フェアリーS
2026/1/11 中山競馬場 芝1600m

レース展望

過去10年で1番人気は[0−2−0−8]で2連対。過去8年は[0−1−0−7]で1連対のみ。関東馬は[0−2−0−5]で2連対だが、関西馬は[0−0−0−3]で不振。2番人気は[2−0−0−8]で2連対、3番人気は[4−0−1−5]で4連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が3連対。過去5年の馬連は69倍、15倍、211倍、82倍、27倍。上位人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

前走勝った馬が10連対。未勝利戦勝ち馬が5連対、1勝クラス勝ち馬が4連対。初勝利直後でも通用する。前走8、9、13、14着馬が5、10、10、11番人気で連対。大穴で前走重賞惨敗馬を絡めたい。関東馬は[8−9−10−102]、関西馬は[2−1−0−25]。3番人気以内の関西馬は[1−0−0−6]で1連対のみ。人気の関西馬は過信禁物。10番人気で連対した3頭は関東馬。大穴で関東馬に注意。

サンアントワーヌは未勝利戦を2番手から最速の34.9秒で抜け出し1分22秒6で4馬身差で圧勝。新潟2歳Sは7番手から2位の33.0秒で上がって0.9秒差の4着。3着フェスティバルヒルはファンタジーS、6着サノノグレーターは葉牡丹賞を制した。前走1勝Cは8番手から最速の32.7秒で差し切り1分22秒7で優勝。鹿戸厩舎のドレフォン産駒で母はパールSを勝ったサンティール。速い上がりを繰り出せるが、初の右回り&中山がどう出るか。過去10年で戸崎騎手は[2−1−1−3]で昨年エリカエクスプレスで優勝。

ギリーズボール(抽選対象)は新馬戦を10番手の外から最速の34.0秒で差し切り1分35秒8で優勝。前半5F61.0秒で勝ちタイムは遅いが、ラスト3Fは12.2−11.8−10.8秒で尻上がり。終始外を回って着差以上に強いレースぶりだった。キャロットFで5000万円で募集された手塚厩舎のエピファネイア産駒で母はオークス5着馬フロアクラフト。近親に中山巧者のコントラチェック(フラワーC、ターコイズS、オーシャンS)がいる。過去10年でルメール騎手は[1−0−0−4]でファインルージュで制している。

函館2歳S2着、ファンタジーS4着のブラックチャリス、京王杯2歳S3着馬トワニ、東京芝1600mの未勝利戦を圧勝したピエドゥラパン、東京芝1800mの新馬戦を勝ったヴァリスマリネリス、東京芝1600mの新馬戦を勝ったノーザンタイタン、東京芝1600mの未勝利戦を勝ったマカレイ、福島芝2000mの未勝利戦を勝ったアメティスタなど伏兵は数多い。ブラックチャリスは函館2歳Sで2番手から最速の34.1秒で上がって0.3秒差の2着。ファンタジーSは5番手から6位の33.8秒で上がって0.1秒差の4着。レース中に落鉄していた模様。武幸厩舎のキタサンブラック産駒。距離延長でパフォーマンスを引き上げるか。

トワニ(抽選対象)は京王杯2歳Sで14番手から最速の33.0秒で追い込んで0.5秒差の3着。これまで10番手以下でタメた3戦は全て上がり最速。中山芝1600mでは未勝利戦を1分34秒0で大外一気を決めている。ピエドゥラパン(抽選対象)は新馬戦はノーザンタイタンにクビ差の2着に負けたが、前走未勝利戦を好位から最速の33.8秒で差し切り1分33秒9で2馬身半差で圧勝。2着バルボアパーク、6着スミッコディスコは次走未勝利戦を制した。千葉厩舎のエピファネイア産駒で母は京成杯AHを2連覇したトロワゼトワル。中山は初めてだが、中山マイル巧者の血が騒ぐか。3戦連続で荻野極騎手が騎乗する。


調教診断

★サンアントワーヌ
南Wで3頭併せで馬なりのまま併入。軽快なフットワークで集中して走っていた。南Wで2頭併せで馬なりのまま併入。行きっぷりが良く走りに余裕がある。前走のデキをキープ。

★ギリーズボール
美坂で2頭併せで馬なりのまま併入。キビキビとしたフットワークで最後まで余力十分。1週前に南Wで2頭併せで馬なりのまま先着。間隔空いたが、前走勝ったデキをキープ。

★トワニ
南Wで2頭併せで馬なりのまま併入。重心が低くしっかりとした脚捌きでラスト12.2秒。1週前に美坂で2頭併せで馬なりのまま併入。使い込んでいるが、一連のデキをキープ。

★ピエドゥラパン
南Wで馬なり調教。前向きさがあり、キビキビとしたフットワークで最後まで余力十分。日曜に南Wで強めに追ってラスト11.6秒。急ピッチに乗り込まれて仕上げられた。

★ノーザンタイタン
南Wで2頭併せで馬なりのまま併入。前脚を掻き込むフットワークでラスト11.9秒。1週前に栗CWで3頭併せで馬なりのまま併入。一度使ったぶん仕上げは進んでいる。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ブラックチャリス

