カペラS
2025/12/14 中山競馬場 ダ1200m

レース展望

過去10年で1番人気は[2−2−1−5]で4連対。単勝2倍台は[0−0−0−1]、3倍台は[2−2−1−1]、4倍台は[0−0−0−3]。2番人気は[3−2−3−2]で5連対、3番人気は[3−1−0−6]で4連対。連対馬16頭が4番人気以内、残る4頭は7、8、10、11番人気。過去5年の馬連は10倍、12倍、10倍、122倍、25倍。23年は2−10番人気で万馬券が飛び出した。

連対馬20頭はダートで連対率50%以上、または5勝以上を満たしていた。ダート実績のある馬しか通用していない。前走芝を使った馬は[0−0−0−11]で3着以内がない。初ダートで人気でも過信禁物。過去6年のうち5年が1分8〜9秒台の高速決着。ダート短距離で実績のある馬が揃い、ハイペースで高速決着になりやすい。ダ1200mで1分10秒前後の速い持ちタイムがある馬、特に関西牡馬に注意。

テーオーエルビスはダート[4−0−2−0]で複勝率100%。ダ1200mは全て単勝1倍台の断然人気に支持され[4−0−0−0]で勝率100%。前走オークランドSRTは4番手から最速の35.1秒で抜け出して1分10秒5で4馬身差で圧勝。高柳大厩舎のヴォラタイル産駒(米ダ1200mG1馬)。同じ3歳のヤマニンチェルキより2キロ軽い56キロで出走できる。前2走騎乗した坂井騎手から鮫島駿騎手に戻る。

ヤマニンチェルキはダート[6−1−0−3]で北海道SC、サマーCh、東京盃を3連勝。前走東京盃は4番手から抜け出して1分10秒7で2馬身差で圧勝。2着はクロジシジョー、3着はサンライズアムール、4着はドンアミティエ。ダ1200mは[4−1−0−0]で連対率100%。中村直厩舎のフォーウィールドライブ産駒で近親にヤマニンウルスがいる。3歳馬に58キロがどう出るか。3戦連続で岩田望騎手が騎乗する。

昨年のカペラS勝ち馬ガビーズシスター、同2着馬クロジシジョー、JBCスプリント3着馬サンライズアムール、同4着馬チカッパ、藤森S勝ち馬タガノミスト、りんくうS、大和S、天王山Sを3連勝したドンアミティエ、ラジオ日本賞勝ち馬ポッドベイダー、秋嶺S勝ち馬エコロアゼルなど伏兵は数多い。ガビーズシスターは昨年のカペラSを7番手から6位の36.3秒で差し切り1分10秒1で優勝。中山ダ1200mは[4−1−0−0]。前3走は3、5、4着に終わったが、得意の中山、昨年騎乗した吉田隼騎手で巻き返すか。

クロジシジョーは中山ダ1200m[1−2−0−3]。昨年のカペラSは10番手から3位の35.9秒で上がってクビ差の2着。ドバイゴールデンシャヒーンで0.2秒差の4着に入った馬。戸崎騎手では[3−3−0−6]。サンライズアムールは昨年のカペラSで0.2秒差の4着。今年は水無月S、クラスターCを連勝し、東京盃3着、JBCクラシック3着。テン乗りの北村宏騎手が騎乗する。タガノミストは前走藤森Sを1分9秒4(重)で優勝。エコロアゼルは前走秋嶺Sを1分16秒5(重)で優勝。土日は曇り一時雨の予報。


調教診断

★テーオーエルビス
栗坂で強めに追われた。追われてからの反応が良く、ラスト11.9秒。1週前に栗CWで3頭併せで一杯に追ってラスト11.1秒で先着。動き、気配目立つ。

★ドンアミティエ
栗坂で強めに追われた。活気があり迫力のあるフットワークでまっすぐに登坂。1週前に栗坂で2頭併せで一杯に追って先着。ひと叩きされてデキは上向き。

★ガビーズシスター
美坂で2頭併せで馬なりのまま併入。相手に合わせた走りで余力十分。1週前に南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.4秒で先着。立て直して若干良化。

★ポッドベイダー
美坂で2頭併せで馬なりのまま先着。首を使った走りで最後まで余力十分。1週前に美坂で2頭併せで馬なりのまま相手を突き放した。前走勝ったデキをキープ。

★ヤマニンチェルキ
栗坂で一杯に追われて最後までしぶとく伸びた。1週前に栗CWで2頭併せで一杯に追って遅れたが、ラスト11.7秒で動いている。少しズブいがデキはある。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆エコロアゼル

