日経新春杯
2026/1/18 京都競馬場 芝2400m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−2−0−4]で6連対。前走G1で5着以内は[2−1−0−0]。17、19年は前走菊花賞5着の4歳馬が55キロで制した。2番人気は[3−1−0−6]で4連対、3番人気は[1−1−2−6]で2連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は7、10、13番人気。過去5年の馬連は580倍、5倍、84倍、15倍、21倍。ハンデ戦で時々極端な人気薄が激走して荒れている。

57キロ以上を背負った馬は[3−1−2−24]、4番人気以内は[3−1−2−6]、5番人気以下は[0−0−0−18]。23年は前走ジャパンC3着のヴェルトライゼンデが59キロで優勝。人気がない重ハンデ馬は危険。トップハンデは[1−1−1−9]で2連対。1番人気は[0−1−0−1]、2番人気は[1−0−0−1]だが、3番人気以下は[0−0−1−7]。3番人気以下のトップハンデは割り引き。

ゲルチュタールは[4−1−1−2]、芝2200〜2400m[3−0−1−0]で1、2、3勝Cを勝ち、青葉賞で3着がある。前走菊花賞は9番手から3位タイの35.2秒で上がって0.4秒差の4着。向こう正面からマイユニバース、エネルジコ、エリキングに次々と外からマークされ、追い出しが遅れたことが堪えた。追い込んで2着に入ったエリキングと同じ上がりを繰り出している。スタミナと地力を兼ね備えたタイプで長距離戦では安定して走っている。ハンデは56キロ。坂井騎手では[4−0−0−1]で好相性。

シャイニングソードは[4−3−2−0]で3着以内を確保。芝2400mは[3−1−0−0]で1、2、2、2位。前走昇仙峡Sは5番手から2位の33.9秒で差し切って2分26秒7で優勝。直線で前が壁になり狭いところを捌くとラスト1Fからしぶとく伸びて差し切った。京都芝2400mでは未勝利戦を2分24秒5で勝ち、烏丸Sを後方から捲って2分24秒4で走って0.1秒差の2着。3着シェイクユアハートは中日新聞杯を制した。社台RHで1億2000万円で取り引きされたフランケル産駒。川田騎手で重賞初制覇なるか。

セントライト記念2着馬ヤマニンブークリエ、新潟大賞典2着馬サブマリーナ、チャレンジC勝ち馬オールナット、目黒記念&チャレンジC3着馬マイネルクリソーラ、エリザベス女王杯3着馬ライラック、24年の日経新春杯3着馬サトノグランツ、中日新聞杯7着馬ファミリータイム、菊花賞7着馬コーチェラバレーなど伏兵は数多い。ヤマニンブークリエはセントライト記念で内から2位の34.4秒で上がってミュージアムマイルに0.1秒差の2着。前走菊花賞は2.4秒差の16着。ハンデは55キロ。またインに拘るレースか。

サブマリーナは稍重の新潟大賞典を後方から追い込んで0.3秒差の2着。チャレンジCは中団から伸び切れず0.2秒差の4着。前走京都記念は好位につけたが、直線で一杯になって16着。武豊騎手では[3−1−0−2]。乗り慣れた武豊騎手で巻き返すか。ライラックは前走エリザベス女王杯で最後方から最速の34.2秒で追い込んで0.4秒差の3着。有馬記念は出走意思がないヘデントールが登録したため、ファン投票11位となり出走できず。京都外回りはエリザベス女王杯で4、6、3着。藤岡佑騎手の一発狙いの騎乗が嵌まれば。


調教診断

★ゲルチュタール
栗CWで2頭併せで馬なりのまま併入。軽快なフットワークでラスト11.6秒。1週前に栗CWで3頭併せで強めに追ってラスト10.9秒で併入。乗り込んで仕上げられた。

★シャイニングソード
栗坂で馬なり調教。全体時計は遅いが、しっかりとした脚捌きでラスト12.4秒。1週前に栗CWで強めに追ってラスト11.5秒。久々も馬体にボリュームがあり好気配。

★ライラック
南Wで馬なり調教。気合乗りが良く軽快なフットワークでラスト11.2秒。1週前に南Wで2頭併せでラスト11.8秒で相手を突き放した。乗り込んで仕上げられた。

★サブマリーナ
栗CWで馬なり調教。鞍上が抑え加減だったが、軽快な脚捌きでラスト11.7秒。1週前に栗CWで2頭併せで一杯に追ってラスト11.1秒で先着。前走惨敗もデキはある。

★オールナット
栗坂で馬なり調教。馬体の張りが良くなり、しっかりとした脚捌きで余力十分。1週前に栗坂で一杯に追ってラスト11.8秒。前走惨敗したが、叩いてデキは上向き。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ヤマニンブークリエ
☆マイネルクリソーラ


