阪急杯
2026/2/21 阪神競馬場 芝1400m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−1−1−4]で5連対。単勝1倍台は[0−0−0−2]、2倍台は[1−1−0−0]、3倍台は[3−0−1−1]、4倍台は[0−0−0−1]で断然人気は不振。2番人気は[1−2−2−5]で3連対、3番人気は[0−2−1−7]で2連対。6番人気以下で連対した7頭は6、7、7、7、9、10、11番人気。過去5年の馬連は58倍、30倍、24倍、10倍、44倍で中穴決着が多い。

前走連対した馬は7連対のみ。前走6着以下から8頭が連対している。昨年前走重賞7、9着馬が連対したように前走重賞なら着順不問。前走3勝クラス勝ち馬は[2−1−0−9]で3連対。昇級戦でも通用する。6番人気以下で連対した7頭は5、5、5、6、6、7、7歳馬で高齢馬の激走が多い。7頭のうち4頭に重賞3着以内があり、残る3頭のうち2頭は芝1400m巧者だった。穴でこのタイプの高齢馬を絡めたい。

ディアナザールは[4−1−0−0]で1、2、3勝Cを3連勝。前走六甲アイランドSは前半3F35.5秒で逃げ、8位タイの34.5秒で上がって1分21秒6(重)で優勝。重馬場で最後は一杯になったが、何とか凌ぎ切った。斎藤崇厩舎のロードカナロア産駒で母はドナウブルー。半姉に芝1400mで5勝したドナウデルタがいる。過去10年で逃げた馬は[3−2−0−5]、3番人気以内なら[2−2−0−1]。過去10年で前走3勝C勝ち馬は[2−1−0−9]。Cデムーロ騎手から2戦2勝の団野騎手に乗り替わる。

ソンシは[5−2−1−1]、芝1400mは[4−1−1−1]で24年秋に2勝C、3勝Cを最速上がりで2連勝した。淀短距離Sは好位から4位タイの34.1秒で上がって1分8秒7で優勝。前走シルクロードSは馬場入場後に川田騎手が異変を感じ、馬体検査で競走除外となった。それ以来1年ぶりの出走となる。良馬場の芝1400mは[3−1−1−0]で3着以内を確保。好位につけて直線でひと脚使えるため紛れが少ない。過去10年で半年以上の休み明けは[0−1−0−6]。過去10年で川田騎手は[0−1−2−3]。

睦月S勝ち馬レイベリング、同2着馬マイネルチケット、昨年の阪急杯勝ち馬カンチェンジュンガ、同2着馬アサカラキング、ファルコンS勝ち馬ヤンキーバローズ、ターコイズS勝ち馬ドロップオブライトなど伏兵は数多い。レイベリングは睦月Sで逃げて1分34秒1で優勝。芝1400mは[2−1−0−4]で5着以内を確保。テン乗りの武豊騎手が騎乗する。マイネルチケットは芝1400m[1−1−0−1]で京王杯2歳Sでパンジャタワーにクビ差の2着がある。前4走は2、2、1、2着。相手なりに堅実に走るタイプ。

カンチェンジュンガは昨年の阪急杯(京都)を後方から最速の34.0秒で差し切り1分21秒7で優勝。セントウルSは後方から最速の33.1秒で差し切り1分7秒4で優勝。成績にムラがあるが、嵌まったときは強烈な末脚を繰り出すタイプ。アサカラキングは24年の阪急杯で逃げてウインマーベルにハナ差の2着。昨年の阪急杯は逃げてカンチェンジュンガに半馬身差の2着。前走タンザナイトS2着で復調気配。3年連続連対なるか。ヤンキーバローズは芝1400m[1−1−1−0]でファルコンSを優勝。距離短縮でどこまで変わるか。


調教診断

★ソンシ
栗坂で馬なり調教。回転の速いフットワークでラスト11.6秒。馬体の張りが良く活気十分。長期休養明けになるが、栗坂で入念に乗り込んで仕上げられた。

★ディアナザール
栗CWで2頭併せで軽く仕掛けて併入。重心の低いフットワークでラスト11.4秒。1週前に栗CWで3頭併せで軽く仕掛けてラスト11.2秒で併入。順調。

★ドロップオブライト
栗坂で軽く仕掛けられた。活気があり鋭い脚捌きでラスト12.0秒。1週前に栗CWで仕掛けてラスト11.2秒。7歳牝馬でも馬は元気一杯。デキはある。

★カンチェンジュンガ
栗坂で馬なり調教。しっかりとした脚捌きで楽々と好タイムをマーク。1週前に栗坂で一杯に追っている。前2走惨敗したが、立て直してまずまず仕上がる。

★ヤンキーバローズ
栗坂で2頭併せで馬なりのまま先着。気合乗りが良く大きなストライドで余力十分。馬体が少しボリュームアップした。結果は出ないが、使いながらデキは上向き。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆グロリアラウス
☆グレイイングリーン


