小倉牝馬S
2026/1/24 小倉競馬場 芝2000m

レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−1−5]で4連対。4歳[2−1−0−2]、5歳[1−0−0−2]、6歳[0−0−1−1]で5、6歳馬は取りこぼしが多い。2番人気は[1−0−2−7]で1連対、3番人気は[1−1−0−8]で2連対。6〜9番人気が9連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は34倍、43倍、39倍、26倍、48倍で荒れている。人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

トップハンデは[2−1−3−10]で3連対。2番人気以内なら[0−1−3−2]、4、5歳馬なら[0−1−2−1]。3番人気以下は[2−0−0−8]で8、9番人気が優勝。小倉で行われた20年は9番人気の7歳馬デンコウアンジュが制した。小倉で行われた3年で人気薄で3着以内に入った馬は5、6、6、7歳の差し追い込み馬。小回りで流れが速くなり差し追い込みが決まりやすい。穴で決め手がある高齢馬に注意。

ジョスランは紫苑Sで5番手から3位タイの33.6秒で上がってケリフレッドアスクにクビ差の2着。前走秋華賞は4コーナー13番手から3位タイの34.7秒で上がってエンブロイダリーに0.5秒差の4着。向こう正面で外から上がられて位置取りが悪くなり、直線でスペースを探しながら伸びてきた。鹿戸厩舎のエピファネイア産駒でエフフォーリアの全妹。素質&能力はあるが、4歳になってどこまで馬体が成長してバランスが良くなってくるか。ハンデは54キロ。紫苑Sで騎乗したルメール騎手が6年ぶりに小倉に遠征して騎乗する。

ココナッツブラウンはクイーンSで出遅れて後方から直線で内を突いて最速の34.0秒で上がりアルジーヌに頭差の2着。札幌2歳Sは出遅れて後方を進み、3位の35.5秒で追い込んでトップナイフに0.2秒差の2着。エリザベス女王杯は11番手の外から3位の34.6秒で上がってレガレイラに0.5秒差の5着。レガレイラを外に出させたことで外に振られ、追い出しが遅れるロスがあった。輸送すると馬体が減ることが多いが、エリザベス女王杯は2キロ増で出走できた。ハンデは55.5キロ。長距離輸送を克服できるかがカギ。

ローズS2着馬テレサ、3連勝中の上がり馬レディーヴァリュー、24年の紫苑S勝ち馬クリスマスパレード、福島牝馬S3着馬パレハ、新潟牝馬S2着馬フレミングフープ、関屋記念2着馬ボンドガールなど。テレサはローズSで6番手から3位の34.2秒で上がって頭差の2着。秋華賞は6番手から伸び切れず1.5秒差の14着。小倉では芝1800mの柳川特別を逃げて勝っている。ハンデは54キロ。杉山晴厩舎のアドマイヤマーズ産駒。距離の克服がカギになる。レディーヴァリューは芝2000mの条件戦を3連勝でOP入り。小林厩舎のジャスタウェイ産駒でキングオブドラゴンの半妹。ハンデは54キロ。団野騎手で重賞初制覇なるか。


調教診断

★ココナッツブラウン
栗坂で2頭併せで馬なり調教。時計は遅いが、終始楽な手応えで余力十分。1週前に栗Pで馬なりのまま軽快なフットワークでラスト11.8秒。ソフトな仕上げ。デキは安定。

★ジョスラン
小倉芝で馬なり調教。キビキビとしたフットワークで余力十分にラスト11.4秒。4歳になって馬体に少し芯が入ってきた印象。天栄から小倉に直入になるが、上々の仕上がり。

★レディーヴァリュー
栗坂で馬なり調教。前向きさがあり、重心の低いフットワークで最後まで確かな脚色。1週前に栗坂で一杯に追っている。ひと息入れたが気配落ちはなく、連勝のデキをキープ。

★フレミングフープ
栗CWで馬なり調教。気合乗りが良く、しなやかなフットワークでラスト11.4秒。1週前に栗CWで馬なりのままラスト11.2秒。間隔空いたが、乗り込んで仕上げられた。

★アレナリア
栗坂で馬なり調教。キビキビとしたフットワークでラスト12.6秒。小柄牝馬だが活気があり、馬は元気一杯。中3週になるが、休み明けをひと叩きされてデキは上向き。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆パレハ
☆テレサ

