桜花賞
2026/4/12 阪神競馬場 芝1600m

レース展望

牝馬クラシック第一弾。過去10年で1番人気は[1−4−1−4]で5連対。勝ったのは阪神JF勝ち馬で単勝1.6倍のリバティアイランドのみ。阪神JFで連対して直行した馬は[1−2−0−0]で堅実。2番人気は[5−2−0−3]で7連対、3番人気は[2−2−2−4]で4連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下は[0−0−0−88]で出番なし。過去5年の馬連は6倍、37倍、12倍、6倍、10倍で10倍前後の決着が多い。3着は8、6、5、7、4番人気で人気薄が来ることが多い。3連単は万馬券が狙える。

連対馬19頭が前走3着以内。前走重賞好走馬が活躍している。前走チューリップ賞5着から連対したウォーターナビレラはファンタジーS1着、阪神JF3着があり、桜花賞で3番人気だった。重賞実績がある人気馬の巻き返しに注意。6番人気以下で連対した4頭は前走牝馬限定重賞で2着だった。前走2着馬は人気の盲点になりやすい。穴で前走重賞で2着に負け、6〜8番人気になった馬に注意。ノーザンF生産馬は[6−8−4−52]、2番人気以内なら[5−6−0−4]で11連対。人気になったノーザンF生産の人気馬に注目。

スターアニスは[2−1−0−1]で前走阪神JF(前半3F33.7秒)で中団の外から2位タイの34.5秒で差し切り1分32秒6で優勝。小倉芝1200mの未勝利戦(前半3F33.0秒)は3番手から最速の34.7秒で差し切り7馬身差で圧勝。中京2歳S(前半3F33.3秒)で6番手から2位の34.3秒で上がりクビ差の2着。33秒台で上がったことがないため、流れが速くなって上がりが掛かった方がいいタイプ。高速馬場で上がりが速くなったときに真価が問われる。過去10年で松山騎手は[1−0−0−6]。

ドリームコアは[3−0−1−0]で2走前にベゴニア賞(前半3F35.5秒)を4番手から2位の33.7秒で抜け出して1分33秒1で優勝。前走クイーンC(前半3F35.0秒)は3番手から2位タイの33.8秒で抜け出して1分32秒6で優勝。昨年勝ったエンブロイダリーは前週の東京新聞杯より0.4秒速かったが、今年は流れが緩んで0.4秒遅かった。流れが速くなったときに真価が問われる。萩原厩舎のキズナ産駒で母はノームコア。過去10年でルメール騎手は[2−1−1−4]、2番人気以内では[2−1−1−1]。

チューリップ賞3着馬アランカール、3戦3勝でもみじS、紅梅Sを連勝したリリージョワ、阪神JF2着馬ギャラボーグ、ファンタジーS勝ち馬フェスティバルヒル、フェアリーS勝ち馬ブラックチャリス、アネモネS勝ち馬ディアダイヤモンド、クイーンC2着馬ジッピーチューン、チューリップ賞2着馬ナムラコスモス、エルフィンS勝ち馬スウィートハピネス、フィリースレビュー2着馬サンアントワーヌ、同3着馬アイニードユーなど伏兵は多士済々。阪神は土曜が晴れ、日曜が晴れ時々曇りの予報。良馬場で高速決着になりそうだ。

アランカールは[2−0−1−1]で阪神JFは最後方から追い込んで0.5秒差の5着。前走チューリップ賞は11番手から最速の33.0秒で上がり0.1秒差の3着。斉藤崇厩舎のエピファネイア産駒で母は桜花賞2着馬シンハライト。武豊騎手は04年ダンスインザムード以来22年ぶりの桜花賞制覇なるか。リリージョワはもみじSを前半3F35.1秒で逃げて1分20秒5で優勝。前走紅梅Sは前半3F34.8秒で逃げて1分20秒7で4馬身差で圧勝。武幸厩舎のエピファネイア産駒で祖母は秋華賞馬アヴェンチュラ。過去10年で逃げ馬は[0−0−1−9]。前2走騎乗したルメール騎手から新馬戦で騎乗した浜中騎手に乗り替わる。

