チャンピオンズC
2025/12/7 中京競馬場 ダ1800m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−3−0−3]で7連対。単勝1倍台は[1−0−0−2]、2倍台は[1−1−0−0]、3倍以上は[2−2−0−1]。単勝1倍台の断然人気は過信禁物。2番人気は[1−1−0−8]で2連対、3番人気は[1−3−2−4]で4連対。6〜8番人気が3連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は40倍、6倍、48倍、290倍、6倍。23年は1−12番人気で大波乱になった。

連対馬20頭のうち15頭が前走3着以内。前走ダート重賞で3着以内に入った馬が活躍。前走4、5、5、6、7着から連対した5頭のうち3頭はダートG1馬だった。前走8着以下は[0−0−5−24]で3着が多い。連対馬18頭が前走3番人気以内。連対馬20頭全てが前走5番人気以内に支持されていた。前走重賞で5番人気以内だった馬に注目。前走6番人気以下は[0−0−1−28]で14番人気の3着が1回あるのみ。

ナルカミはダート[5−0−0−1]で1勝C、いわき特別、不来方賞、JDダートクラシックを4連勝。前走JDクラシックは前半5F60.2秒で逃げ、最速の39.0秒で上がって2分3秒7で3馬身差で圧勝。2着は羽田盃、東京ダービーを圧勝したナチュラルライズ。2着から9馬身差の3着ルクソールカフェは武蔵野Sを制した。中京ダ1800m1勝Cは前半5F61.6秒で逃げ、ラスト1Fで失速して0.6秒差の7着。

チャンピオンズCで同じコースで失速したのは少し気になるが、陣営は来年のサウジC、ドバイWCを視野に入れて左回りのチャンピオンズCに使ってきた。過去10年で逃げた馬は[2−0−3−5]で1番人気のレモンポップが2勝。ウィリアムバローズ、ダブルハートボンドとの兼ね合いがカギになる。田中博厩舎のサンダースノー産駒。ゴドルフィン&田中博厩舎は過去2年のチャンピオンズCをレモンポップで制している。

ダブルハートボンドはブリーダーズGCで2着に負けたが、中央ダートでは6戦6勝。前走みやこSは2番手から4コーナーで先頭に立つと4位の36.2秒で上がって1分47秒5(不良)のレコードで優勝。前半5F59.3秒で2〜4着は差し追い込み馬。中京ダ1800mは3戦3勝で未勝利戦を6馬身差、1勝Cを1.9秒の大差、2勝Cを3馬身差で圧勝。坂井騎手は過去2年レモンポップで逃げて勝っており3連覇が懸かる。

ルクソールカフェは未勝利、黒竹賞、ヒヤシンスS、伏竜Sを4連勝。ケンタッキーダービーは道中揉まれて12着、JDクラシックは2.4秒差の3着に終わった。前走武蔵野Sは大外枠から4番手につけ、2位タイの34.9秒で抜け出して1分35秒2で3馬身半差で圧勝。全兄カフェファラオはフェブラリーSを2勝したが、チャンピオンズCは6、11着。JDクラシックではナルカミに2.4秒差の3着。これをどう考えるか。

チャンピオンズCで2年連続2着のウィルソンテソーロ、南部杯2着馬シックスペンス、平安S勝ち馬アウトレンジ、JBCクラシック2着馬メイショウハリオ、かしわ記念2着馬ウィリアムバローズ、フェブラリーS2着馬サンライズジパング、みやこS4着馬ラムジェット、JBCレディスクラシック2着のテンカジョウなど伏兵は多士済々。ウィルソンテソーロはダートG1[2−5−0−7]でJBCクラシック、南部杯を優勝。過去2年のチャンピオンズCは追い込んでレモンポップに0.2秒差、ハナ差の2着。南部杯を4馬身差で圧勝したが、前走JBCクラシックは2.2秒差の5着。今年の中京ダ1800mで川田騎手は[1−4−5−8]。

シックスペンスは初ダートの南部杯で好位からしぶとく伸びて1分34秒9で走り4馬身差の2着。芝1800mは3戦3勝でスプリングS、毎日杯、中山記念を優勝。ダート2戦目、ダ1800mでパフォーマンスを引き上げるか。今秋のG1でルメール騎手は[3−1−1−2]。アウトレンジは平安Sを勝ち、帝王賞でミッキーファイトにクビ差の2着。前走みやこSは中団から伸び切れず1.8秒差の7着。ダ1800mは[5−1−1−4]でみやこSでサンライズジパングの2着がある。過去10年で大久保龍厩舎は[1−1−1−5]。