カルチャーデイ、キャンディドライヴ、タガノミスト(時計的には十分動いている)は調教VTRなし。


レース回顧

2025年12月14日(日) 5回中山4日  天候: 曇   馬場状態:稍重
11R  第18回カペラS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  ダート 1200m   16頭立
------------------------------------------------------------------------------
着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
------------------------------------------------------------------------------
1 2  4 $テーオーエルビス   牡 3 鮫島克駿  56  1.08.6 34.8  1 526 (栗)高柳大輔
2 8 16  ヤマニンチェルキ   牡 3 岩田望来  58  1.09.5 36.0  2 536 (栗)中村直也
3 7 13 $エコロアゼル       牡 3 団野大成  56  1.09.7 36.7  6 534 (栗)森秀行
4 5  9  ガビーズシスター   牝 4 吉田隼人  56  1.09.8 36.4  3 468 (美)森一誠
5 8 15  ニットウバジル     牡 5 吉田豊    57  1.09.9 36.1 11 512 (美)高橋文雅
6 3  5  サンライズアムール 牡 6 北村宏司  58  1.10.1 36.9  9 520 (栗)小林真也
7 3  6  ポッドベイダー     牡 3 荻野極    56  1.10.1 36.4  5 508 (美)上原佑紀
8 6 11  チカッパ           牡 4 横山典弘  58  1.10.2 35.8  8 518 (栗)中竹和也
9 7 14 $ジャスパーゴールド セ 7 菅原明良  57  1.10.3 37.1 15 466 (栗)森秀行
10 4  8  クロジシジョー     牡 6 戸崎圭太  57  1.10.5 35.9  4 458 (栗)岡田稲男
11 5 10  タガノミスト       牝 4 佐々木大  55  1.10.5 37.6 10 490 (栗)渡辺薫彦
12 4  7 $キャンディドライヴ 牡 6 落合玄太  57  1.10.8 36.1 14 492 [地]小野望
13 2  3  スターペスカオリ   牝 5 長岡禎仁  55  1.10.8 36.8 16 460 (栗)石橋守
14 1  2  エートラックス     牡 4 内田博幸  58  1.10.8 37.3 13 516 (栗)宮本博
15 1  1  ドンアミティエ     牡 5 丹内祐次  57  1.11.0 37.8  7 502 (栗)今野貞一
16 6 12  カルチャーデイ     牝 4 柴田善臣  55  1.11.8 38.9 12 444 (栗)四位洋文
------------------------------------------------------------------------------
LAP :11.5-10.3-11.1-12.0-12.1-11.6
通過:32.9-44.9-57.0-68.6  上り:68.6-57.1-46.8-35.7  平均:1F:11.43 / 3F:34.30
単勝   4 \320 
複勝   4 \160 / 16 \210 / 13 \390 
枠連   2-8 \790 (1) 
馬連   04-16 \840 (1) 
ワイド 04-16 \410 (1)/ 04-13 \860 (8)/ 13-16 \1060 (12) 
馬単   04-16 \1390 (1) 
3連複 04-13-16 \3560 (5/560) 
3連単 04-16-13 \12330 (8/3360) 

テーオーエルビスは10番手を進み、4コーナーで7番手に押し上げるとメンバー最速の34.8秒で差し切って5馬身差で圧勝した。勝ちタイム1分8秒6(稍重)はレースレコード。タガノミストが逃げて前半3F32.9秒のハイペース。上がり35.7秒、ラップは12.0−12.1−11.6秒。3歳牡馬3頭が上位を独占した。テーオーエルビスは手応え良く進み、直線で外に出して馬群を割ると強烈な末脚で一気に抜け出して圧勝した。

勝ちタイム、上がりともかなり優秀でG1級の走りだった。こういうインパクトのあるレースをした馬がG1を勝つことが多い。これでダ1200mは5戦5勝で上がりは4戦が最速。レースセンスが良く、馬込みで進められ、狭いところにも突っ込める。これだけ走ったが、休み明けで馬体が16キロ増えて少し緩い仕上げだった。次走はサウジアラビアのリヤドダートスプリントに向かう予定。鮫島駿騎手は1月のプロキオンS以来11ヶ月ぶりの重賞制覇となった。

ヤマニンチェルキは大外16番枠から中団につけ、メンバー4位の36.0秒で上がって0.9秒差の2着。大外を回ってしぶとく伸びてきたが、勝ったテーオーエルビスが強過ぎた。例年なら勝ってもおかしくないレベルの走りをしている。同じ3歳のテーオーエルビスより2キロ重い58キロを背負い、大外枠から終始外を回ったことを考慮したい。雄大な馬体が目立ち、絶対能力が高い。次走はリヤドダートスプリントに向かう予定。

エコロアゼルは13番枠から3番手につけ、4コーナーで先頭に並びかけるとメンバー9位の36.7秒で上がって1.1秒差の3着。団野騎手が外枠から積極的なレースをして6番人気で激走した。大穴馬で狙い直前まで10番人気だったが、最終的には6番人気になった。最近は直前でオッズの変動が激しい。これでダ1200mは[3−0−2−0]。森厩舎の管理馬はダート短距離重賞に強い。ハイペースで強いレースをしている。

ガビーズシスターは7番手からメンバー7位タイの36.4秒で上がって1.2秒差の4着。中団の外からしぶとく伸びたが、前にいたエコロアゼルを交わせなかった。中山ダ1200mは[4−1−0−0]で昨年のカペラSを勝ったが、今年は昨年よりレースレベルが高くなった。パドックではチャカついていたが、馬体は仕上がっており、レースでは力を出している。



[Home]