中山牝馬S
中山牝馬S
2026/3/7 中山競馬場 芝1800m

レース展望

過去10年で1番人気は[0−2−3−5]で2連対。過去8年は[0−0−3−5]で3着止まり。単勝3倍以上は[0−0−1−4]で連対なく不振。2番人気は[1−1−0−8]で2連対、3番人気は[2−1−0−7]で3連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が3連対。過去6年の馬連は487倍、64倍、1068倍、21倍、48倍、34倍で荒れている。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

53キロは[4−1−1−36]、54キロは[4−2−1−24]。53、54キロの5番人気前後が勝つことが多い。55キロは[1−1−4−17]で2連対。55.5キロ以上は[0−3−1−17]で勝った馬はいない。トップハンデは[0−2−1−10]で2連対。1番人気は[0−2−1−2]だが、18年以降は[0−0−1−2]。2番人気以下は[0−0−0−8]。トップハンデは人気、斤量、年齢に関係なく不振。

アンゴラブラックは[4−3−0−1]でアイルランドTを4番手から6位の33.0秒で上がり半馬身差の2着。勝ったラヴァンダは東京新聞杯で2着に入った。中山金杯は5番手から3位の34.1秒で上がってハナ差の2着。勝ったカラマティアノスは中山記念で2着に入った。芝1800mは[1−1−0−0]、芝2000mは[3−2−0−0]で連対を確保。中山芝は[2−2−0−1]。ハンデは56キロ。過去10年で戸崎騎手は[0−3−0−6]で24年はククナ、昨年はホーエリートで2着。1番人気不振のデータを覆すか。

パラディレーヌは[2−2−2−2]で秋華賞を大外18番枠から大外をブン回して最速の34.4秒で上がり0.2秒差の3着。2着エリカエクスプレスとは0.1秒差だった。前走エリザベス女王杯は1枠1番から内ラチ沿いの7番手を進み、4コーナーから直線で外に持ち出すと4位タイの34.7秒で上がってレガレイラに0.3秒差の2着。ハンデは56.5キロ。芝1800mは[2−1−1−1]で中山ではフラワーCで出遅れて後方から追い込んで0.4秒差の2着がある。岩田望騎手は24年にコンクシェルで逃げて勝っている。

秋華賞2着馬エリカエクスプレス、福島記念勝ち馬ニシノティアモ、24年の桜花賞馬ステレンボッシュ、小倉牝馬S2着馬ボンドガール、小倉日経オープン勝ち馬レーゼドラマ、フローラS2着馬ヴァルキリーバース、初富士S勝ち馬エセルフリーダなど伏兵は数多い。エリカエクスプレスは秋華賞で前半5F59.4秒で逃げ、8位タイの35.4秒で上がり1分58秒4で走って半馬身差の2着。中山ではフェアリーSを1分32秒8で3馬身差で圧勝。過去10年で逃げ馬は[2−1−0−7]。過去10年で武豊騎手は[2−0−0−1]。

ニシノティアモは1、2、3勝C、福島記念を4連勝。福島記念は2番手から6位の34.0秒で抜け出して1分59秒9で優勝。芝1800mは[3−1−0−2]で小回りも直線の長いコースもこなす万能タイプ。今年重賞3勝の津村騎手が騎乗する。ステレンボッシュは国枝厩舎から宮田厩舎に転厩。近走大不振でもトップハンデ57.5キロ。新馬戦1着以来となる芝1800m、ルメール騎手でどんな走りを見せるか。ボンドガールは小倉牝馬S2着で引退を撤回。G3は[0−5−0−1]。現役最強の1勝馬。岩田康騎手が騎乗する。


調教診断

★ニシノティアモ
南Wで2頭併せで馬なりのまま併入。気合乗りが良く、余力十分にラスト11.7秒。1週前に南Wで3頭併せでラスト11.1秒で先着。デキは安定。

★アンゴラブラック
南Wで馬なりのまま併入。首を使って軽快なフットワークでラスト11.7秒。1週前に南Wで2頭併せで軽く仕掛けて併入。一連のデキをがっちりキープ。

★エリカエクスプレス
栗坂で馬なり調教。首を使った軽快なフットワークで最後まで余力十分。1週前に栗CWで馬なりのままラスト11.1秒。久々もまずまず仕上がる。

★レーゼドラマ
南Wで3頭併せで強めに追って併入。重心の低いフットワークでラスト11.4秒。活気があり身のこなしが柔らかい。前走勝って復調したデキをキープ。

★フレミングフープ
栗CWで馬なり調教。首を使って軽快なフットワークでラスト11.5秒。1週前に栗CWで2頭併せで強めに追ってラスト11.0秒で併入。若干良化。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ボンドガール
☆パラディレーヌ