メイショウハリオはダートG1[4−2−2−6]で今年は川崎記念を優勝。前走JBCクラシックは大外から捲ってミッキーファイトに3馬身差の2着。ラストランになるが、浜中騎手が落馬負傷のため、テン乗りの武豊騎手が騎乗する。ウィリアムバローズはダ1800m[6−4−1−1]で東海S(京都)、日本TV盃を優勝。ダートG1はかしわ記念6着、JBCクラシック6着、フェブラリーS13着、かしわ記念2着。7歳馬がG1の壁を超えるか。テンカジョウはダート[6−2−4−0]、ダ1800m[5−2−3−0]。ナルカミと同じサンダースノー産駒。鞍上は国分優騎手。


調教診断

★シックスペンス
美坂で2頭併せで馬なりのまま先着。重心が低いフットワークで余力十分。1週前に南Wで3頭併せで馬なりのままラスト11.2秒で先着。ダート2戦目。デキは上向き。

★サンライズジパング
栗坂で強めに追われて50.6秒の1番時計をマーク。1週前に栗CWで3頭併せで強めに追われてラスト11.1秒で相手を突き放した。叩き3戦目で攻めて仕上げられた。

★ルクソールカフェ
南Wで2頭併せで馬なり調教。最後は抑えて遅れたが、ラスト11.6秒で動いている。前走勝って中2週になるが、馬体、気配は落ちておらず、前走のデキをキープ。

★ナルカミ
南Wで2頭併せで馬なりのまま併入。大きなストライドでラスト11.2秒。1週前に南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.5秒で併入。一連のデキをキープ。

★ダブルハートボンド
栗坂で馬なり調教。少し頭が高いが大きなストライドで余力十分。1週前に栗坂で2頭併せで馬なりのまま併入。レコード勝ち後の中3週で攻めていないがデキはある。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆テンカジョウ


レース回顧

2025年12月 7日(日) 5回中京2日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第26回チャンピオンズカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定)  ダート 1800m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 1  2  ダブルハートボンド 牝 4 坂井瑠星  56  1.50.2 37.1  3 474 (栗)大久保龍
2 4  8  ウィルソンテソーロ 牡 6 川田将雅  58  1.50.2 36.8  2 484 (美)高木登
3 4  7  ラムジェット       牡 4 三浦皇成  58  1.50.6 36.9  7 516 (栗)佐々木晶
4 2  3  メイショウハリオ   牡 8 武豊      58  1.50.6 36.7  8 504 (栗)岡田稲男
5 5  9  アウトレンジ       牡 5 松山弘平  58  1.51.0 37.6  4 492 (栗)大久保龍
6 3  6  ハギノアレグリアス 牡 8 岩田康誠  58  1.51.1 37.9 11 494 (栗)四位洋文
7 5 10  テンカジョウ       牝 4 国分優作  56  1.51.2 37.2 10 496 (栗)岡田稲男
8 7 13  サンライズジパング 牡 4 池添謙一  58  1.51.3 37.6  9 524 (栗)前川恭子
9 2  4  セラフィックコール 牡 5 西村淳也  58  1.51.4 37.4 14 538 (栗)寺島良
10 8 15  ペリエール         牡 5 佐々木大  58  1.51.4 38.0 15 484 (美)黒岩陽一
11 6 11  シックスペンス     牡 4 ルメール  58  1.51.5 38.6  5 502 (美)国枝栄
12 7 14  ペプチドナイル     牡 7 藤岡佑介  58  1.52.3 38.5 12 526 (栗)武英智
13 6 12  ナルカミ           牡 3 戸崎圭太  57  1.52.6 39.4  1 508 (美)田中博康
14 3  5  ヘリオス           セ 9 原優介    58  1.52.7 38.1 16 466 [地]千葉幸喜
15 8 16 $ルクソールカフェ   牡 3 ジェルー  57  1.53.6 40.1  6 550 (美)堀宣行
16 1  1  ウィリアムバローズ 牡 7 岩田望来  58  1.54.7 41.8 13 490 (栗)上村洋行
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LAP :12.8-10.8-12.2-12.2-12.3-12.6-12.9-12.3-12.1
通過:35.8-48.0-60.3-72.9  上り:74.4-62.2-49.9-37.3  平均:1F:12.24 / 3F:36.73
単勝   2 \730 
複勝   2 \250 / 8 \230 / 7 \320 
枠連   1-4 \1420 (6) 
馬連   02-08 \2300 (8) 
ワイド 02-08 \910 (9)/ 02-07 \1680 (22)/ 07-08 \1010 (11) 
馬単   02-08 \4160 (13) 
3連複 02-07-08 \8700 (30/560) 
3連単 02-08-07 \36790 (106/3360) 

