阪神JF
2025/12/14 阪神競馬場 芝1600m

レース展望

2歳女王決定戦。過去10年で1番人気は[5−0−0−5]で5連対。単勝1倍台は[0−0−0−1]、2倍台は[4−0−0−1]、3倍以上は[1−0−0−3]。2番人気は[1−3−1−5]で4連対、3番人気は[2−1−3−4]で3連対。連対馬15頭が5番人気以内、残る5頭は6、8、8、10、12番人気。過去6年の馬連は100倍、6倍、124倍、75倍、23倍、85倍。かなり波乱傾向が強い。

前走新馬戦は12番人気が2着。未勝利戦は3着以内がない。1勝クラス勝ち馬は5番人気以内なら[0−3−1−4]。2着以下は[0−0−0−17]。OP特別は1、2番人気なら[1−1−0−1]。G3は連対馬なら[9−1−4−33]だが、3着以下は[0−1−2−30]。6番人気以下の関東馬は[0−4−2−32]、関西馬は[0−1−1−88]。関東馬が2、3着に入って穴をあけることが多い。

アランカールは福島芝1800mの新馬戦を7番手から3番手に押し上げ、ノーステッキで最速の36.4秒で上がり1分52秒0(稍重)で4馬身差で圧勝。前走野路菊Sは最後方から最速の33.3秒で差し切り1分33秒5で3馬身半差で圧勝。上がりは2位を1.2秒上回った。キャロットFで8000万円で募集された斉藤崇厩舎のエピファネイア産駒で母はオークス馬シンハライト。社台の馬だけにあっさりもあるか。

マーゴットラヴミーは京都芝1400mの新馬戦を2番手から最速の33.4秒で抜け出して1分20秒2のレコードで2馬身差で圧勝。白菊賞は前半5F59.0秒で逃げ、最速の34.6秒で上がって1分33秒6で3馬身差で圧勝。セレクトセールで9240万円で取り引きされた小林真厩舎のリアルスティール産駒で近親にアグリがいる。8月以降の重賞で武豊騎手は[0−3−4−18]、乗り替わりでは[0−1−1−9]。

未勝利、サフラン賞を連勝したアルバンヌ、中京2歳S2着馬スターアニス、新潟2歳S2着、アルテミスS3着のタイセイボーグ、未勝利、赤松賞を連勝したヒズマスターピース、芝1800mの未勝利戦を勝ったギャラボーグ、アルテミスS2着馬ミツカネベネラ、ファンタジーS2着馬ショウナンカリスなど伏兵は多士済々。土曜は晴れのち雨、日曜は曇り一時雨の予報。開催2週目でまだ荒れていないが、どこまで渋るかがカギ。

アルバンヌは[2−1−0−0]でサフラン賞を4番手から最速タイの33.7秒で抜け出し1分33秒8で優勝。ラスト3Fは11.9−12.1−11.1秒で尻上がり。セレクトセールで3300万円で取り引きされた田中博厩舎のアドマイヤマーズ産駒。ルメール騎手から坂井騎手に乗り替わる。スターアニスは小倉芝1200mの未勝利戦を7馬身差で圧勝。前走中京2歳Sは6番手から2位の34.3秒で上がってクビ差の2着。レコード勝ちしたキャンディードは次走デイリー杯2歳S8着。過去10年で松山騎手は[0−0−0−7]。

タイセイボーグは[1−2−1−0]で新潟2歳Sは5番手から3位の33.1秒で上がって0.7秒差の2着。前走アルテミスSは出遅れて後方から最速の33.7秒で追い込んで0.4秒差の3着。松下厩舎のインディチャンプ産駒。テン乗りの西村淳騎手がどう乗るか。ヒズマスターピースは前走赤松賞を前半5F59.8秒で逃げ、3位の33.8秒で上がって1分33秒6で優勝。国枝厩舎のスクリーンヒーロー産駒でヴェローチェエラの半弟。20年以降の芝重賞で藤岡佑騎手は逃げたときは[6−2−3−12]で複勝率47.8%。


調教診断

★アランカール
栗CWで3頭併せで馬なりのまま遅れたが、重心の低いフットワークで余力十分。1週前に栗CWで3頭併せで馬なりのままラスト11.0秒で先着。活気があり動き、気配とも目立つ。

★スターアニス
栗坂で馬なり調教。しっかりとした脚捌きでラスト12.1秒でまっすぐに登坂。1週前に栗坂で馬なり調教。バネの利いたフットワークで推進力のある走り。ひと息入れたがデキは安定。

★アルバンヌ
栗CWで軽く仕掛けられた。背中がブレないフットワークでラスト11.6秒。1週前に南Wで2頭併せで好タイムを出し、馬なりのままラスト11.3秒で先着。一連のデキをキープ。

★ヒズマスターピース
南Wで3頭併せで馬なりのまま併入。前向きさがあり、重心の低いフットワークでラスト12.1秒。頭の低さはタイキブリザード級。中2週になるが、馬体、気配は落ちはなくデキはある。

★ギャラボーグ
栗坂で馬なり調教。首を使って大きなストライドで最後まで余力十分。1週前に栗CWで2頭併せで強めに追われてラスト11.2秒で先着。馬体にボリュームがあり好気配。順調。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆マーゴットラヴミー
☆タイセイボーグ