ギャラボーグは阪神JFで最速の34.3秒で追い込んで0.2秒差の2着。前走クイーンCは後方のまま9着。得意の阪神に替わって巻き返すか。西村淳騎手に乗り替わる。フェスティバルヒルはファンタジーSを9番手から2位の33.1秒で差し切り1分20秒9で優勝。ミュージアムマイルの半妹。新馬戦で騎乗した坂井騎手が騎乗する。ナムラコスモスはチューリップ賞で3番手から5位タイの33.5秒で上がってクビ差の2着。人気になりにくいタイプ。デビューから全て田口騎手。スウィートハピネスは阪神JFで0.3秒差の4着。エルフィンSは8番手から最速の34.1秒で差し切り1分33秒0で優勝。デビューから全て高杉騎手。


調教診断

★スターアニス
栗坂で軽く仕掛けられた。しっかりとした脚捌きでラスト12.1秒。1週前に栗坂で馬なりのままラスト12.2秒。伸びやかなフットワークで推進力がある。久々も上々の仕上がり。

★アランカール
栗CWで2頭併せで馬なりのまま併入。気合乗りが良く、余力十分にラスト11.4秒。1週前に栗CWで強めに追ってラスト11.0秒で併入。ひと叩きして動き、気配とも良化。

★リリージョワ
栗CWで馬なり調教。少し頭が高いがキビキビとしたフットワークでラスト11.3秒。1週前に栗CWで馬なりのままラスト11.4秒。小柄で運動神経が良さそうな馬。デキは安定。

★ドリームコア
栗CWで2頭併せで馬なりのまま先着。しっかりとした脚捌きでラスト11.2秒。1週前に栗CWで馬なりのまま併入。1週前は少しズブかったが、最終調教で帳尻を合わせた。順調。

★ナムラコスモス
栗坂で2頭併せで馬なりのまま先着。荒々しさはあるが、最後までしっかり伸びた。1週前に栗CWで馬なりのままラスト11.4秒で併入。中1週で使ったが、活気がありデキはある。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ギャラボーグ
☆ブラックチャリス


レース回顧

2026年 4月12日(日) 2回阪神6日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第86回桜花賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牝)(国際)(指定)  芝 1600m・外   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 7 15  スターアニス       牝 3 松山弘平  55  1.31.5 33.7  1 480 (栗)高野友和
2 3  5  ギャラボーグ       牝 3 西村淳也  55  1.31.9 34.4  5 490 (栗)杉山晴紀
3 6 11  ジッピーチューン   牝 3 北村友一  55  1.32.0 33.7 12 422 (美)林徹
4 3  6  アイニードユー     牝 3 川田将雅  55  1.32.1 34.7 13 458 (栗)吉村圭司
5 4  7  アランカール       牝 3 武豊      55  1.32.1 33.8  4 430 (栗)斉藤崇史
6 5 10  ナムラコスモス     牝 3 田口貫太  55  1.32.1 34.1  7 490 (栗)大橋勇樹
7 1  2  サンアントワーヌ   牝 3 荻野極    55  1.32.2 34.5 11 462 (美)鹿戸雄一
8 2  4  エレガンスアスク   牝 3 岩田望来  55  1.32.3 34.3 14 424 (栗)田中克典
9 7 14  ドリームコア       牝 3 ルメール  55  1.32.3 34.4  2 502 (美)萩原清
10 8 16  ショウナンカリス   牝 3 池添謙一  55  1.32.6 35.1 17 420 (美)加藤士津
11 7 13  リリージョワ       牝 3 浜中俊    55  1.32.6 34.4  3 456 (栗)武幸四郎
12 2  3  ディアダイヤモンド 牝 3 戸崎圭太  55  1.32.8 35.0  6 462 (美)手塚貴久
13 6 12  スウィートハピネス 牝 3 高杉吏麒  55  1.32.8 34.7  9 440 (栗)北出成人
14 5  9  ルールザウェイヴ   牝 3 原優介    55  1.33.0 35.8 15 422 (美)宮田敬介
15 8 17  ブラックチャリス   牝 3 津村明秀  55  1.33.5 35.8 10 458 (栗)武幸四郎
16 8 18  プレセピオ         牝 3 富田暁    55  1.33.6 36.3 18 470 (栗)笹田和秀
17 1  1  フェスティバルヒル 牝 3 坂井瑠星  55  1.33.6 35.7  8 448 (栗)四位洋文
18 4  8  ロンギングセリーヌ 牝 3 石橋脩    55  1.34.5 37.3 16 490 (美)竹内正洋
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LAP :12.4-10.6-11.1-11.6-11.5-11.5-11.1-11.7
通過:34.1-45.7-57.2-68.7  上り:68.5-57.4-45.8-34.3  平均:1F:11.44 / 3F:34.31
単勝   15 \290 
複勝   15 \140 / 5 \340 / 11 \1060 
枠連   3-7 \860 (3) 
馬連   05-15 \1570 (5) 
ワイド 05-15 \560 (2)/ 11-15 \2820 (31)/ 05-11 \7690 (57) 
馬単   15-05 \2280 (6) 
3連複 05-11-15 \27590 (82/816) 
3連単 15-05-11 \82710 (238/4896) 

