ステイヤーズS
2025/12/6 中山競馬場 芝3600m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−1−1−4]で5連対。過去5年は[0−0−1−4]で連対なく不振。2番人気は[1−3−1−5]で4連対、3番人気は[1−1−2−6]で2連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は111倍、18倍、27倍、43倍、193倍で荒れている。昨年は2−12番人気で万馬券が飛び出した。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

関東馬[5−3−4−56]、関西馬[5−7−6−51]。4年が関西馬のワンツー決着。関東馬は1、2番人気[3−1−2−3]だが、3〜5番人気は[0−0−2−7]で連対がない。牝馬は[0−1−1−8]で1連対のみ。6番人気以下で連対した7頭は前走芝2400m以上で3、4、7、8、11、11、11着。前走長距離戦で負けて人気を落とした馬、特にステイヤーズSで3着以内があるリピーターに注意。

クロミナンスはG2[0−2−2−1]でAJCC2着、日経賞2着、目黒記念3着、AR共和国杯10着。前走オールカマーは10着に終わったが、長期休養明けで馬体が10キロ増えていた。8歳馬がひと叩きされてどこまで上向いてくるかカギ。ルメール騎手では[3−0−2−0]で3着以内を確保。尾関厩舎は芝3000m以上の重賞[1−1−0−5]で菊花賞・ドゥレッツァ1着、天皇賞春・グローリーヴェイズ2着がある。

ホーエリートは中山牝馬Sでシランケドに頭差の2着。目黒記念は2番手からしぶとく伸びてアドマイヤテラにクビ差の2着。オールカマーは勝負どころで位置取りが悪くなり、直線では前が壁になって伸び切れず5着。前走AR共和国杯は3番手から13位タイの34.7秒で上がって0.2秒差の6着。レースが上がり勝負に傾いて切れ負けした。過去10年でルーラーシップ産駒は[0−0−1−5]。戸崎騎手が騎乗する。

日経賞2着馬チャックネイト、京都大賞典3着馬ヴェルミセル、昨年のメルボルンC2着馬ワープスピード、小倉記念4着馬ラスカンブレス、昨年のステイヤーズS2着馬シルブロンなど。チャックネイトは昨年のAJCC(不良)を優勝。日経賞は中団から2位タイの36.5秒で上がってクビ差の2着。前走宝塚記念は後方から3位の35.8秒で追い込んで0.7秒差の5着。中山芝は[1−2−2−1]。佐々木騎手が騎乗する。

ヴェルミセルはダイヤモンドSで1.0秒差の3着、日経賞で0.2秒差の6着、目黒記念で0.6秒差の6着、京都大賞典で0.2秒差の3着。G2、G3では大崩れしていない。持久力があるゴールドシップ産駒。鮫島駿騎手は今年の重賞[1−1−5−26]。ラスカンブレスは小倉記念で最速の35.4秒で追い込んで0.4秒差の4着。芝2200〜2400mは[3−1−0−0]。叩き2戦目、プーシャン騎手で一発に注意。


調教診断

★クロミナンス
南Wで強めに追われた。鋭い前捌きでラスト11.9秒。1週前に南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.7秒で併入。ひと叩きして動き、気配とも良化。

★ホーエリート
南Wで2頭併せで馬なりのまま先着。大外を回って大きなストライドでラスト11.6秒。1週前に南Wで強めに追ってラスト11.6秒。中3週もデキはある。

★ワープスピード
南Wで2頭併せで馬なりのまま併入。首を使って軽快なフットワークで余力十分。1週前に南Wで2頭併せで強めに追ってラスト11.8秒。叩いて若干良化。

★ヴェルミセル
栗坂で馬なり調教。気合乗りが良く、しっかりとした脚捌きで最後までしっかり伸びた。G1を使って中2週になるが、馬は元気で一連のデキをキープ。

★チャックネイト
南Wで馬なり調教。力みがなく軽快なフットワークでラスト12.0秒。1週前に南Wで一杯に追っている。長期休養明けも乗り込まれてまずまず仕上がる。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆マイネルカンパーナ