レース回顧

2025年12月14日(日) 5回阪神4日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第77回阪神ジュベナイルフィリーズ
2歳・オープン・G1(馬齢) (牝)(国際)(指定)  芝 1600m・外   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 5  9  スターアニス       牝 2 松山弘平  55  1.32.6 34.5  2 478 (栗)高野友和
2 3  5  ギャラボーグ       牝 2 川田将雅  55  1.32.8 34.3  4 500 (栗)杉山晴紀
3 8 17  タイセイボーグ     牝 2 西村淳也  55  1.32.9 35.0  6 486 (栗)松下武士
4 6 11  スウィートハピネス 牝 2 高杉吏麒  55  1.32.9 34.5  9 440 (栗)北出成人
5 2  4  アランカール       牝 2 北村友一  55  1.33.1 34.7  1 438 (栗)斉藤崇史
6 3  6  アルバンヌ         牝 2 坂井瑠星  55  1.33.3 34.6  3 464 (美)田中博康
7 8 18  ショウナンカリス   牝 2 池添謙一  55  1.33.5 35.2 11 418 (美)加藤士津
8 4  7  マーゴットラヴミー 牝 2 武豊      55  1.33.5 35.8  5 428 (栗)小林真也
9 1  2  レディーゴール     牝 2 松若風馬  55  1.33.5 34.6 18 450 (栗)池添学
10 5 10  イヌボウノウタゴエ 牝 2 酒井学    55  1.33.7 35.2 12 474 (美)西田雄一
11 7 14  スタニングレディ   牝 2 和田竜二  55  1.33.8 35.1 10 456 (美)高木登
12 2  3  ミツカネベネラ     牝 2 津村明秀  55  1.33.8 35.5  8 444 (美)鈴木伸尋
13 8 16  ローズカリス       牝 2 田口貫太  55  1.34.0 36.4 17 430 (栗)大橋勇樹
14 6 12  メイプルハッピー   牝 2 岩田康誠  55  1.34.2 36.1 15 476 (栗)北出成人
15 4  8  ヒズマスターピース 牝 2 藤岡佑介  55  1.34.2 36.9  7 488 (美)国枝栄
16 7 15  ラスティングスノー 牝 2 菱田裕二  55  1.34.4 36.7 13 470 (美)池上昌和
17 7 13  フロムレイブン     牝 2 吉村誠之  55  1.35.0 37.6 14 470 (栗)坂口智康
18 1  1  アンヘリータス     牝 2 ジェルー  55  1.35.1 35.5 16 422 (栗)吉村圭司
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LAP :12.4-10.5-10.8-11.6-12.0-12.0-11.4-11.9
通過:33.7-45.3-57.3-69.3  上り:69.7-58.9-47.3-35.3  平均:1F:11.57 / 3F:34.72
単勝   9 \500 
複勝   9 \200 / 5 \230 / 17 \260 
枠連   3-5 \990 (5) 
馬連   05-09 \2020 (8) 
ワイド 05-09 \710 (7)/ 09-17 \830 (11)/ 05-17 \780 (9) 
馬単   09-05 \3710 (13) 
3連複 05-09-17 \6470 (24/816) 
3連単 09-05-17 \30180 (105/4896) 

スターアニスは中団の外を進み、直線で外からメンバー2位タイの34.5秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分32秒6。ヒズマスターピースが逃げて前半3F33.7秒、5F57.3秒の速い流れ。上がりは35.3秒、ラップは12.0−11.4−11.9秒。流れが速くなって上がりが掛かり、差し追い込み馬が上位を独占した。スターアニスは中団の外から豪快に差し切り、2番人気でG1初制覇を飾った。

中京2歳Sは前半5F56.1秒のハイペースで直線で内に寄れてラチにぶつかり2着に負けたが、正攻法のレースで1分19秒4のレコードで走っていた。これまで33秒台で上がったことがないため、流れが速くなったことがプラスに働いている。母は短距離馬エピセアロームだが、相馬眼的にマイルは問題ないとみて本命で狙って正解だった。現時点の完成度が高く末脚に威力がある。春の目標は桜花賞とNHKマイルC。今後は休養してチューリップ賞あたりから桜花賞を目指すことになりそうだ。

ギャラボーグは内ラチ沿いの12番手を進み、直線で馬群に突っ込んで狭いところを捌き、メンバー最速の34.3秒で上がって0.2秒差の2着。新馬戦は前半5F62.5秒、未勝利戦は前半5F65.2秒のスローペースで先行していたが、今回は前半5F57.3秒のハイペースで後方からのレースになった。経験のない流れで追い込むレースをして最速上がりを繰り出して1分32秒8で走ったことを評価したい。ダノンスコーピオンの全妹でパドックでは雄大な馬体が目立っていた。化けそうな雰囲気がある。

タイセイボーグは17番枠から6番手の外につけ、メンバー7位の35.0秒で上がって0.3秒差の3着。前2走は内枠からロスなく回って走りにくい面があったが、今回は外枠スタートから終始外を回り、全く詰まることがなくスムーズなレースで力を出し切った。松下厩舎のインディチャンプ産駒。デビューから[1−2−2−0]で3着以内を確保。相手なりに走るため、春のG1に向けて物差しになりそうな馬。

スウィートハピネスは中団の馬込みを進み、メンバー2位タイの34.5秒で上がって0.3秒差の4着。直線で前が壁になって外に切り替えるロスがあった。直線でスムーズなら2、3着があったかもしれない。北出厩舎のリアルインパクト産駒。前走白菊賞で3馬身差をつけられたマーゴットラヴミーには0.6秒先着した。人気になりにくいタイプ。どこかで穴をあけそうだ。

アランカールはスタートした後に控えて最後方を進み、大外からメンバー6位の34.7秒で上がって0.5秒差の5着。勝負どころで9番手に押し上げたが、直線で伸び切れなかった。新馬戦は前半5F63.2秒、野路菊Sは前半5F59.6秒。前2走より速い流れで最後方に控えたが、さすがに位置取りが後ろ過ぎた。母はオークス馬シンハライト。素質は高いが、まだ馬体に華奢な部分が残っている。



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