朝日杯FS
2025/12/21 阪神競馬場 芝1600m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−2−2−2]で6連対。前走サウジアラビアRC勝ち馬は[3−0−1−1]、デイリー杯2歳S勝ち馬は[1−2−1−0]。2番人気は[2−4−1−3]で6連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。6〜9番人気は4連対、10番人気以下は[0−0−3−39]で3着止まり。過去4年は5番人気以内で決着し、馬連は10倍、5倍、12倍、14倍で堅い決着が続いている。

勝ち馬10頭は前走勝っていた。連対馬19頭が前走連対。前走重賞を勝った馬が活躍。過去6年の連対馬12頭のうち11頭が前走1着。前走2着は重賞[0−2−1−16]、重賞以外[0−0−0−7]で連対は重賞組のみ。18年以降に6番人気以下で連対した2頭は3、4番手につけた先行馬。2頭は1枠に入った関西牡馬だった。先行した馬が粘って波乱を演出している。穴で1枠に入った人気薄関西牡馬を絡めたい。

アドマイヤクワッズは新馬戦を9番手から最速の33.3秒で差し切り1分34秒1で優勝。デイリー杯2歳Sは最後方から内を通って少し押し上げ、最速の34.0秒でカヴァレリッツォとの激しい叩き合いを頭差で制し1分33秒1のレコードで優勝。3着に5馬身差をつけていた。セレクトセール7260万円で取引された友道厩舎のリアルスティール産駒。坂井騎手はダートG1[4−0−1−0]。芝G1は[3−4−5−69]、3番人気以内では[2−1−2−3]で勝率25%。サウジアラビアRCではエコロアルバに騎乗していた。

リアライズシリウスは新馬戦を前半5F60.9秒で逃げ、最速の34.8秒で上がり、ノーステッキで1分35秒7(稍重)で7馬身差で圧勝。新潟2歳Sは出遅れた後に2番手に押し上げ、5位タイの33.4秒で抜け出して1分33秒4で4馬身差で圧勝。2着タイセイボーグはアルテミスSと阪神JFで3着に入った。稍重の新馬戦を圧勝した馬が、良馬場の上がり勝負に対応して能力の違いを見せつけた。セレクトセールで4400万円で募集されたポエティックフレア産駒(英マイルG1を2勝)。津村騎手が前に行って粘らせるか。

エコロアルバは新馬戦を9番手から最速の34.0秒で差し切り1分21秒3で2馬身半差で圧勝。サウジアラビアRCは最後方から最速の33.2秒で差し切り1分33秒8で優勝。坂井騎手が促しても進んで行かなかったが、強烈な末脚で大外から一気に差し切った。1歳時に北海道サマーセールで1980万円で取り引きされ、2歳時に千葉サラブレッドセールで7700万円で取り引きされた田村厩舎のモズアスコット産駒で近親にダンスディレクターがいる。初の右回りでまともに走るのかどうか。松山騎手は2週連続G1制覇が懸かる。

デイリー杯2歳S2着馬カヴァレリッツォ、京王杯2歳S勝ち馬ダイヤモンドノット、秋明菊賞を圧勝したタガノアラリア、ベゴニア賞2着馬コルテオソレイユなど。日曜は曇り時々雨の予報。カヴァレリッツォは新馬戦を8番手から最速の34.0秒で差し切り1分34秒2で5馬身差で圧勝。デイリー杯2歳Sは3番手から2位の34.3秒で上がって頭差の2着。シルクHCで4500万円で募集された吉岡厩舎のサートゥルナーリア産駒。過去10年の朝日杯FSでCデムーロ騎手は[0−3−0−1]。昨年はミュージアムマイル(2人気)を2着に持ってきた。


調教診断

★エコロアルバ
南Wで2頭併せで馬なりのまま先着。バネの利いたフットワークでラスト11.7秒。1週前に南Wで3頭併せで強めに追ってラスト11.4秒で突き放した。動き、気配目立つ。

★アドマイヤクワッズ
栗坂で馬なり調教。前向きさがあり重心が低くダイナミックなフットワークで余力十分。1週前に栗CWで3頭併せで軽く仕掛けてラスト11.2秒。デキは高いレベルで安定。