ダブルハートボンドは1枠2番から3番手につけ、メンバー4位の37.1秒で上がってハナ差の接戦を制した。勝ちタイムは1分50秒2。ウィリアムバローズが逃げて前半5F60.3秒。上がりは37.3秒、ラップは12.9−12.3−12.1秒で尻上がり。ラスト4Fから12.6−12.9秒と流れが緩んだことで上がりが速いレースになった。過去10年でラスト3Fが尻上がりラップになったのは初めて。ダブルハートボンドは3番人気に支持され、3番手から抜け出す正攻法のレースでG1初制覇。大久保龍厩舎のキズナ産駒。これで中央ダートでは7戦7勝となった。牝馬の優勝は15年サンビスタ以来2頭目。

パドックでは前走同様ダート馬としては腹目が細く映ったが、これが今の仕上げられた姿なのだろう。前走みやこSから中3週で調教では最後の伸びが少し物足りなかったが、レース後に坂井騎手は「馬がレースで本気で走ればいいと分かっていたのではないか」とコメント。中京ダ1800mは未勝利戦を6馬身差、1勝Cを大差、2勝Cを3馬身差で圧勝した馬。やはり左回りが得意なのだろう。勝ったことでサウジCの優先出走権を確保。国内のフェブラリーSとどちらに出走するか、陣営は迷うことになりそうだ。半姉パーシーズベストは16年に相馬眼ニュースで取り上げた馬。あれから9年経って半妹がG1を制した。

ウィルソンテソーロは4枠8番から内ラチ沿いの10番手につけ、勝負どころで6番手に押し上げるとメンバー2位の36.8秒で上がってハナ差の2着。直線で川田騎手がシックスペンスの外に出して交わし、最後は内に切れ込んで鋭く伸びたが、ダブルハートボンドとの首の上げ下げになり9センチ差で敗れた。これでチャンピオンズCは3年連続で2着。前走JBCクラシックは好位から失速して2.2秒差の5着に終わったが、2走前の南部杯で圧勝したのが本来の姿なのだろう。パドックでは気合乗りが良く、後肢の踏み込みがしっかりしていた。次走は東京大賞典には使わず、フェブラリーSに直行する予定。南部杯を勝った後、川田騎手はダ1600mがベストとコメントしている。

ラムジェットは道中12番手を進み、直線で外からメンバー3位の36.9秒で上がって0.4秒差の3着。4コーナーから直線で外からメイショウハリオに交わされて前に入られたが、そこから外に出して立て直すとしぶとく伸びて3着争いを制した。昨年の東京大賞典でフォーエバーヤング、ウィルソンテソーロの3着に入った馬。前走みやこSでメンバー最速の35.3秒で追い込んで4着。後方でタメることで末脚の威力が戻ってきた。今年のサウジCは2.4秒差の6着、ドバイWCは1.8秒差の9着。来年も海外遠征か。

メイショウハリオは道中12番手を進み、4コーナーで外に出してスパートするとメンバー最速の36.7秒で上がって0.4秒差の4着。直線でラムジェットの前に出たが、最後に差し返された。8歳馬で今回がラストランといわれていたが、いい脚を長く使って最速上がりを繰り出して善戦したため、状態面次第で東京大賞典を使うことになった。大井ダ2000mは[2−0−1−2]で22、23年の帝王賞を制している。

ナルカミは少し出遅れた後に押して4番手につけたが、直線で一杯になって2.4秒差の13着。単勝2.2倍の1番人気に支持されたが、全く力を発揮できなかった。馬場に入場したときにラチに接触して戸崎騎手が落馬しそうになっていた。パドックでは落ち着いていたが、1勝クラスで惨敗した中京コースで馬がテンションが上がってしまったか。田中博厩舎が上手く仕上げていたが、3歳馬でまだ精神的に難しい部分があるようだ。

ルクソールカフェは大外16番枠から5番手の外につけたが、直線入り口で外から前に入られ、その後は流して3.4秒差の15着。前半5F60.3秒で流れたが、2、3列目に馬が集中したことでかなり外を回され、4コーナーの急カーブを回るのに苦労していた。外枠から外を回っても大排気量エンジンで対応できるとみていたが、古馬一線級が揃ったG1で甘くはなかった。全兄カフェファラオはチャンピオンズC6、11着、フェブラリーS1、1着、南部杯1着。次走はフェブラリーSに直行することになりそうだ。



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