フィリースレビュー
2026/3/7 阪神競馬場 芝1400m

レース展望

桜花賞トライアル。過去10年で1番人気は[0−4−0−6]で4連対。単勝1倍台は[0−3−0−0]、3倍台は[0−1−0−4]、4倍台は[0−0−0−2]。2番人気は[3−3−1−3]で6連対、3番人気は[2−0−0−8]で2連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が3連対。過去5年の馬連は40倍、7倍、31倍、30倍、392倍。人気馬を軸に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬17頭が前走5着以内。前走条件戦勝ち馬と重賞で5着以内に入った馬が活躍。残る3頭のうち2頭は前走阪神JFで17、17着、1頭は2走前に阪神JF4着。阪神JFで負けた馬が巻き返している。前走阪神JFで17着から連対した2頭はフィリーズレビューで7、8番人気だった。2頭は2走前に新馬戦、白菊賞(1勝C)を勝っていた。穴で2走前に勝ち、前走阪神JFで10着以下に惨敗した馬に注意。

サンアントワーヌは新潟2歳Sが2位の33.0秒で上がって0.9秒差の4着、フェアリーSが8位の35.4秒で上がって0.3秒差の5着。芝1400mは2戦2勝で東京の新馬戦と1勝Cを勝っている。1勝Cは最後方(8番手)から最速の32.7秒で差し切って1分22秒7で優勝。鹿戸厩舎のドレフォン産駒で母サンティールはパールSを勝った馬。叩き2戦目で芝1400m。戸崎騎手から荻野極騎手に乗り替わる。

ファンタジーS2着馬ショウナンカリス、紅梅S3着馬テイエムスティール、クリスマスローズS勝ち馬コラルリーフ、萌黄賞勝ち馬ルージュサウダージ、りんどう賞勝ち馬ラスティングスノー、かささぎ賞勝ち馬クリエープキー、エルフィンS5着馬デアヴェローチェ、東京の新馬戦を勝ったエピッククイーンなど伏兵は数多い。マルガ、メイショウハッケイ、プリンセスモコは抽選落ち。かなりの混戦メンバーで人気が割れそうだ。

ショウナンカリスはファンタジーSで6番手から4位の33.5秒で上がってクビ差の2着。阪神JFは0.9秒差の7着も今回のメンバーでは最先着。20年以降のフィリースレビューで池添騎手は[2−1−0−2]。テイエムスティールは阪神芝1400mの新馬戦(減量52キロ)を6番手から2位の35.0秒で差し切り1分22秒0(稍重)で2馬身差で圧勝。前走紅梅Sは8番手から最速の33.7秒で上がって1秒差の3着。勝ったリリージョワが強過ぎた。決め手を生かせるレースになれば。


調教診断

★ギリーズボール
南Wで2頭併せで馬なりのまま相手を突き放した。しなやかなフットワークでラスト12.1秒。1週前も南Wで2頭併せで先着。前走惨敗もデキは上向き。

★デアヴェローチェ
栗坂で2頭併せで馬なりのまま先着。時計は遅いが走りに余裕がある。1週前に栗坂で2頭併せで馬なりのまま併入。大きなストライドで余力十分。順調。

★テイエムスティール
栗坂で2頭併せで馬なりのまま先着。活気があり馬は元気一杯。1週前に栗CWで2頭併せでラスト11.4秒で先着。使いながら仕上げが進んでいる。

★サンアントワーヌ
栗CWで馬なり調教。4コーナーでショートカットし、余力十分にラスト11.3秒。栗東での乗り込みは少ないが、馬体、気配落ちはなくデキはある。

★タイニーワンダー
栗CWで馬なり調教。410キロ台の牝馬だが前向きさがあり、軽快なフットワークでラスト11.4秒。芝でも走れそうな雰囲気。前走勝ったデキをキープ。