アンリーロード、ウインエーデル、クリスマスパレード、クリノメイは調教VTRなし。


レース回顧

2026年 1月24日(土) 1回小倉1日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第2回小倉牝馬S
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (牝)(国際)(特指)  芝 2000m   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 8 17  ジョスラン         牝 4 ルメール  54  1.58.1 33.9  1 472 (美)鹿戸雄一
2 8 16  ボンドガール       牝 5 丹内祐次 55.5 1.58.1 33.4  8 456 (美)手塚貴久
3 4  8  ココナッツブラウン 牝 6 北村友一 55.5 1.58.2 34.1  2 454 (栗)上村洋行
4 1  1  テレサ             牝 4 松山弘平  54  1.58.3 34.3  3 446 (栗)杉山晴紀
5 2  3  フレミングフープ   牝 5 杉原誠人  54  1.58.3 34.1  6 490 (栗)友道康夫
6 4  7  インヴォーグ       牝 4 松若風馬  51  1.58.3 34.5  7 486 (栗)福永祐一
7 5  9  パレハ             牝 5 鮫島克駿  54  1.58.4 33.9  4 440 (栗)新谷功一
8 3  5  アレナリア         牝 7 松本大輝  51  1.58.4 34.7 12 442 (栗)西園翔太
9 2  4  クリノメイ         牝 4 酒井学    54  1.58.5 34.1 10 454 (栗)須貝尚介
10 3  6  フィールシンパシー 牝 7 横山琉人  53  1.58.6 34.6 11 460 (美)小島茂之
11 7 13  ウインエーデル     牝 6 西塚洸二  52  1.58.6 33.7 17 448 (栗)吉田直弘
12 6 12  アンリーロード     牝 6 富田暁    52  1.58.6 34.2 16 478 (栗)茶木太樹
13 1  2  ブラウンラチェット 牝 4 武藤雅    54  1.58.6 35.0 13 454 (美)手塚貴久
14 6 11  エリカヴィータ     牝 7 小沢大仁  52  1.58.6 33.9 15 474 (美)国枝栄
15 7 15  レディーヴァリュー 牝 5 団野大成  54  1.59.7 35.2  5 458 (栗)小林真也
16 7 14  クリスマスパレード 牝 5 石川裕紀  56  1.59.8 35.1  9 464 (美)加藤士津
17 8 18 *パルクリチュード   牝 6 田山旺佑  51  2.00.0 35.3 14 468 (栗)松永幹夫
18 5 10  タクシンイメル     牝 5 高倉稜    52  2.02.5 38.4 18 486 (栗)武英智
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LAP :12.2-10.7-12.0-12.5-12.1-12.1-12.0-11.5-11.6-11.4
通過:34.9-47.4-59.5-71.6  上り:70.7-58.6-46.5-34.5  平均:1F:11.81 / 3F:35.43
単勝   17 \360 
複勝   17 \150 / 16 \410 / 8 \170 
枠連   8-8 \2720 (14) 
馬連   16-17 \4470 (21) 
ワイド 16-17 \1630 (24)/ 08-17 \420 (1)/ 08-16 \1290 (17) 
馬単   17-16 \6480 (24) 
3連複 08-16-17 \7330 (21/816) 
3連単 17-16-08 \36960 (102/4896) 

ジョスランは8枠17番スタートから7番手の外を進み、メンバー3位タイの33.9秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分58秒1。ブラウンラチェットが逃げて前半5F59.5秒。後半5F58.6秒、上がり34.5秒、ラップは11.5−11.6−11.4秒。ある程度流れて開幕週の馬場で決め手勝負になり、切れ味のある差し馬が上位を独占した。ジョスランは道中ココナッツブラウンを外からマークして進め、直線で叩き合いを制して優勝。

エフフォーリアの全妹が1番人気で重賞初制覇を飾った。ルメール騎手がココナッツブラウンを外からマークし、外から被せられるというプレッシャーを与えて早めに動かさせ、最後は外からきっちり差し切った。まだ腹目が細く馬体のバランスは整っていないが、レースを使われながら着実にパフォーマンスを引き上げている。春は大阪杯、秋はエリザベス女王杯を目指すことになりそうだ。ルメール騎手はこの日の小倉で[3−2−1−0]。JRA全10場重賞制覇を達成した。

ボンドガールは1コーナーで内に入れて16番手を進み、4コーナーから直線で外に持ち出すとメンバー最速の33.4秒で上がって頭差の2着。前3走9、11、11着に終わった馬が、テン乗りの丹内騎手で8番人気で激走した。重賞は[0−7−1−6]で7回目の2着。右回りの芝1800〜2000mは全て重賞で[0−3−1−0]で秋華賞2着、クイーンS2着、小倉牝馬S2着。マイルもこなすが、今は中距離の方が合うのだろう。引退予定を撤回し現役を続行することになった。

ココナッツブラウンは7番手からメンバー6位タイの34.1秒で上がって0.1秒差の3着。北村友騎手が開幕週の小回りコースを意識していつもより前につけて勝ちに行ったが、外から伸びた2頭に切れ負けした。ルメール騎手に外からマークされて早めに動かせられたことも微妙に影響している。馬体が8キロ減っていたが細くなっておらず、長距離輸送はクリアできていた。最速上がりを連発している芝1800mがベストか。春の目標は大阪杯か、それともヴィクトリアマイルか。

テレサは1枠1番から内ラチ沿いの4番手につけ、メンバー10位の34.3秒で内から抜け出したが、最後に外から交わされて0.2秒差の4着。松山騎手が内でタメて直線でスパッと抜け出したが、外から伸びた3頭に切れ負けした。アドマイヤマーズ産駒で距離に不安があったが、1分58秒3で走りこなすメドは立った。小柄な牝馬でも勝負根性があり、自分の力を出し切るタイプ。小回りの芝1800mの中山牝馬S、福島牝馬Sあたりでチャンスがありそうだ。

フレミングフープは2枠3番から内ラチ沿いの7番手を進み、直線で内からメンバー6位タイの34.1秒で上がって0.2秒差の5着。直線で前が壁になり、狭いところを捌いて伸びてきた。前走3勝Cを勝って昇級戦だったが、重賞でやれるメドが立った。東スポ杯2歳S2着馬ダノンザタイガーの全妹。レースを使いながら少しずつパフォーマンスを引き上げている。芝2200mの新潟牝馬Sで2着。秋のエリザベス女王杯に向けて賞金を加算したい。



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