レース回顧

2025年12月 6日(土) 5回中山1日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第59回スポーツニッポン賞ステイヤーズS
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(特指)  芝 3600m   14頭立
------------------------------------------------------------------------------
着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
------------------------------------------------------------------------------
1 3  3  ホーエリート       牝 4 戸崎圭太  55  3.47.2 34.0  2 476 (美)田島俊明
2 3  4  マイネルカンパーナ 牡 5 津村明秀  57  3.47.3 34.0  5 414 (美)青木孝文
3 5  7  クロミナンス       牡 8 ルメール  57  3.47.3 33.5  1 494 (美)尾関知人
4 5  8  ブレイヴロッカー   セ 5 荻野極    57  3.47.3 34.2  9 456 (栗)本田優
5 7 12  ワープスピード     牡 6 菅原明良  57  3.47.5 33.9  8 504 (美)高木登
6 1  1  ヴェルテンベルク   牡 5 松若風馬  57  3.47.5 34.0  7 482 (栗)宮本博
7 8 14  チャックネイト     セ 7 佐々木大  57  3.47.6 33.8  4 500 (美)堀宣行
8 7 11  ヴェルミセル       牝 5 鮫島克駿  55  3.47.6 34.1  3 466 (栗)吉村圭司
9 6  9  シルブロン         牡 7 マーカン  57  3.47.7 33.7 10 504 (美)稲垣幸雄
10 2  2  メイショウブレゲ   牡 6 石橋脩    57  3.48.1 34.0 12 470 (栗)本田優
11 6 10  ラスカンブレス     牡 4 プーシャ  57  3.48.1 34.8  6 494 (美)林徹
12 4  6  ミクソロジー       セ 6 石川裕紀  57  3.48.3 35.4 13 430 (栗)辻野泰之
13 8 13  ワイズゴールド     牝 5 菅原隆一  55  3.48.8 34.5 14 428 (美)蛯名利弘
14 4  5  ピュアキアン       牡 4 吉田豊    57  3.50.9 38.0 11 520 (美)竹内正洋
------------------------------------------------------------------------------
LAP :13.1-12.3-13.8-12.8-12.7-12.8-13.0-13.3-13.1-13.5-13.5-12.9-12.2-12.0-11.9-11.6-11.1-11.6
通過:39.2-52.0-64.7-77.5  上り:70.4-58.2-46.2-34.3  平均:1F:12.62 / 3F:37.87
単勝   3 \440 
複勝   3 \160 / 4 \290 / 7 \160 
枠連   3-3 \2610 (13) 
馬連   03-04 \2200 (6) 
ワイド 03-04 \730 (6)/ 03-07 \360 (1)/ 04-07 \980 (11) 
馬単   03-04 \4150 (12) 
3連複 03-04-07 \3030 (3/364) 
3連単 03-04-07 \17550 (27/2184) 

ホーエリートは内ラチ祖いの3番手につけ、直線で少し外に持ち出すとメンバー5位タイの34.0秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは3分47秒2で過去10年で3番目に遅いタイム。ピュアキアンが逃げて前半5F64.7秒。中盤に5F13秒台のラップが続き、後半5F58.2秒、上がりは34.3秒、ラップは11.6−11.1−11.6秒。流れが緩んで上がりの速さが問われるレースになった。

ホーエリートは重賞で善戦止まりが続いていたが、距離を延ばして2番人気で重賞初制覇を飾った。ルーラーシップ産駒で母の父ステイゴールド。極端な上がり勝負にならない長距離戦は合っているのだろう。牝馬の優勝は86年シーナンレディー以来39年ぶり。来年はダイヤモンドS、阪神大賞典あたりから天皇賞(春)を目指すことになりそうだ。

マイネルカンパーナは馬込みの5番手を進み、メンバー5位タイの34.0秒で上がって0.1秒差の2着。直線でホーエリートと叩き合いになったが、最後に競り負けた。前走AR共和国杯で6着ホーエリートに頭差の7着に入った馬が5番人気で激走した。早春Sでサンライズアースに勝ち、メトロポリタンSで2着に入った馬。陣営は長い距離が合うとコメントしていたが、その通り長距離戦でパフォーマンスを引き上げた。410キロ台の小柄な馬だが、ゴールドシップ産駒で持久力がある。

クロミナンスは道中11番手を進み、直線で内から馬群を捌きながらメンバー最速の33.5秒で上がって0.1秒差の3着。2着とはハナ差。中盤に流れが緩んで上がり勝負になり、結果的に位置取りが後ろ過ぎた。例年のようにもっと上がりが掛かるレースになっていれば勝ち負けできたのではないか。8歳馬でも調教の動き、気配が良くなっていたようにひと叩きしてデキは上向いていた。

ヴェルミセルは道中8番手を進み、メンバー9位の34.1秒で上がって0.4秒差の8着。直線でスペースを確保して鮫島駿騎手が一杯に追ったが、上がり勝負になって伸び切れなかった。牝馬でもスタミナがあり、もっと上がりが掛かった方がいいタイプ。昨年3着のダイヤモンドSに使ってきたら注意したい。



[Home]