スターアニスは7枠15番まら9番手の外につけ、直線で外に持ち出すとメンバー最速タイの33.7秒で差し切って2馬身半差で圧勝した。勝ちタイムは1分31秒5。ロンギングセリーヌが逃げて前半3F34.1秒、5F57.2秒、上がり34.3秒、ラップは11.5−11.1−11.7秒。リリージョワが外枠発走で逃げられなかったが、阪神JF(前半5F57.3秒)と同じような流れになり、スピードと地力が問われるレースになり、阪神JFの1、2着馬がワンツーを決めた。

スターアニスは中団の外から楽々と差し切って2馬身半差で圧勝し、3歳牝馬同士では能力が違うことを示した。阪神JFから直行したが、調教診断で1位評価したように調教の動き、気配が良く、パドックでは馬体、気配とも目立ち、これは勝つと思えるほどの仕上がりだった。母エピセアロームはスプリンターで距離に壁があったが、スターアニスは距離の壁を破ってマイルG1を連勝した。次走はさらに距離を延ばしてオークスに向かう予定。松山騎手がゴールした後に馬に「アニたん」と声をかけていたのが印象的。デアリングタクトで牝馬3冠を達成したが、温厚な性格を含め、このあたりが牝馬に好かれる理由か。

ギャラボーグは3枠5番からスタートを決めて5番手につけ、4コーナーから直線で外に持ち出すとメンバー6位タイの34.4秒で上がって0.4秒差の2着。阪神JFは後方から最速の34.3秒で内から追い込んで0.2秒差の2着に入ったが、今回は好位につけて正攻法のレースで2着に入った。これで阪神では[1−2−0−0]。前走クイーンCは1.2秒差の9着に終わったが、得意の阪神で巻き返した。流れてタフなレースになったことも良かったのだろう。ダノンスコーピオンの全妹。次走はオークスに向かう予定。

ジッピーチューンは出遅れて後方2番手からメンバー最速タイの33.7秒で上がって0.5秒差の3着。クイーンCでドリームコア(桜花賞は2番人気)に0.3秒差の2着に入った馬が12番人気の低評価を覆して激走した。出遅れた後に後方2番手まで下げて内に入れ、直線で馬群を捌きながら伸びてきた。北村友騎手の一発狙いの騎乗が上手く嵌まったが、本来は好位からのレースができるタイプ。長距離輸送で馬体が6キロ減っていたが細くはなかった。右前肢の剥離骨折が判明し休養することになった。

アランカールはスタートが遅く最後方を進み、大外からメンバー3位の33.8秒で追い込んで0.6秒差の5着。1分31秒5の高速決着で最後方から大外ブン回しでは物理的に届かなくて当たり前。前走チューリップ賞は11番手からメンバー最速の33.0秒で追い込んで0.1秒差の3着に入っただけに武豊騎手には届く位置で進めて欲しかったファンの方も多いのではないか。チューリップ賞は前半3F36.0秒、桜花賞は34.1秒。阪神JFは33.7秒で最後方。現状、速い流れで中団につけて勝ちに行くほどの体力がないのか。

ナムラコスモスは13番手からメンバー4位の34.1秒で上がって0.6秒差の6着。芝1400mを使っていた馬で速い流れでも好位につけられるタイプだが、スタートした後に外から来られて位置取りが悪くなったことが堪えた。4位の上がりを繰り出して2着に0.2秒差の6着まで追い上げたように力は見せている。好走しても人気にならないタイプ。ある程度前につけても速い上がりを繰り出せる持ち味を生かせれば、どこかで一発ありそうだ。

ドリームコアは11番手の外からメンバー6位タイの34.4秒で上がって0.8秒差の9着。外枠スタートから終始外を回って直線で伸び切れず、最後は外から5着アランカールに交わされた。右回りのサフラン賞で外を回って直線で伸び切れず3着に負けたが、現時点では右回りより左回りの方が良さそうだ。母がノームコアでデビューから全て外国人騎手が騎乗し人気になるタイプ。次走は未定だが、3戦3勝の左回りで巻き返すか。



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