鳴尾記念
2025/12/6 阪神競馬場 芝1800m

レース展望

今年から12月に移動し、距離が1800mに変更された。過去10年で1番人気は[2−3−0−5]で5連対。過去4年は6、6、12、1着で1連対のみ。2番人気は[2−2−1−5]で4連対、3番人気は[2−1−1−6]で3連対。6〜9番人気が3連対。10番人気以下が1連対。過去3年は5番人気以内で決着し、馬連は15倍、20倍、3倍。近年の傾向から上位人気馬の組み合わせで10倍前後を狙うのが妙味。

19年以降、前走重賞で3着以内に入った馬は[5−1−0−7]で6連対。前走重賞好走馬に注目。過去10年で前走10着以下から2頭が連対したが、17年以降は[0−0−1−32]。前走惨敗馬が巻き返すことは稀。6番人気以下で連対した4頭には重賞5着以内があった。4頭のうち3頭は前走OP以上で3、3、4着だった。前走3、4着に負けた馬は人気の盲点になりやすい。穴で前走3、4着に負けた関西牡馬に注意。

グランヴィノスは重賞以外[4−1−0−0]で連対を確保。重賞では2、3歳時に京都2歳S6着、青葉賞8着に終わったが、前走チャレンジCで4番手から6位タイの34.9秒で上がってオールナットに0.1秒差の2着に入った。友道厩舎のキタサンブラック産駒でヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロスの半弟。川田騎手では[3−2−0−1]。佐々木氏は今年[4−4−1−13]、重賞では[0−1−0−3]。

オールナットは重賞以外[4−1−2−1]で4着以内を確保。重賞では京都2歳S7着、東京新聞杯9着、新潟大賞典6着に終わったが、前走チャレンジCを11番手から最速タイの34.5秒で抜け出して1分58秒0で優勝。モレイラ騎手が直線で内に切れ込んでスパッと抜け出してきた。芝1800mは[2−0−1−0]で大阪城Sでデビッドバローズに0.5秒差の3着がある。北村友騎手では[4−0−2−4]。

ラジオNIKKEI賞2着馬センツブラッド、アンドロメダS勝ち馬ウエストナウ、大阪城S勝ち馬デビットバローズ、カシオペアS2着馬ナムラエイハブ、同3着馬ショウナンマグマ、AJCC2着馬マテンロウレオ、昨年のプリンシパルS勝ち馬ダノンエアズロック、22年のホープフルS勝ち馬ドゥラエレーデ、まほろばS3着馬ニホンピロキーフなど伏兵は数多い。週末は雨は降らない予報。開幕週の良馬場で高速決着になりそうだ。

センツブラッドは白百合Sで1分45秒3で走って頭差の2着。ラジオNIKKEI賞は内ラチ沿いの6番手から徐々に押し上げ、5位タイの35.2秒で上がってエキサイトバイオに半馬身差の2着。前走カシオペアSは7着。ひと叩きされてどこまで変わるか。ウエストナウは前走アンドロメダSを8番手から最速タイの34.3秒で差し切って1分58秒9で優勝。デビュー戦の阪神芝1800mの未勝利戦を8番手から最速の34.0秒で差し切って1分45秒4で2馬身差で圧勝している。佐々木晶厩舎のキズナ産駒。ムラ馬だが、あっさりもある。


