京成杯
2026/1/18 中山競馬場 芝2000m

レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−1−5]で4連対。過去4年はアライバルが4着、セブンマジシャンが3着、ジュンゴールドが12着、キングノジョーが4着に終わった。2番人気は[1−4−1−4]で5連対、3番人気は[0−0−1−9]で連対なし。連対馬13頭が5番人気以内、残る7頭は6、7、7、7、7、9、11番人気。過去4年の馬連は74倍、195倍、16倍、359倍で荒れている。少頭数でも荒れている。

連対馬12頭に芝2000mで3着以内があった。芝2000mで勝ち星がある馬が活躍。新馬戦、未勝利戦を勝った直後でも通用する。芝2000mを勝って1、2番人気なった馬は[2−4−1−5]で連対率50%。6番人気以下で連対した7頭のうち4頭が前走OP以上で5、7、7、11着、残る2頭は前走芝1800mを上がり1、2位で初勝利。近年の傾向から穴で前走OP以上で5着以下に負けた6〜9番人気を絡めたい。

ソラネルマンは中山芝1800mの新馬戦を3番手から3位タイの34.1秒で上がってクビ差の2着。勝ったフォルテアンジェロは百日草特別2着、ホープフルS2着。前走東京芝2000mの未勝利戦は前半5F61.6秒で逃げ、最速タイの33.2秒で上がって2分00秒0で優勝。サンデーRで4000万円で募集された手塚厩舎のフィエールマン産駒で祖母はブエナビスタ。過去10年でるルメール騎手は[2−1−1−3]。馬名は音楽用語で「厳かに、堂々と」という意味。2ヶ月半経ってどこまで馬体が成長してくるか。

ポルフュロゲネトスは中山芝2000mの未勝利戦を2番手から早めに先頭に立ち、最速の34.7秒で抜け出して2分1秒6で2馬身半差で圧勝。前走葉牡丹賞は3番手から5位の35.5秒で上がって0.5秒差の2着。1分58秒2のレコードで勝ったサノノグレーターに3馬身差をつけられたが、直線で前が壁になって追い出しが遅れたことが堪えたこともある。矢嶋厩舎のサトノダイヤモンド産駒で近親にラッキーライラックがいる。520キロを超える大型馬でこの時期の中山の馬場は合いそう。戸崎騎手から横山武騎手に乗り替わる。

百日草特別勝ち馬アッカン、1勝Cを勝ったステラスペース、札幌2歳S2着馬ジーネキング、芙蓉S2着馬アメテュストス、東スポ杯2歳S7着馬ダノンヒストリー、新馬戦を圧勝したアクセス、未勝利戦を圧勝したグリーンエナジー、新馬戦を勝ったパラディオン、未勝利戦を勝ったマテンロウゲイルなど伏兵は数多い。アッカンは[2−2−0−0]で札幌芝2000mの未勝利戦を3番手から直線で内の狭いところを捌いて優勝。百日草特別は2番手から抜け出して勝ったが、2着フォルテアンジェロはホープフルSで2着に入った。北海道オータムセール429万円の奥村厩舎のホークビル産駒。内枠に入って先行してひと脚使える持ち味を生かせれば。

アクセスは京都芝2000mの新馬戦を後方から4コーナーで2番手に押し上げ、最速の35.1秒で抜け出して2分1秒9で3馬身差で圧勝。ラスト3Fは12.4−11.6−11.4秒で尻上がり。上村厩舎のキセキ産駒で近親にダノンシャーク。過去10年で前走新馬戦は[4−1−3−14]で1、2、4、7番人気が優勝。グリーンエナジーは東京芝2000mの未勝利戦を2番手から最速の32.9秒で抜け出して2分1秒2で3馬身差で圧勝。直線で軽く仕掛けてだけで楽勝だった。セレクトセール1億120万円の上原佑厩舎のスワーヴリチャード産駒。過去10年で前走未勝利戦は[1−4−2−28]で昨年11番人気が勝っている。


調教診断

★ポルフュロゲネトス
南Wで3頭併せで馬なりのまま併入。前向きさがあり余力十分にラスト11.8秒。1週前に南Wで3頭併せで追ってラスト11.7秒で相手を突き放した。叩いてデキは上向き。

★アクセス
栗坂で馬なり調教。首を使ってしっかりとした脚捌きでラスト12.1秒。動きにメリハリがある。1週前に栗CWでラスト11.8秒。1度使って仕上げは進んでいる。

★マテンロウゲイル
栗坂で馬なり調教。逆手前で走っていたが、飛びが大きくしっかりとした脚捌きでラスト12.2秒。1週前に栗CWで馬なりのままラスト10.8秒。前走勝ったデキをキープ。

★ソラネルマン
南Wで3頭併せで馬なりのまま先着。しなやかなフットワークでラスト11.7秒。1週前に南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.7秒で先着。デキは高いレベルで安定。

★アッカン
南Wで2頭併せで馬なりのまま先着。大きなストライドでラスト11.8秒。1週前に南Wで軽く仕掛けてラスト11.8秒で併入。4戦しているが、一連のデキをキープ。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆グリーンエナジー

ショウグンマサムネは調教VTRなし。


レース回顧

2026年 1月18日(日) 1回中山7日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第66回京成杯
3歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(特指)  芝 2000m   15頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 3  4  グリーンエナジー   牡 3 戸崎圭太  57  1.59.3 33.8  2 490 (美)上原佑紀
2 6 11  マテンロウゲイル   牡 3 横山和生  57  1.59.3 34.5  6 504 (栗)野中賢二
3 7 12  ソラネルマン       牡 3 ルメール  57  1.59.5 34.8  1 496 (美)手塚貴久
4 5  9  タイダルロック     牡 3 三浦皇成  57  1.59.6 34.2  9 518 (美)武井亮
5 2  3  ステラスペース     牡 3 武藤雅    57  1.59.6 34.7 14 480 (美)武藤善則
6 8 14  エリプティクカーブ 牡 3 菅原明良  57  1.59.6 34.4 13 474 (美)萩原清
7 1  1  ブラックハヤテ     牡 3 丹内祐次  57  1.59.8 34.6 12 446 (美)蛯名利弘
8 4  7  アメテュストス     牡 3 津村明秀  57  1.59.8 34.5  8 452 (美)加藤士津
9 8 15  アクセス           牡 3 北村友一  57  1.59.9 34.7  3 486 (栗)上村洋行
10 6 10  ジーネキング       牡 3 斎藤新    57  1.59.9 35.3  7 492 (美)斎藤誠
11 2  2  ポッドクロス       牡 3 大久保友  57  2.00.0 34.3 15 452 (美)大竹正博
12 7 13  ポルフュロゲネトス 牡 3 横山武史  57  2.00.1 35.1  4 532 (美)矢嶋大樹
13 3  5  ショウグンマサムネ 牡 3 荻野極    57  2.00.4 35.5 10 474 (栗)佐藤悠太
14 5  8  パラディオン       牡 3 西塚洸二  57  2.00.5 35.0 11 448 (栗)高柳大輔
15 4  6  アッカン           牡 3 池添謙一  57  2.00.8 35.4  5 468 (美)奥村武
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LAP :12.5-10.9-12.2-12.1-12.2-12.6-12.1-11.7-11.3-11.7
通過:35.6-47.7-59.9-72.5  上り:71.6-59.4-46.8-34.7  平均:1F:11.93 / 3F:35.79
単勝   4 \430 
複勝   4 \190 / 11 \270 / 12 \150 
枠連   3-6 \1490 (7) 
馬連   04-11 \2220 (8) 
ワイド 04-11 \850 (9)/ 04-12 \400 (1)/ 11-12 \800 (7) 
馬単   04-11 \3330 (10) 
3連複 04-11-12 \2780 (3/455) 
3連単 04-11-12 \14410 (19/2730) 

グリーンエナジーは内ラチ沿いの11番手を進み、4コーナーで内から押し上げるとメンバー最速の33.8秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分59秒3。ジーネジングが逃げて前半5F59.9秒、後半5F59.4秒、上がり34.7秒、ラップは11.7−11.3−11.7秒。中盤に12.6秒にラップが落ちたが、ある程度流れて地力の問われるレースになった。グリーンエナジーは後方の内で脚をタメ、4コーナーで各馬が外に出してガラ空きになった内から押し上げると直線で馬群を捌いて差し切り優勝。

今年の3歳重賞の傾向と同様に一発狙いで内をロスなく回って直線で馬群を捌いた馬が激走した。グリーンエナジーは新馬戦3着は直線で伸び切れず不甲斐なかったが、未勝利戦は2番手から最速の32.9秒で上がって3馬身差で圧勝。初の右回りが懸念されたが、未勝利戦で繰り出した末脚はダテではないことを示した。セレクトセール1億120万円の上原佑厩舎のスワーヴリチャード産駒。重賞を勝って賞金を加算できたことでクラシック出走をほぼ確定させた。次走は皐月賞、またはダービーに直行する予定。

マテンロウゲイルは6枠11番から3番手につけ、メンバー5位タイの34.5秒で上がってクビ差の2着。外を回った馬が直線で伸び切れない中、外を回って長くいい脚を使って粘り込んだ。前3走は最速上がりでも前半5F63秒以上のスローペース。今回は前半5F59.9秒の平均ペースで外を回って2着に入ったことを評価したい。野中厩舎のエピファネイア産駒で運動神経が良く、末脚に持続力がある。4戦したため一旦休養し、皐月賞トライアルから皐月賞を目指すことになりそうだ。

ソラネルマンは7枠12番から2番手につけ、メンバー10位の34.8秒で上がって0.2秒差の3着。ルメール騎手がスタートを決めて2番手につけてスムーズなレースができたが、最後は一杯になって伸び切れなかった。ひと息入れて馬体が4キロ増えていたが、パドックでは前走より落ち着きがあり、太め感もなかった。サンデーRのフィエールマン産駒。レースを使われながら着実にパフォーマンスを引き上げている。

タイダルロックは後方からメンバー2位の34.2秒で上がって0.3秒差の4着。直線で馬群に突っ込んで捌きながら伸びてきた。もう少しスムーズなら馬券圏内があったかもしれない。大型馬で飛びが大きいため、小回りコースより広いコースの方が合っている。武井厩舎のモーリス産駒で近親にクロワデュノール。雄大な馬体が目立つ馬でかなり素質が高い。うまく育てれば大化けする可能性がありそうだ。

アクセスは大外15番枠から中団の外につけ、メンバー8位タイの34.7秒で上がって0.6秒差の9着。終始外を回り、4コーナーで大外から追い上げたが、直線で一杯になった。キャリア1戦、新馬戦より速い流れ、中山で大外ブン回しでは厳しかった。上村厩舎の管理馬で馬体の造りが目立つ馬。キャリアを積めば走ってくる。

ポルフュロゲネトスは5、6番手の外からメンバー12位の35.1秒で上がって0.8秒差の12着。4コーナーで大外を回って押し上げようとしたが、直線入り口で一杯になった。4コーナーから直線でショウグンマサムネに寄られた影響も少しあるか。葉牡丹賞で1分58秒7で走って2着に入ったことを考えると物足さが残る。



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