クリノメイ、ポルカリズムは調教VTRなし


レース回顧

2026年 3月 7日(土) 2回中山3日  天候: 晴   馬場状態:稍重
11R  第44回ローレル競馬場賞中山牝馬S
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (牝)(国際)(特指)  芝 1800m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 2  3  エセルフリーダ     牝 5 武藤雅    53  1.47.1 35.9  6 482 (美)武藤善則
2 1  2  ビヨンドザヴァレー 牝 6 菱田裕二  55  1.47.3 35.7 11 474 (栗)橋口慎介
3 2  4  パラディレーヌ     牝 4 岩田望来 56.5 1.47.3 35.3  3 504 (栗)千田輝彦
4 7 13  エリカエクスプレス 牝 4 武豊      56  1.47.3 35.9  4 472 (栗)杉山晴紀
5 7 14  ニシノティアモ     牝 5 津村明秀  56  1.47.3 35.1  2 448 (美)上原佑紀
6 8 16  レーゼドラマ       牝 4 丹内祐次 55.5 1.47.4 36.3  7 476 (栗)辻野泰之
7 5  9  ステレンボッシュ   牝 5 ルメール 57.5 1.47.7 35.3  9 482 (美)宮田敬介
8 8 15  ケリフレッドアスク 牝 4 佐々木大  55  1.47.7 35.2 13 454 (栗)藤原英昭
9 6 12  ポルカリズム       牝 6 三浦皇成  53  1.47.7 35.6 10 484 (栗)中内田充
10 3  5  ボンドガール       牝 5 岩田康誠 55.5 1.47.7 35.3  5 454 (美)手塚貴久
11 3  6  アンリーロード     牝 6 石川裕紀  52  1.47.8 35.6 16 480 (栗)茶木太樹
12 4  7  フレミングフープ   牝 5 杉原誠人  54  1.47.9 36.2  8 492 (栗)友道康夫
13 5 10  アンゴラブラック   牝 5 戸崎圭太  56  1.48.4 36.5  1 474 (美)尾関知人
14 6 11  フィールシンパシー 牝 7 横山琉人  53  1.48.5 36.3 15 468 (美)小島茂之
15 1  1  クリノメイ         牝 4 横山典弘  55  1.48.8 35.6 12 450 (栗)須貝尚介
16 4  8  レディーヴァリュー 牝 5 団野大成  54  1.48.9 36.8 14 448 (栗)小林真也
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LAP :12.6-11.4-12.1-11.8-11.7-11.5-11.8-11.8-12.4
通過:36.1-47.9-59.6-71.1  上り:71.0-59.2-47.5-36.0  平均:1F:11.90 / 3F:35.70
単勝   3 \1530 
複勝   3 \410 / 2 \640 / 4 \250 
枠連   1-2 \3290 (15) 
馬連   02-03 \14990 (45) 
ワイド 02-03 \4100 (47)/ 03-04 \1200 (11)/ 02-04 \2230 (26) 
馬単   03-02 \28260 (88) 
3連複 02-03-04 \22020 (76/560) 
3連単 03-02-04 \176630 (573/3360) 

エセルフリーダは2枠3番から2番手につけ、4コーナーから直線で先頭に立つとメンバー10位タイの35.9秒で上がって後続を完封した。勝ちタイムは1分47秒1(稍重)。レーゼドラマが逃げて前半5F59.6秒。内を通った馬が有利な馬場で内枠からロスなく回った馬が3着まで独占した。4コーナーから直線で内から3頭目より外が荒れており、外から差しにくい馬場になっていた。

エセルフリーダは2番手から早めに動く積極的なレースで優勝。前走初富士S(3勝C)を勝った馬が6番人気で重賞初制覇を飾った。今年10年目の武藤騎手は父の管理馬で重賞初制覇となった。これまで芝2000m以上を使われていたが、初の芝1800mでパフォーマンスを引き上げた。昇級戦で前走より2キロ軽い53キロも良かったのだろう。これで中山は[4−0−0−1]で4連勝。今後は休養して秋はオールカマーからエリザベス女王杯を目指す予定。

ビヨンドザヴァレーは1枠2番から内ラチ沿いの5番手につけ、メンバー9位の35.7秒で上がって0.2秒差の2着。24年のターコイズSで2着がある馬が11番人気で激走した。内を通った馬が有利な馬場で内枠からロスなく回ったことが大きかった。昨年の中山牝馬Sは54キロを背負って1分47秒3で走って0.2秒差の4着だったが、今年は同じ2番枠から55キロを背負って1分47秒3(稍重)で走って0.2秒差の2着。昨年より強いレースをしている。前2走減った馬体が11キロ増えて戻ったことも良かったのだろう。社台RHの6歳牝馬。クラブの規定でこれがラストランとなった。

パラディレーヌは2枠4番から内ラチ沿いの7番手を進み、直線で外に持ち出すとメンバー3位タイの35.3秒で上がって0.2秒差の3着。2着とはハナ差。明け4歳馬が56.5キロを背負ったが、岩田望騎手がロスなく回り、直線で外に出して持ってきた。岩田望騎手とは[2−1−2−0]で相性がいい。昨年の秋華賞で3着、エリザベス女王杯で2着に入ったのはダテではないことを示した。今後も相手なりに走りそうだ。

ニシノティアモは7枠14番から10番手の外を進み、メンバー最速の35.1秒で上がって0.2秒差の5着。外枠で位置取りが悪くなり終始外を回ったが、大外から最速上がりを繰り出して能力を示した。内が有利な馬場でずっと外を回るレースでは厳しかった。牝馬同士ならすぐに巻き返しそうだ。

アンゴラブラックは6番手の外から伸び切れず1.3秒差の13着。上がりはメンバー15位の36.5秒。これまで[4−3−0−1]で堅実に走る馬だが、初めて大崩れした。前3走は1、2、2番枠で内をロスなく回っていた。ただし外々を回ったにしても負け過ぎ。稍重の緩い馬場も堪えたか。



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