マカレイは調教VTRなし。


レース回顧

2026年 1月11日(日) 1回中山4日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第42回フェアリーS
3歳・オープン・G3(馬齢) (牝)(国際)(特指)  芝 1600m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 8 15  ブラックチャリス   牝 3 津村明秀  55  1.33.6 35.1  5 462 (栗)武幸四郎
2 2  4  ビッグカレンルーフ 牝 3 松岡正海  55  1.33.6 35.2 10 440 (美)堀内岳志
3 1  1  レオアジャイル     牝 3 横山典弘  55  1.33.6 35.6 11 468 (美)杉浦宏昭
4 8 16  マカレイ           牝 3 三浦皇成  55  1.33.8 35.5  8 486 (美)上原博之
5 5  9  サンアントワーヌ   牝 3 戸崎圭太  55  1.33.9 35.4  3 464 (美)鹿戸雄一
6 5 10  モルニケ           牝 3 丹内祐次  55  1.34.1 35.3 13 460 (美)金成貴史
7 2  3  トワニ             牝 3 菅原明良  55  1.34.2 35.2  7 416 (美)蛯名正義
8 4  7  ノーザンタイタン   牝 3 田辺裕信  55  1.34.3 35.5  4 446 (美)中舘英二
9 7 14  ヴァリスマリネリス 牝 3 横山武史  55  1.34.3 35.3  6 422 (美)中舘英二
10 1  2  ピエドゥラパン     牝 3 荻野極    55  1.34.4 35.5  1 462 (美)千葉直人
11 3  6  トラスコンガーデン 牝 3 吉田豊    55  1.34.5 35.2 15 450 (美)竹内正洋
12 4  8  リュクスパトロール 牝 3 佐々木大  55  1.34.6 35.5 14 418 (美)加藤士津
13 6 12  ギリーズボール     牝 3 ルメール  55  1.34.6 35.4  2 424 (美)手塚貴久
14 7 13  ヴィスコンテッサ   牝 3 石川裕紀  55  1.34.7 35.3  9 446 (栗)松永幹夫
15 6 11  ハーディジェナー   牝 3 上里直汰  55  1.34.7 35.4 12 414 (美)西田雄一
16 3  5  エゴンウレア       牝 3 大野拓弥  55  1.34.8 36.7 16 430 (美)小手川準
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LAP :12.0-10.9-11.2-11.8-12.1-12.1-11.4-12.1
通過:34.1-45.9-58.0-70.1  上り:70.7-59.5-47.7-35.6  平均:1F:11.70 / 3F:35.10
単勝   15 \1100 
複勝   15 \410 / 4 \850 / 1 \780 
枠連   2-8 \3320 (17) 
馬連   04-15 \17740 (46) 
ワイド 04-15 \4850 (50)/ 01-15 \5650 (58)/ 01-04 \11200 (80) 
馬単   15-04 \31200 (90) 
3連複 01-04-15 \180090 (308/560) 
3連単 15-04-01 \879080 (1607/3360) 

ブラックチャリスは8枠15番スタートから好位につけ、直線で少し外に持ち出すとメンバー最速の35.1秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分33秒6。レオアジャイルが逃げて前半5F58.0秒。上がりは35.6秒、ラップは12.1−11.4−12.1秒。向こう正面が強い追い風で流れが速くなったが、最後の直線が強い向かい風で上がりが掛かり、前に行った馬が上位を独占した。ブラックチャリスは不利な外枠からスタートダッシュで好位につけ、道中ある程度ロスなく進め、直線で差し切って優勝。

函館2歳S2着、ファンタジーSで4着に負けた馬が芝1600mで重賞初制覇を飾った。前走16キロ増えた馬体がさらに10キロ増えていたが、太くはなくほとんどが成長分なのだろう。流れが速くなったことで芝1200mの速い流れでタフなレースを経験して2頭での決着になった。決め手がある1、2番人気馬は10、13着に終わった。流れてタフなレースになったことでキャリアの差が出た印象。津村騎手は距離はギリギリとコメントしたが、春は桜花賞、NHKマイルCを目指すことになりそうだ。

ビッグカレンルーフは2枠4番から内ラチ沿いの3、4番手を進み、直線で狭い内から捌いてメンバー2位タイの35.2秒で上がってクビ差の2着。3走前に初芝のすずらん賞を1分10秒7(稍重)で勝った馬が10番人気で激走した。すずらん賞は直線で外に持ち出すと強烈な末脚で差し切ったが、2着ショウナンカリスはファンタジーSで2着に入った。内を通って前につけた馬が有利な馬場で内枠から好位の内につけたことが大きかった。小柄な牝馬でも勝負根性がある。マイルをこなし賞金を加算できたため、桜花賞に使ってきそうだ。

レオアジャイルは1枠1番から前半3F34.1秒、5F58.0秒で逃げ、メンバー15位の35.6秒で上がってクビ+ハナ差の3着。1枠1番からロスなく回り、上がりは遅かったが、最後の直線が強い向かい風で切れる脚を使う馬がいなかった。同日の8Rは前半3F33.8秒、5F56.8秒のハイペースで4、2番手につけた馬が2、3着に粘っている。強風の影響があり、上がりを見ても内を通って前に行った馬が有利な馬場だったことを示している。新種牡馬ダノンスマッシュ産駒が初めて重賞で馬券圏内を確保した。

マカレイは8枠16番から3番手の外につけ、メンバー11位タイの35.5秒で上がって0.2秒差の4着。大外枠から持ち前のダッシュ力で先行したが、直線で伸び切れなかった。4コーナーで逆手前で走っていたことも影響したのだろう。まだ粗削りだが、東京の未勝利戦をスパッと抜け出して勝ったように能力はある。

サンアントワーヌ は6番手の外からメンバー8位タイの35.4秒で上がって0.3秒差の5着。6番手の外で流れに乗り、直線で前を射程圏に入れたが伸び切れなかった。東京芝1400mで2勝したように飛びが大きいため、広くて直線の長いコースが合うのだろう。能力はあるため、馬体が成長して実が入ってくれば。



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