中日新聞杯
2025/1/ 阪神競馬場 芝1600m

レース展望

12月に移動した過去8年で1番人気は[1−2−1−4]で3連対。過去6年は[0−1−1−4]で1連対のみ。2番人気は[3−0−1−4]で3連対、3番人気は[1−1−0−6]で2連対。連対馬16頭のうち10頭が5番人気以内、残る6頭は8、8、9、12、13、17番人気。過去8年の馬連は15倍、158倍、69倍、52倍、1060倍、29倍、91倍、12倍。前走惨敗した人気薄が激走して荒れている。

前走勝ち馬は[2−1−0−12]で3連対。前走2着は[1−1−1−5]だが、3〜5着は[0−0−2−24]。連対馬16頭のうち11頭が前走7着以下。前走10着以下から5頭が連対。前走OP以上なら着順不問。前走10着以下から連対した5頭のうち4頭が前走重賞に出走。その4頭のうち3頭は3、4、4歳馬で中日新聞杯で1、1、2番人気だった。重賞惨敗した3、4歳馬が1、2番人気で巻き返している。

シンハナーダは芝2000m[4−0−0−1]で前走魚沼Sは14番手から最速の32.7秒で差し切り1分58秒2で優勝。後半5Fは57.8秒。強烈な末脚だった。0.3秒差の2着ヴィレムは次走ウェルカムSを1分57秒6で制した。国枝厩舎のレイデオロ産駒で近親にオークス馬シンハライト。ハンデは56キロ。今年の重賞で国枝厩舎は[1−1−0−25]、鮫島駿騎手は[1−1−5−27]。武豊騎手に遠慮は不要。

シェイクユアハートは芝2000m[3−7−4−4]で小倉記念は8番手から勝負どころで4番手に押し上げ、9位タイの36.4秒で上がって0.3秒差の2着。3着ディープモンスターは京都大賞典を制した。新潟記念は11着に終わったが、前走アンドロメダSは6番手から4位の34.6秒で上がって0.1秒差の2着。23年秋以降、芝2000mでは[2−7−3−1]。ハンデは56.5キロ。古川吉騎手が持ってくるか。

2連勝でOP入りしたファミリータイム、むささき賞勝ち馬メリオーレム、弥生賞2着馬ヴィンセンシオ、昨年の大阪−ハンブルクC勝ち馬レッドバリエンテ、アンドロメダS3着馬マイネルケレリウス、秋風S勝ち馬ピースワンデュック、中山金杯2着馬マイネルモーント、函館記念3着馬マイネルメモリー、昨年の神戸新聞杯2着馬ジューンテイク、昨年の小倉記念勝ち馬リフレーミングなど伏兵は数多い。土曜は曇り一時雨の予報。

ファミリータイムは芝2200mの2、3勝Cを2番手から抜け出して2連勝。前半5F62.1秒、63.5秒で直線でスパッと抜け出した。中京芝は[3−2−0−1]の巧者。ハンデは55キロ。松山騎手とは[2−2−0−0]で好相性。メリオーレムは芝2000m[2−3−1−3]でプリンシパルSで2着がある。ハンデは55キロ。テン乗りの武豊騎手が騎乗する。リフレーミングは中京芝2000m[3−1−0−2]で昨年の小倉記念を1分56秒5のレコードで優勝。アメリカから帰国中のMデムーロ騎手で一発あるか。


調教診断

★シンハナーダ
南Wで軽く仕掛けられた。気合乗りが良く、最後まで集中して走っていた。1週前に南Wで3頭併せで馬なりのままラスト11.5秒で先着。叩いてデキは上向き。

★ファミリータイム
栗坂で2頭併せで強めに追って先着。動きに派手さはないが、追ってからしぶとく伸びた。少し間隔が空いたが、入念に乗り込まれて一連のデキをキープ。

★ピースワンデュック
南Wで馬なり調教。前向きさがあり、重心が低く首を使った走りで最後までしっかり伸びた。1週前に南Wで好タイムをマーク。叩き3戦目でデキは上向き。

★メリオーレム
栗坂で軽く仕掛けられた。仕掛けてからの反応が良く、回転の速いフットワークでラスト12.3秒。前走惨敗したが、ひと叩きされ、乗り込んで若干良化。

★レッドバリエンテ
栗CWで馬なり調教。しなやかなフットワークでラスト11.5秒。1週前に栗CWで2頭併せで馬なりのままラスト11.6秒で併入。久々もまずまず仕上がる。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆シェイクユアハート

ウインエーデル、カネフラ、グーデンドラーク、ダンディズム、リフレーミングは調教VTRなし。


レース回顧

2025年12月13日(土) 5回中京3日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第61回中日新聞杯
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2000m   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 4  8  シェイクユアハート 牡 5 古川吉洋 56.5 1.57.6 33.2  3 458 (栗)宮徹
2 4  7  レッドバリエンテ   牡 6 西村淳也  56  1.57.8 33.8  7 492 (栗)中内田充
3 2  3  ジューンテイク     牡 4 藤岡佑介  57  1.57.8 33.6  5 500 (栗)武英智
4 7 14  シンハナーダ       牡 4 鮫島克駿  56  1.57.8 33.2  2 470 (美)国枝栄
5 3  6  メリオーレム       牡 4 武豊      55  1.58.1 33.2 10 502 (栗)友道康夫
6 5  9  ピースワンデュック 牡 4 柴田善臣  55  1.58.1 34.6  4 454 (美)大竹正博
7 2  4  ファミリータイム   牡 4 松山弘平  55  1.58.1 33.8  1 478 (栗)石坂公一
8 6 11  マイネルモーント   牡 5 丹内祐次  56  1.58.3 34.1  8 464 (美)高木登
9 7 15  ヴィンセンシオ     牡 3 杉原誠人  56  1.58.3 34.5  6 502 (美)森一誠
10 3  5  オニャンコポン     セ 6 菅原明良  55  1.58.3 33.9  9 462 (美)小島茂之
11 1  2  ウインエーデル     牝 5 西塚洸二  52  1.58.4 33.7 13 462 (栗)吉田直弘
12 6 12  ダンディズム       セ 9 富田暁    55  1.58.5 33.2 18 480 (栗)野中賢二
13 7 13  ショウナンアデイブ 牡 6 池添謙一  55  1.58.5 34.5 16 518 (栗)高野友和
14 5 10  マイネルケレリウス 牡 5 丸山元気  55  1.59.0 32.7 12 432 (美)奥村武
15 1  1  ホウオウプロサンゲ 牡 4 吉田隼人  54  1.59.1 35.6 14 488 (栗)矢作芳人
16 8 16  グーデンドラーク   牡 6 亀田温心  55  2.00.0 35.8 15 536 (栗)池添学
17 8 18  カネフラ           牡 5 斎藤新    53  2.00.0 33.3 17 452 (栗)高橋康之
止 8 17  リフレーミング     牡 7 M.デム  57  ------ ---- 11 472 (栗)藤野健太
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LAP :12.7-10.6-11.8-12.6-12.6-12.0-11.2-11.3-11.3-11.5
通過:35.1-47.7-60.3-72.3  上り:69.9-57.3-45.3-34.1  平均:1F:11.76 / 3F:35.28
単勝   8 \540 
複勝   8 \180 / 7 \380 / 3 \320 
枠連   4-4 \3250 (15) 
馬連   07-08 \3040 (10) 
ワイド 07-08 \850 (6)/ 03-08 \830 (5)/ 03-07 \2560 (33) 
馬単   08-07 \5970 (20) 
3連複 03-07-08 \11540 (37/816) 
3連単 08-07-03 \55460 (166/4896) 

シェイクユアハートは中団の馬込みを進み、勝負どころで外に出すとメンバー2位タイの33.2秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分57秒6。ホウオウプロサンゲが逃げて前半5F60.3秒、後半5F57.3秒、上がり34.1秒。ラスト4Fは11.2−11.3−11.3−11.5秒。開催2週目の高速馬場で流れが緩んで高速ラップの持続力と最後に抜け出す瞬発力が問われるレースになった。シェイクユアハートは中団の外から豪快に差し切り、乗り慣れた古川吉騎手で3番人気で重賞初制覇を飾った。

これで23年秋以降、芝2000mでは[3−7−3−1]で複勝率92.9%。相手なりに堅実に走るタイプが高速決着に対応してパフォーマンスを引き上げた。調教の動きは地味だったが、パドックでは少しチャカついていたが、馬体、気配は落ちていなかった。宮厩舎は14年高松宮記念のコパノリチャード以来11年ぶりの重賞制覇となった。今後は芝2000mのG3を使いながらG2、G1とステップアップを目指すことになりそうだ。中京の金鯱賞、阪神の大阪杯が視野に入る。

レッドバリエンテはスタートを決めて4番手につけ、メンバー9位タイの33.8秒で上がって0.2秒差の2着。勝負どころで西村淳騎手手が激しく動いたが、内から馬群を捌いてしぶとく伸びてきた。前走アンドロメダSは長期休養明け、馬体16キロ増で7着に終わったが、叩き2戦目、西村淳騎手で走りが一変した。6歳馬でもディープインパクト産駒は高齢になってもパフォーマンスが落ちない馬が多い。これで中京芝は[3−2−0−1]。芝2000mの高速決着に対応できたことで使えるレースの幅が広がった。

ジューンテイクは12番手から外を通って4コーナーで6番手に押し上げ、メンバー7位の33.6秒で上がって0.2秒差の3着。前4走10着以下が続いていたが、休養して立て直し走りが一変した。これで中京芝は[2−1−1−0]。中京芝2200mの神戸新聞杯でメイショウタバル(宝塚記念優勝)に0.1秒差の2着があるのはダテではない。京都新聞杯を勝った実力馬がようやく復調してきた。

シンハナーダは後方からメンバー2位タイの33.2秒で上がって0.2秒差の4着。2着とはハナ+ハナ差。大外から鋭く伸びてきたが、あと一歩足りなかった。4コーナーで他馬にぶつけられて少し減速し、トップギアに入るタイミングが遅れたことが堪えた。そこがスムーズなら際どいレースになったのではないか。馬体に派手さはないが、末脚の威力は相当。国枝調教師が引退する前に重賞制覇がありそうだ。

メリオーレムは後方からメンバー2位タイの33.2秒で上がって0.5秒差の5着。武豊騎手が後方の内でタメて4コーナーから直線で外に出して前にいたシンハナーダを追ったが、最後は切れ負けして突き放された。武豊騎手が鮫島駿騎手を外から抜かそうとしていたのが印象的。まだ根に持っているのか。前2走は10、9着に終わったが、パドック気配が良くなって復調してきた。マイルを使うと一変の可能性がある。



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