レース回顧

2026年 1月18日(日) 1回京都7日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第73回日経新春杯
4歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2400m・外   13頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 5  6  ゲルチュタール     牡 4 坂井瑠星  56  2.25.7 34.3  1 530 (栗)杉山晴紀
2 5  7  ファミリータイム   牡 5 松山弘平  55  2.25.7 34.4 11 480 (栗)石坂公一
3 6  9  リビアングラス     牡 6 岩田康誠  56  2.26.0 34.4  9 494 (栗)矢作芳人
4 1  1  マイネルケレリウス 牡 6 吉村誠之  55  2.26.1 33.7 12 438 (美)奥村武
5 3  3  ドクタードリトル   牡 6 団野大成  55  2.26.2 34.3 13 476 (栗)今野貞一
6 4  5  コーチェラバレー   牡 4 鮫島克駿  53  2.26.2 34.0  3 432 (栗)安田翔伍
7 6  8  ヤマニンブークリエ 牡 4 横山典弘  55  2.26.5 34.6  5 528 (栗)松永幹夫
8 7 11 $シャイニングソード 牡 5 川田将雅  56  2.26.5 33.4  2 524 (栗)中内田充
9 7 10  サブマリーナ       牡 5 武豊      57  2.26.5 33.7  4 480 (栗)庄野靖志
10 2  2  サトノグランツ     牡 6 ハマーハ 58.5 2.26.7 34.6  8 510 (栗)友道康夫
11 8 13  マイネルクリソーラ 牡 7 岩田望来  57  2.26.8 34.2 10 468 (美)手塚貴久
12 8 12  ライラック         牝 7 藤岡佑介  55  2.26.9 34.0  6 442 (美)相沢郁
13 4  4  オールナット       牡 5 西村淳也 57.5 2.27.2 34.9  7 532 (栗)高野友和
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LAP :12.9-11.2-11.8-12.7-12.8-12.5-12.8-12.7-11.9-11.5-11.2-11.7
通過:35.9-48.6-61.4-73.9  上り:71.8-59.0-46.3-34.4  平均:1F:12.14 / 3F:36.43
単勝   6 \230 
複勝   6 \130 / 7 \490 / 9 \430 
枠連   5-5 \2280 (10) 
馬連   06-07 \2430 (7) 
ワイド 06-07 \1000 (9)/ 06-09 \860 (8)/ 07-09 \4940 (55) 
馬単   06-07 \3210 (9) 
3連複 06-07-09 \14610 (52/286) 
3連単 06-07-09 \50950 (173/1716) 

ゲルチュタールは2番手からメンバー7位タイの34.3秒で上がり、直線で激しい叩き合いをクビ差で制した。ファミリータイムが逃げて前半5F61.4秒のスローペース。後半5F59.0秒、上がり34.4秒、ラップは11.5−11.2−11.7秒。開催3週目で馬場が荒れて前残り傾向が強い馬場状態だった。ゲルチュタールは2番手から抜け出す正攻法のレースで優勝。青葉賞でエネルジコに0.1秒差の3着、菊花賞でエネルジコに0.4秒差の4着。長距離戦で強い馬を相手に善戦してきた馬が1番人気で重賞初制覇を飾った。これで芝2200〜2400mは[4−0−1−0]で3着以内を確保。それほど切れる脚がないため、荒れた馬場も合っているのだろう。今後は阪神大賞典あたりから天皇賞(春)を目指すことになりそうだ。

ファミリータイムは前半5F61.4秒のスローペースで2番手を5馬身程度離して逃げ、メンバー9位タイの34.4秒で上がってクビ差の2着。11番人気で穴をあけた。2番手につけたゲルチュタールが追いかけなかったため、大逃げの形になり、ラスト4Fを11秒台のラップでまとめて粘り込んだ。大逃げする馬がいると2番手につけた馬がなだれ込むことが多いが、その通りのレースになった。ゲルチュタールの坂井騎手がそれを狙ったレースをしたこと、前残り傾向が強い馬場で差し追い込み馬の出番はなかった。ファミリータイムは2連勝でOP入りし、前走中日新聞杯は7着に終わったが、距離2F延長、重賞2戦目でパフォーマンスを引き上げた。芝2200〜2400mは[4−3−1−2]で安定して走っている。

リビアングラスは内ラチ沿いの3番手からメンバー9位タイの34.4秒で上がって0.3秒差の3着。前の2頭には追いつけなかったが、最後までしぶとく伸びて3着を確保。9番人気で穴をあけた。昨年は2月の京都記念(稍重、荒れ馬場)で6番人気で2着。こういう荒れた馬場で持久力が問われるレースが合っているのだろう。決め手があるシャイニングソード、サブマリーナが後方に控え過ぎたこともプラスに働いている。

シャイニングソードは出遅れて最後方を進み、大外からメンバー最速の33.4秒で追い込んで0.8秒差の8着。最速上がりを繰り出したが、位置取りが後ろ過ぎた。[4−3−2−0]で3着以内を確保していたが、昇級戦、重賞初挑戦で初めて着外に終わった。川田騎手の無気力騎乗のように見えるが、出遅れて最後方、前残り馬場、中盤に流れが緩んだことで諦めた面もあるか。相馬眼的にこのメンバーにここまで負ける馬ではない。



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