レース回顧

2026年 2月21日(土) 1回阪神1日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第70回阪急杯
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定)  芝 1400m・内   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 1  1 $ソンシ             牡 5 川田将雅  57  1.18.9 34.2  1 516 (栗)中内田充
2 3  6  ララマセラシオン   牡 5 佐々木大  57  1.19.5 34.0 14 526 (美)大竹正博
3 3  5  ドロップオブライト 牝 7 松若風馬  55  1.19.6 34.5  5 440 (栗)福永祐一
4 4  8  ディアナザール     牡 4 団野大成  57  1.19.6 35.1  3 496 (栗)斉藤崇史
5 4  7  アサカラキング     牡 6 北村友一  57  1.19.6 35.2  7 526 (美)斎藤誠
6 6 12  アルテヴェローチェ 牡 4 国分優作  57  1.19.7 33.8 16 456 (栗)須貝尚介
7 7 13  ヤンキーバローズ   牡 4 岩田望来  57  1.19.7 34.0  4 494 (栗)上村洋行
8 1  2 $レイベリング       牡 6 武豊      57  1.19.8 34.0  9 488 (美)鹿戸雄一
9 5  9  マイネルチケット   牡 4 横山武史  57  1.19.9 35.0  2 484 (栗)宮徹
10 7 14  マサノカナリア     牝 5 横山典弘  55  1.20.0 34.5 12 466 (栗)藤野健太
11 5 10  グレイイングリーン 牡 8 鮫島克駿  57  1.20.1 34.7 11 512 (栗)池江泰寿
12 7 15  グロリアラウス     セ 5 幸英明    57  1.20.1 35.2 10 512 (栗)斉藤崇史
13 8 16  メイショウチタン   牡 9 松山弘平  57  1.20.1 35.0 17 482 (栗)本田優
14 6 11  ダディーズビビッド 牡 8 池添謙一  57  1.20.2 34.1 18 522 (栗)千田輝彦
15 8 18  カンチェンジュンガ 牡 6 坂井瑠星  58  1.20.3 34.6  6 504 (栗)庄野靖志
16 2  3  スリールミニョン   牝 4 永島まな  55  1.20.3 34.4 13 456 (栗)高橋康之
17 2  4  ナムラアトム       牡 5 菱田裕二  57  1.20.3 35.4  8 494 (栗)長谷川浩
18 8 17  メイショウソラフネ 牡 7 高杉吏麒  57  1.20.4 35.7 15 458 (栗)石橋守
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LAP :12.0-10.4-10.7-11.3-11.3-11.4-11.8
通過:33.1-44.4-55.7-67.1  上り:66.9-56.5-45.8-34.5  平均:1F:11.27 / 3F:33.81
単勝   1 \420 
複勝   1 \230 / 6 \1160 / 5 \300 
枠連   1-3 \1660 (8) 
馬連   01-06 \11090 (38) 
ワイド 01-06 \3580 (44)/ 01-05 \920 (6)/ 05-06 \4960 (58) 
馬単   01-06 \15600 (54) 
3連複 01-05-06 \25760 (85/816) 
3連単 01-06-05 \107420 (338/4896) 

ソンシは1枠1番から内ラチ沿いの3番手につけ、メンバー6位の34.2秒で抜け出して3馬身半差で圧勝。勝ちタイム1分18秒9はレコード。アサカラキングが逃げて前半3F33.1秒、5F55.7秒の速い流れ。上がりは34.5秒、ラップ11.3−11.4−11.8秒。開幕週の高速馬場で内枠からロスなく回った馬が上位を独占した。1200m通過は1分7秒1。高松宮記念に繋がる可能性がありそうだ。

ソンシは3番手から抜け出す正攻法のレースで重賞初制覇。大きくパフォーマンスを引き上げ、高松宮記念に名乗りを上げた。長期休み明けで馬体は14キロ増えてパドックでは少しフックラ映ったが、馬体がボリュームアップして気配が目立っていた。調教診断は1位評価。中内田厩舎は休み明けでも上手く仕上げてくる。次走は高松宮記念に向かう予定。昨年の中京芝1200mの淀短距離Sで内から抜け出して勝っている。

ララマセラシオンは3枠6番から内ラチ沿いの12番手を進み、直線で内から馬群を捌いてメンバー2位タイの34.0秒で上がって0.6秒差の2着。14番人気で激走した。芝1400mは[4−0−0−2]で2、3勝Cを1分22秒0、1分21秒9で連勝していたが、勝ちタイムが遅く、昇級戦で人気にならなかった。芝1400mで勝った4戦は上がり1、2、2、3位。佐々木騎手が内でタメて決め手を引き出した。

ドロップオブライトは3枠5番から内めの8番手につけ、メンバー8位タイの34.5秒で上がって0.7秒差の3着。2着とはクビ差。ハイペースで先行できなかったが、最後までしぶとく伸びて3着を確保。京成杯AH2着、ターコイズS1着は56キロ。55キロも良かったのだろう。7歳牝馬でも調教の動きが目立ったようにここにきて本格化して崩れにくくなっている。福永厩舎は今年10勝で2位。今年はリーディングか。

ディアナザールは2番手からメンバー14位の35.1秒で上がって0.7秒差の4着。直線で逃げたアサカラキングを交わして2着と思われたが、最後に一杯になって失速した。団野騎手はバテたのではなく馬がやめようとしたとコメント。昇級戦、重賞初挑戦で1分19秒6で走って4着なら今後のメドは立った。

アルテヴェローチェは出遅れて16番手からメンバー最速の33.8秒で追い込んで0.8秒差の6着。前4走10着以下で16番人気だったが、大外から最速上がりで追い込んで復調気配を示した。サウジアラビアRCを勝ち、シンザン記念とチャーチルタウンズCで2着に入った馬。これがいいきっかけになれば。

マイネルチケットは5番手の内からメンバー12位タイの35.0秒で上がって1.0秒差の10着。4コーナーで内側に斜行してナムラアトムの進路を妨害したため、横山武騎手は過怠金5万円を課せられた。ただし前にいたソンシが少し内を詰めた影響もある。進路を妨害したこともあり、ラスト1Fで騎手は諦めていた。



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