイ、阪神芝2000mの新馬戦を勝ったフリーガー、京都芝1800mの新馬戦を勝ったジャスティンビスタ、今日と芝2000mの未勝利戦を圧勝したメイショウソラリス、中京芝2000mの未勝利戦を勝ったカラペルソナ、芙蓉S4着馬ロックターミガンなど伏兵は数多い。今週もCコースで行われる。先週のマイルCSは1分31秒3で決着。馬場の内が荒れているが、硬い馬場で時計、上がりとも速い。

サトノアイボリーは前走紫菊賞で3番手から最速タイの36.1秒で上がってクビ差の2着。走破タイム1分59秒3はレコード。セレクトセール9240万円の杉山晴厩舎のエピファネイア産駒で母はホエールキャプチャ。3戦連続で団野騎手が騎乗する。フリーガーは新馬戦を4番手から最速の35.3秒で差し切り2分1秒5で優勝。2着エアビーアゲイルは次走未勝利戦1着。矢作厩舎はコントレイル産駒を2頭出し。今年のJRA重賞で矢作厩舎は[0−1−4−42]。23、24年は重賞1勝だったが、勝ったのはいずれも11月だった。


調教診断

★バルセシート
栗坂で馬なり調教。気合乗りが良くキビキビとしたフットワークで余力十分。1週前に栗CWでラスト11.5秒。使ったぶん仕上げが進んでいる。

★フリーガー
栗坂で強めに追われた。まとまり感のある馬体で前向きさがあり、最後までしっかり伸びた。1週前に栗CWで好タイムをマーク。仕上げられた。

★ウイナーズナイン
栗CWで馬なり調教。前脚の可動域が広い軽快なフットワークでラスト11.1秒。1週前に栗CWで2頭併せでラスト11.3秒で併入。デキは安定。

★カラペルソナ
栗CWで3頭併せで強めに追われた。最後は遅れたが、ラスト11.1秒で動いている。1週前に栗CWで3頭併せで併入。前走勝ったデキをキープ。

★ゴーイントゥスカイ
南Wで3頭併せで馬なりでラスト11.9秒で併入。1週前に南Wで3頭併せで馬なりのままラスト11.5秒で併入。乗り込んで仕上げが進んでいる。


レース回顧

2025年11月29日(土) 4回京都7日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第12回ラジオNIKKEI杯京都2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(指定)  芝 2000m・内   11頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 7  8  ジャスティンビスタ 牡 2 北村友一  56  2.00.4 35.0  9 516 (栗)吉岡辰弥
2 3  3  アスクエジンバラ   牡 2 岩田康誠  56  2.00.5 35.2 10 464 (栗)福永祐一
3 8 10  ゴーイントゥスカイ 牡 2 荻野極    56  2.00.6 35.2  3 496 (美)上原佑紀
4 1  1  ネッタイヤライ     牡 2 松山弘平  56  2.00.8 36.0 11 438 (栗)矢作芳人
5 2  2  カラペルソナ       牝 2 プーシャ  55  2.00.9 35.8  4 444 (栗)斉藤崇史
6 8 11  ウイナーズナイン   牡 2 西村淳也  56  2.01.0 35.7  2 504 (栗)小栗実
7 6  6  バルセシート       牡 2 C.デム  56  2.01.2 35.6  1 466 (栗)松下武士
8 7  9  フリーガー         牡 2 坂井瑠星  56  2.01.2 35.5  8 446 (栗)矢作芳人
9 6  7  サトノアイボリー   牡 2 団野大成  56  2.01.5 36.0  6 488 (栗)杉山晴紀
10 5  5  ロックターミガン   牡 2 鮫島克駿  56  2.02.0 36.9  5 534 (栗)石坂公一
11 4  4  メイショウソラリス 牡 2 武豊      56  2.02.7 37.7  7 464 (栗)角田晃一
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LAP :12.4-10.9-12.3-12.1-12.3-12.5-12.3-11.9-11.9-11.8
通過:35.6-47.7-60.0-72.5  上り:72.7-60.4-47.9-35.6  平均:1F:12.04 / 3F:36.12
単勝   8 \2500 
複勝   8 \710 / 3 \870 / 10 \250 
枠連   3-7 \12120 (23) 
馬連   03-08 \32490 (53) 
ワイド 03-08 \7860 (54)/ 08-10 \2310 (29)/ 03-10 \3940 (42) 
馬単   08-03 \53360 (101) 
3連複 03-08-10 \80990 (146/165) 
3連単 08-03-10 \674750 (909/990) 

ジャスティンビスタは中団の後ろの馬込みを進み、4コーナーから直線で外に出すとメンバー最速の35.0秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは2分00秒4。ネッタイヤライが逃げて前半5F60.0秒、後半5F60.4秒、上がり35.6秒、ラップは11.9−11.9−11.8秒。例年は中盤に12秒台後半にラップが落ちるが、今年は12.5秒までしか落ちず、上がりの掛かる消耗戦になった。ジャスティンビスタは京都芝1800mの新馬戦を2番手から抜け出して勝ったが、今回は差すレースで9番人気で制した。

中盤にラップが落ちず、差し馬向きの展開になったことがプラスに働いている。セレクトセールで5720万円で取り引きされた吉岡厩舎のサートゥルナーリア産駒。今週は京都も東京も芝戦は馬場が硬いためなのか、母の父ディープインパクトの馬が大活躍だった。馬体は4キロ増えて少し余裕があり、まだ緩い部分があった。それで勝てたのは、そういうレベルのメンバーだったのだろう。賞金を加算できたため、今後は休養して成長を促すことになりそうだ。

アスクエジンバラは内ラチ沿いの中団を進み、4コーナーから直線で徐々に外に持ち出すとメンバー2位タイの35.2秒で上がって0.1秒差の2着。前走サウジアラビアRCで7着に終わりブービーの10番人気だった馬が激走した。芝1800mの未勝利、コスモス賞を2番手から最速上がりで抜け出して圧勝した馬。前走芝1600mで惨敗したが、距離を延ばしてパフォーマンスを引き上げた。岩田康騎手が道中内でタメて上手く乗っている。

ゴーイントゥスカイは後方から大外を回って押し上げ、メンバー2位タイの35.2秒で上がって0.2秒差の3着。3、4コーナーで大外を回って直線で一旦先頭に立ったが、最後は切れ負けした。連対した2頭は3、4コーナーで外を回さず、ある程度ロスなく回ってきた。8枠10番で仕方ない面もあるが、少し強引に乗り過ぎたか。東京の新馬戦で内から物凄い脚を使って差し切った馬。いい脚を長く使って能力を示した。

カラペルソナは内ラチ沿いの3番手を進み、メンバー7位の35.8秒で上がって0.5秒差の5着。直線で逃げたネッタイヤライを交わして伸びればというレースになったが、最後までジリジリとしか伸びなかった。444キロの小柄な牝馬だけにずっと荒れた内を通ったことが堪えたのだろう。斉藤崇厩舎のエピファネイア産駒で母は米G1馬で全弟がセレクトセール4億円。素質はあるため、馬体が成長してパンしてくれば。

バルセシートは出遅れて後方2番手を進み、メンバー5位の35.6秒で上がって0.8秒差の7着。Cデムーロ騎手が3、4コーナーで仕掛けて外から行こうとしたが、モタついて4コーナーで最後方だった。直線ではバタッと止まらずに伸びてきたが、新馬戦を圧勝したときのような切れる脚は使えなかった。レシステンシアの半弟。出遅れが響いているが、とりあえず次走は距離を短くして適性を見極めることになりそうだ。



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