クリエープキーは調教VTRなし


レース回顧

2026年 3月 7日(土) 1回阪神5日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第60回報知杯フィリーズレビュー
3歳・オープン・G2(馬齢) (牝)(国際)(指定)  芝 1400m・内   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 1  2  ギリーズボール     牝 3 西塚洸二  55  1.20.6 34.2 10 414 (美)手塚貴久
2 8 17  サンアントワーヌ   牝 3 荻野極    55  1.20.9 34.4  2 460 (美)鹿戸雄一
3 4  7  アイニードユー     牝 3 西村淳也  55  1.20.9 35.2  4 460 (栗)吉村圭司
4 7 13  デアヴェローチェ   牝 3 酒井学    55  1.20.9 34.7  5 450 (栗)上村洋行
5 2  3  プレセピオ         牝 3 富田暁    55  1.21.0 34.8  7 470 (栗)笹田和秀
6 1  1  フルールジェンヌ   牝 3 永島まな  55  1.21.0 35.1 17 452 (栗)鈴木孝志
7 6 12  トワニ             牝 3 田山旺佑  55  1.21.1 34.2 12 418 (美)蛯名正義
8 2  4  ショウナンカリス   牝 3 池添謙一  55  1.21.2 34.9  1 420 (美)加藤士津
9 8 18  イヌボウノウタゴエ 牝 3 吉村誠之  55  1.21.2 34.5 13 478 (美)西田雄一
10 7 14  コラルリーフ       牝 3 鮫島克駿  55  1.21.3 34.6  8 460 (栗)佐藤悠太
11 3  5  テイエムスティール 牝 3 高杉吏麒  55  1.21.4 34.8  3 430 (栗)高橋一哉
12 5  9  タイセイフレッサ   牝 3 小沢大仁  55  1.21.5 35.4 18 460 (美)斎藤誠
13 3  6  タイニーワンダー   牝 3 吉田隼人  55  1.21.6 35.2 16 410 (栗)四位洋文
14 8 16  ファニーバニー     牝 3 松若風馬  55  1.21.7 35.6  9 440 (栗)杉山佳明
15 4  8  ルージュサウダージ 牝 3 斎藤新    55  1.21.8 35.0  6 474 (栗)松永幹夫
16 7 15  ローズカリス       牝 3 田口貫太  55  1.22.0 35.7 11 428 (栗)大橋勇樹
17 5 10  ラスティングスノー 牝 3 松本大輝  55  1.22.6 36.8 14 474 (美)池上昌和
18 6 11  クリエープキー     牝 3 松山弘平  55  1.23.0 37.0 15 434 (美)牧光二
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LAP :12.0-10.8-11.4-11.5-11.5-11.6-11.8
通過:34.2-45.7-57.2-68.8  上り:68.6-57.8-46.4-34.9  平均:1F:11.51 / 3F:34.54
単勝   2 \2450 
複勝   2 \720 / 17 \220 / 7 \270 
枠連   1-8 \5190 (19) 
馬連   02-17 \7160 (26) 
ワイド 02-17 \2370 (28)/ 02-07 \3460 (46)/ 07-17 \1210 (9) 
馬単   02-17 \15480 (60) 
3連複 02-07-17 \23970 (76/816) 
3連単 02-17-07 \172150 (571/4896) 

ギリーズボールは1枠2番から出遅れた後に中団に押し上げ、直線で内から馬群を捌くとメンバー最速タイの34.2秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分20秒6。アイニードユーが逃げて前半3F34.2秒。上がりは34.9秒、ラップは11.5−11.6−11.8秒。中盤に流れが緩まず最後まで11秒台のラップが続き、関東馬の差し追い込み馬がワンツーを決めた。ギリーズボールは出遅れた後に押し上げて頭を上げて折り合いを欠いていたが、直線で馬群を捌くと一気に抜け出して快勝。

前走フェアリーSで13着に惨敗し、輸送で馬体が10キロ減って腹目が細くなっていたが、10番人気で重賞初制覇を飾った。内をロスなく回ったこともあるが、出遅れて前半脚を使い、折り合いを欠いていたことを考えると強い内容。新馬戦を勝った後に次走の狙い馬で取り上げたようにやはり能力が高いのだろう。手塚厩舎のエピファネイア産駒で母はオークス5着馬フロアクラフト、近親にコントラチェック(フラワーC、ターコイズS、オーシャンS)がいる。今後は体調面を考慮して桜花賞は回避する予定。

サンアントワーヌは8枠17番から14番手を進み、メンバー3位の34.4秒で追い込んで0.3秒差の2着。外枠スタートから終始外を回ったが、いい脚を長く使って2番人気で2着を確保。前走フェアリーSは好位から伸び切れず5着に終わったが、2戦2勝の芝1400mでパフォーマンスを引き上げた。勝ったギリーズボールとは内外の差があり、着差ほどの差はない。レースを使いながら仕上げが進んできている。賞金を加算できたため、桜花賞、NHKマイルCが視野に入る。

アイニードユーは前半3F34.2秒で逃げ、メンバー12位タイの35.2秒で上がって0.3秒差の3着。2着とはハナ差。前走エルフィンSで逃げて0.4秒差の3着に粘った馬がテン乗りの西村淳騎手が逃げて3着に粘り込んだ。これで芝1400mは[1−0−1−3]で5着以内を確保。ある程度飛ばしたことを考えるとよく粘っている。ファインニードル産駒で将来はスプリンターになりそうだが、桜花賞の出走権を確保したため使ってきそうだ。

デアヴェローチェは7枠13番から6番手につけ、メンバー6位の34.7秒で上がって0.3秒差の4着。2着とはハナ+ハナ差。直線で2着争いでクビの上げ下げになったが、タイミングが悪く4着に終わった。これで芝1400mは2、1、4着で安定して走っている。馬が走りに前向きで最後までまじめに走るタイプ。今後も堅実に走りそうだ。



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