調教診断

★ウエストナウ
栗CWで3頭併せで強めに追って相手を突き放した。追ってからの反応が良くラスト11.4秒。前走勝って中2週になるが、叩き3戦目でさらに良化。

★オールナット
栗坂で馬なり調教。馬体を大きく見せ、しっかりとした脚捌きでラスト12.2秒。2週前、1週前に栗坂で一杯に追っている。前走勝ったデキをキープ。

★デビットバローズ
栗CWで3頭併せで馬なりのまま併入。大外を回って余力十分にラスト11.3秒。1週前に栗CWで3頭併せで一杯に追って先着。久々も仕上げられた。

★グランヴィノス
栗坂で2頭併せで強めに追われてラスト12.2秒で相手を突き放した。1週前に栗CWで3頭併せで追っている。活気があり、一連のデキをキープ。

★ブラックシールド
栗坂で馬なり調教。活気がありしっかりとした脚捌きでラスト12.3秒。2週前、1週前に栗坂で一杯に追っている。叩き3戦目でデキは上向き。

ショウナンマグマは調教VTRなし。


レース回顧

2025年12月 6日(土) 5回阪神1日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第78回鳴尾記念
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 1800m・外   14頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 6 10  デビットバローズ   セ 6 岩田望来  57  1.43.7 33.9  2 514 (栗)上村洋行
2 3  4  センツブラッド     牡 3 坂井瑠星  56  1.44.0 34.1  7 462 (栗)斉藤崇史
3 2  2  マテンロウレオ     牡 6 横山典弘  57  1.44.0 33.9  3 488 (栗)昆貢
4 8 13  グランヴィノス     牡 5 川田将雅  57  1.44.1 34.1  1 532 (栗)友道康夫
5 7 12  ニホンピロキーフ   牡 5 田口貫太  57  1.44.1 33.9 10 486 (栗)大橋勇樹
6 3  3  ブラックシールド   牡 6 国分優作  57  1.44.2 33.8 12 468 (栗)小栗実
7 4  5  サンストックトン   牡 6 高杉吏麒  57  1.44.3 34.2 13 464 (美)堀内岳志
8 1  1  オニャンコポン     セ 6 武豊      57  1.44.6 34.3  8 460 (美)小島茂之
9 5  8  ナムラエイハブ     牡 4 吉田隼人  57  1.44.7 35.3  5 524 (栗)長谷川浩
10 8 14  オールナット       牡 4 北村友一  58  1.44.7 34.6  4 538 (栗)高野友和
11 5  7  ラーグルフ         牡 6 丸田恭介  57  1.44.8 34.5 14 502 (美)田中勝春
12 4  6  ショウナンマグマ   セ 6 池添謙一  57  1.45.1 36.1 11 504 (美)尾関知人
13 6  9  ウエストナウ       牡 4 団野大成  57  1.45.3 35.1  6 498 (栗)佐々木晶
14 7 11  ドゥラエレーデ     牡 5 西村淳也  57  1.45.8 36.2  9 516 (栗)池添学
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LAP :12.5-10.6-10.8-11.5-11.7-11.9-11.5-11.5-11.7
通過:33.9-45.4-57.1-69.0  上り:69.8-58.3-46.6-34.7  平均:1F:11.52 / 3F:34.57
単勝   10 \430 
複勝   10 \200 / 4 \400 / 2 \260 
枠連   3-6 \2390 (10) 
馬連   04-10 \3540 (11) 
ワイド 04-10 \1230 (14)/ 02-10 \670 (5)/ 02-04 \1490 (20) 
馬単   10-04 \5960 (22) 
3連複 02-04-10 \9440 (30/364) 
3連単 10-04-02 \48840 (166/2184) 

デビットバローズは4番手を進み、メンバー2位タイの33.9秒で抜け出して2馬身差で圧勝。勝ちタイムは1分43秒7。ショウナンマグマが逃げて前半3F33.9秒、5F57.1秒。上がりは34.7秒、ラップは11.5−11.5−11.7秒。開幕週の高速馬場で時計、上がりとも速いレースになった。デビットバローズは好位から抜け出す正攻法のレースで重賞初制覇。

3走前に同コースの大阪城Sを先行抜け出しで1分44秒6で2馬身半差で圧勝したが、そのときより速い流れで地力強化を示した。23年以降、阪神芝1800mでは全て岩田望騎手が騎乗し[3−1−0−0]で連対を確保。6歳セン馬でも長い休養が多く今が旬。今年の重賞で上村厩舎は[3−6−3−18]、2番人気以内では[2−5−1−1]で複勝率88.9%。パドックを見ると一頭一頭大事に仕上げている印象がある。

センツブラッドは内ラチ沿いの5番手を進み、メンバー5位タイの34.1秒で上がって0.3秒差の2着。直線で最内からしぶとく伸びてきた。前走カシオペアSは3番人気で直線で伸び切れず7着に終わったが、1枠1番から外に出して外を通っていた。今回は4番枠から終始内をロスなく回っている。前走騎乗した坂井騎手が上手く修正し、7番手人気で激走した。これで芝1800mは[1−3−0−1]で白百合S2着、ラジオNIKKEI賞2着など安定して走っている。

マテンロウレオは内ラチ沿いの後方から直線で内を突いてメンバー2位タイの33.9秒で上がって0.3秒差の3着。2着とはハナ差。2枠2番スタートでも位置取りが悪くなり、直線ではラスト1Fまで前が壁になって追い出しが遅れたことが堪えた。速い流れでも4、5番手につけた馬が連対しており、2枠2番の好枠を生かせなかったことが堪えた。22年のアンドロメダSを勝ってから17戦未勝利。不憫な騎乗が続いている。

グランヴィノスは8枠13番から6番手につけ、メンバー5位タイの34.1秒で上がって0.4秒差の4着。デビットバローズを見ながら進めたが、直線で引き離された。外枠から外を回ったこともあるが、直線で伸び切れなかったところに物足りなさが残る。前走4キロ増えた馬体がさらに8キロ増えて少しフックラ映った。ヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロスの半弟。今後も中距離のG3を使って行くことになりそうだ。

オールナットは大外枠から進んで行かず最後方を進み、勝負どころで外を回って中団まで押し上げたが、直線で一杯になって1.0秒差の10着。上がりはメンバー10位の34.6秒。前半5F57秒台で流れた東京新聞杯も9着に終わっている。前走より馬体が14キロ増えて過去最高体重。少し太かったことも影響したのだろう。芝2000mのチャレンジCを勝った馬。今後は芝2000mを以上を使っていくことになりそうだ。



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