通常は5頭取り上げますが、動きを見ると取り上げられるのは2頭のみでした。

次点
☆ダイヤモンドノット
☆カヴァレリッツォ
☆リアライズシリウス


レース回顧

2025年12月21日(日) 5回阪神6日  天候:小雨  馬場状態: 重 
11R  第77回朝日杯フューチュリティS
2歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定)  芝 1600m・外   14頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 5  8  カヴァレリッツォ   牡 2 C.デム  56  1.33.2 34.3  2 482 (栗)吉岡辰弥
2 6 10  ダイヤモンドノット 牡 2 ルメール  56  1.33.3 35.1  5 472 (栗)福永祐一
3 7 12  アドマイヤクワッズ 牡 2 坂井瑠星  56  1.33.5 34.6  1 478 (栗)友道康夫
4 3  3  エコロアルバ       牡 2 松山弘平  56  1.33.5 34.7  3 474 (美)田村康仁
5 8 13  リアライズシリウス 牡 2 津村明秀  56  1.34.0 35.4  4 530 (美)手塚貴久
6 1  1 $グッドピース       牡 2 西村淳也  56  1.34.2 35.5 10 458 (栗)高野友和
7 2  2  ホワイトオーキッド 牝 2 北村友一  55  1.34.2 35.0 11 428 (栗)藤原英昭
8 4  6  タガノアラリア     牡 2 ジェルー  56  1.34.2 35.7  8 452 (栗)西園翔太
9 4  5  ストームサンダー   牡 2 岩田康誠  56  1.34.4 34.5 14 460 (栗)安達昭夫
10 3  4  コスモレッド       牝 2 藤岡佑介  55  1.34.4 34.8 13 444 (栗)北出成人
11 5  7  コルテオソレイユ   牡 2 川田将雅  56  1.34.6 36.0  6 458 (栗)佐藤悠太
12 7 11  カクウチ           牡 2 岩田望来  56  1.34.8 36.4  9 452 (栗)小崎憲
13 8 14  レッドリガーレ     牡 2 吉村誠之  56  1.34.9 36.2 12 462 (栗)斉藤崇史
14 6  9  スペルーチェ       牡 2 三浦皇成  56  1.34.9 36.1  7 456 (美)宮田敬介
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LAP :12.4-10.8-11.4-11.7-11.9-11.6-11.2-12.2
通過:34.6-46.3-58.2-69.8  上り:70.0-58.6-46.9-35.0  平均:1F:11.65 / 3F:34.95
単勝   8 \360 
複勝   8 \140 / 10 \210 / 12 \130 
枠連   5-6 \900 (5) 
馬連   08-10 \1390 (6) 
ワイド 08-10 \490 (6)/ 08-12 \230 (1)/ 10-12 \560 (8) 
馬単   08-10 \2280 (10) 
3連複 08-10-12 \1290 (3/364) 
3連単 08-10-12 \7510 (20/2184) 

カヴァレリッツォは道中9番手を進み、直線で最内を突いて逃げたダイヤモンドノットの外に持ち出すとメンバー最速の34.3秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分33秒2(重)。ダイヤモンドノットが逃げて前半3F34.6秒、5F58.2秒。上がりは35.0秒、ラップは11.6−11.2−12.2秒。重馬場である程度流れて上がりが掛かり、地力が問われるレースになった。この日は重馬場の芝1800m以下のレースが4R行われ、逃げ馬が3勝2着1回。馬場が渋って前残り傾向が強かった。

カヴァレリッツォは直線で前が壁になった後に内に切り替えると鋭く伸び、逃げたダイヤモンドノットを差し切った。外を回ったアドマイヤクワッズは3着、エコロアルバは4着。Cデムーロ騎手が内を突いたことが大きかった。前走デイリー杯2歳Sは若さを出してアドマイヤクワッズに頭差の2着に負けたが、Cデムーロ騎手が連続騎乗で2番人気でG1を制した。来年は距離を延ばしてクラシックを目指すことになりそうだ。秋G1は10戦のうち8戦で社台馬主の馬が優勝。G1は社台の人気馬を頭で狙えという状態が続いている。

ダイヤモンドノットは前半5F58.2秒で逃げ、メンバー7位の35.1秒で上がって0.1秒差の2着。内ラチ沿いをロスなく回り、直線で後続を引き離したが、最後にカヴァレリッツォに交わされた。京王杯2歳Sを2番手から抜け出して1分20秒9で3馬身差で圧勝した馬が5番人気の低評価を覆して連対した。リアライズシリウスなど前に行く馬が控えて単騎逃げで中盤にラップを11.7−11.9秒に落とせたのが大きい。ルメール騎手はマイルはギリギリとコメントしたが、春はNHKマイルCを目指すことになりそうだ。

アドマイヤクワッズは道中11番手を進み、大外からメンバー3位の34.6秒で上がって0.3秒差の3着。道中は10番手までが一団でアドマイヤクワッズはそこから4、5馬身離れて追走したため、3、4コーナーで各馬が馬なりで進める中、一団に追いつくため脚を使っていた。さらに4コーナーでエコロアルバが外に出てきたことで接触しそうになり、外に振られてそのぶん仕掛けが遅れたことも堪えた。社台のカヴァレリッツォを差さないように騎乗していた感もある。友道厩舎はダービー狙いのため、無理にマイルに対応させなかったこともあるか。相馬眼的にスジ力が強く、心肺機能も高そうな馬。来年のクラシックに向けて注目していきたい。

エコロアルバは好スタートから先行した後にグッドピースと接触しそうになり、3コーナーで外から前に入られてカヴァレリッツォの内まで下がり、そこから下げてカヴァレリッツォの外に出して大外に持ち出すとメンバー4位の34.7秒で上がって0.3秒差の4着。スタートを決めて好位につけた後に下がり、大外をブン回すロスの大きなレースで伸び切れず、最後に後方でタメていたアドマイヤクワッズに交わされた。下がった後にそのまま内を通って内を突いていれば勝ち負けできたのではないか。松山騎手はG1で社台の勝負服が見えると道を譲ることが多い。相馬眼的にスジ力が強く、走りに推進力がある。来年G1での活躍が楽しみだ。



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