フローラS
2026/4/26 東京競馬場 芝2000m

レース展望

オークストライアル。過去10年で1番人気は[1−2−0−7]で3連対。前走重賞出走馬は[0−0−0−2]。単勝2倍台は[1−0−0−2]、3倍台は[0−2−0−3]、4倍台は[0−0−0−2]。2番人気は[1−3−2−4]で4連対、3番人気は[2−0−0−8]で2連対。6〜9番人気は3連対、10番人気以下は4連対。過去5年の馬連は415倍、57倍、26倍、24倍、26倍で荒れいている。

連対馬15頭が前走5着以内。前走6着以下から連対した5頭は前走牝馬限定マイル重賞で6〜10着だった。5頭のうち3頭が2走前に勝っていた。前走マイル重賞で6着以下に負けた馬の巻き返しに注意。10番人気以下で連対した4頭のうち3頭が4コーナーで3番手以内につけていた。流れが緩んで先行した馬が粘り込んで大波乱を演出している。近年の傾向から外めの枠に入った10番人気以下の関東馬を絡めたい。

ラフターラインズは[1−1−2−0]で上がりは全て最速。東京芝1800mの未勝利戦を8番手から最速の33.8秒で差し切り1分46秒0で2馬身半差で圧勝。前走きさらぎ賞は大きく出遅れて最後方から4コーナーで7番手に押し上げると最速の32.8秒で上がって頭+ハナ差の3着。勝ったゾロアストロとは同タイムだった。サンデーRで2400万円で募集された小笠厩舎のアルアイン産駒。3代母にローズバドがいるバラ一族で近親にスタニングローズがいる。陣営はレーン騎手を確保。3着以内に入ってオークスに向かえるか。

ファムクラジューズは東京芝2000mの未勝利戦、フリージア賞を2連勝。未勝利戦は3番手から2位の34.0秒で上がって1分59秒9で3馬身半差で圧勝。前走フリージア賞は2番手から4位の34.1秒で抜け出して1分58秒7で優勝。ラフィアンで1300万円で募集された黒岩厩舎のベンバトル産駒で近親にラジオNIKKEI賞2着馬マイネルサーパス。過去10年で前走フリージア賞連対馬は[1−1−0−0]で昨年ヴァルキリーバースが2着。今年の重賞で横山武騎手は[0−0−5−15]、2番人気以内では[0−0−2−4]。

阪神芝1800mの未勝利戦を勝ったエンネ、リアライズルミナス、中山芝1800mの未勝利戦を勝ったラベルセーヌ、中山芝2000mの未勝利戦を勝ったサムシングスイート、東京芝1600mの未勝利戦を勝ったマツリダイコ、セントポーリア賞7着馬リスレジャンデールなど。今年はOP以上で5着以内に入った馬はラフターラインズ(きさらぎ賞)のみ。エンネはデビュー戦となった未勝利戦で大外から最速の34.1秒で差し切り1分45秒8で優勝。流れたこともあるが、並の馬では届かない位置から豪快に差し切った。吉岡厩舎のキズナ産駒でファントムシーフ、ディスペランツァの半妹。東京の長い直線で末脚爆発か。鞍上はディー騎手。

リアライズルミナスは前走未勝利戦を2番手から3位の34.9秒で差し切り1分45秒7で優勝。前半5F57.8秒で流れたが2番手から押し切った。セレクトセール5060万円の橋口厩舎のシルバーステート産駒で近親にロードカナロアがいる。地力があるが、決め手も兼ね備えている。ラベルセーヌはデビュー戦となった未勝利戦を11番手から4コーナーで大外をブン回し、最速の35.0秒で差し切って1分47秒0で5馬身差で圧勝。サンデーRで5000万円で募集された鹿戸厩舎のキズナ産駒。まだ能力に馬体が追いついていないが、どこまで成長してくるか。昨年5月に結婚した荻野極騎手は義理の父の管理馬でオークス出走を狙う。


調教診断

★ラフターラインズ
南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.3秒で先着。相手が来ると一瞬でギアを上げた。1週前に南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.5秒。間隔空いたが上々の仕上がり。

★サムシングスイート
南Wで2頭併せで馬なりのまま重心の低いフットワークでラスト11.2秒で併入。1週前に南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.3秒で併入。使い込んでいるが、デキは安定。

★ラベルセーヌ
南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.9秒で併入。首を使って走りに余裕がある。1週前に南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.5秒で併入。前走勝ったデキをキープ。

★リアライズルミナス
栗坂で2頭併せで馬なりのまま併入。しっかりとした前捌きで最後まで余力十分。1週前に栗CWで2頭併せで馬なりのままラスト11.4秒で先着。使いながら仕上げが進んでいる。

★ファムクラジューズ
南Wで2頭併せで馬なりのまま併入。小柄な牝馬だが活気がありラスト11.5秒。1週前に南Wで2頭併せで馬なりのまま前脚を掻き込む走りで11.5秒。派手はないがデキはある。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆エンネ


レース回顧

2026年 4月26日(日) 2回東京2日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第61回サンケイスポーツ賞フローラS
3歳・オープン・G2(馬齢) (牝)(国際)(指定)  芝 2000m   13頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 4  5  ラフターラインズ   牝 3 レーン    55  1.59.3 32.8  1 460 (美)小笠倫弘
2 8 13  エンネ             牝 3 ディー    55  1.59.5 32.8  3 516 (栗)吉岡辰弥
3 5  7  リアライズルミナス 牝 3 松山弘平  55  1.59.6 33.4  4 490 (栗)橋口慎介
4 7 10  エイシンウィスパー 牝 3 松若風馬  55  1.59.9 34.1  9 472 (栗)今野貞一
5 2  2  ラベルセーヌ       牝 3 荻野極    55  1.59.9 33.4  2 430 (美)鹿戸雄一
6 1  1  リスレジャンデール 牝 3 津村明秀  55  1.59.9 33.2  6 470 (美)栗田徹
7 6  8  ゴバド             牝 3 原優介    55  2.00.0 33.0  7 430 (美)加藤征弘
8 4  4  ペイシャシス       牝 3 北村宏司  55  2.00.0 33.8 12 396 (栗)加藤公太
9 8 12  スタニングレディ   牝 3 三浦皇成  55  2.00.3 34.6 10 456 (美)高木登
10 7 11  ファムクラジューズ 牝 3 横山武史  55  2.00.3 34.4  5 402 (美)黒岩陽一
11 5  6  ペンダント         牝 3 佐々木大  55  2.00.5 33.5  8 460 (栗)池江泰寿
12 6  9  コウギョク         牝 3 横山和生  55  2.00.8 34.3 11 438 (栗)昆貢
消 3  3  サムシングスイート 牝 3 酒井学    55  ------ ---- -- --- (美)伊藤大士
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LAP :13.2-12.4-11.7-11.7-12.3-12.4-12.0-11.3-11.2-11.1
通過:37.3-49.0-61.3-73.7  上り:70.3-58.0-45.6-33.6  平均:1F:11.93 / 3F:35.79
単勝   5 \220 
複勝   5 \110 / 13 \180 / 7 \180 
枠連   4-8 \790 (4) 
馬連   05-13 \970 (4) 
ワイド 05-13 \360 (4)/ 05-07 \310 (2)/ 07-13 \830 (11) 
馬単   05-13 \1410 (4) 
3連複 05-07-13 \2290 (8/220) 
3連単 05-13-07 \7920 (20/1320) 

ラフターラインズは伸び上がるようにスタートして後に9番手につけ、直線で外に持ち出すとメンバー最速タイの32.8秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分59秒3。スタニングレディが逃げて前半5F61.3秒。後半5F58.0秒、上がり33.6秒、ラップは11.3−11.2−11.1秒で尻上がり。エアレーションをした外差しが決まりやすい馬場で外から最速上がりを繰り出した人気馬2頭で決着。

ラフターラインズはスタート後にレーン騎手が上手くフォローして中団の後ろを進み、4コーナーから直線でスムーズに外に持ち出すと強烈な末脚で差し切った。きさらぎ賞で出遅れて最後方から7番手に押し上げ、最速の32.8秒で上がって3着に入った馬が1番人気で重賞初制覇を飾った。これでデビューから[2−1−2−0]で上がりは全て最速。サンデーRのアルアイン産駒。次走オークスでもチャンスがありそうだ。

エンネは大外13番枠から10番手の外を進み、大外からメンバー最速タイの32.8秒で上がって0.2秒差の2着。デビュー戦の未勝利戦で強烈な末脚で差し切った馬が不利な大外枠を克服して2着に入り、オークス出走権を獲得した。未勝利戦で並の馬では届かない位置から差し切ったのはやはりダテではない。吉岡厩舎のキズナ産駒でファントムシーフ、ディスペランツァの半妹。相馬眼的に評価できる馬。予想に書いたがオークス馬になる可能性がある。

リアライズルミナスはハナを切った後に4番手に控え、メンバー5位タイの33.4秒で上がって0.3秒差の3着。最後までしぶとく伸びたが、外から伸びたエンネに切れ負けした。未勝利戦で最速の33.7秒で追い込んで2着に入り、前走未勝利戦で2番手から3位の34.9秒で抜け出したように地力と決め手を兼ね備えたタイプ。流れが緩んで決め手勝負に傾き過ぎたことが堪えた。オークスの優先出走権は2着まで。

ラベルセーヌは2番枠から内ラチ沿いの6番手を進み、メンバー5位タイの33.4秒で上がって0.6秒差の5着。前半頭を上げて折り合いを欠き、4コーナーから直線で外に出せずに前が壁になり、内に切れ込みながら馬群を捌いて伸びてきた。キャリア1戦で若さを出し、荻野極騎手も上手く乗れなかった。運動神経が良く、末脚に持続力があるタイプ。能力に馬体の造りが追いついてくれば、牝馬限定重賞戦線に乗ってくる。



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