マイラーズC
2026/4/26 阪神競馬場 芝1600m

レース展望

過去10年で1番人気は[4−3−1−2]で7連対。単勝1倍台は[2−0−0−0]、2倍台は[2−1−1−2]、3倍台以上は[0−2−0−0]。単勝2倍台は取りこぼしが多い。2番人気は[2−2−2−4]で4連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。6〜9番人気が2連対、10番人気以下は[0−0−1−42]。過去5年の馬連は15倍、23倍、11倍、4倍、9倍で20倍台までに収まっている。

連対馬14頭が前走5着以内。前走6着以下から連対した馬の前走は6、7、7、10、12、12着。22年以降に12、7、10着から連対した3頭は1、2、1番人気だった。前走惨敗して人気になった馬に注目。6番人気以下で3着以内に入った6頭のうち4頭が4〜6番枠から道中4番手以内につけた馬だった。京都開幕週で前に行った馬が残りやすい。穴で内めの枠に入った先行タイプの関西牡馬を絡めたい。

アドマイヤズームは朝日杯FSを2番手から最速の33.6秒で抜け出して1分34秒1で2馬身半差で圧勝。ニュージーランドTは4番手から6位タイの33.9秒で上がってクビ差の2着。NHKマイルCは先行して14着、スワンSは6番手から伸び切れず0.2秒差の6着に終わった。京都マイルは朝日杯FSを圧勝したコース。友道厩舎のモーリス産駒、長期休養明けになるが、1週前に栗CWで好タイムを出している。昨年以降の芝1600m重賞で武豊騎手は[0−4−2−16]、昨年5月18日以降は[0−0−2−12]。

ウォーターリヒトは芝1600m[3−1−3−4]で昨年東京新聞杯を勝ち、マイルCS(15人気)で0.3秒差の3着に入った。前走東京新聞杯は10番手から5位タイの33.2秒で上がってクビ+クビ差の3着。直線でトロヴァトーレと接触したことが影響したのか、いつもほど切れる脚を使えなかった。冬場に走る馬でこれで11〜2月は[3−2−5−0]で3着以内を確保。4〜6月は全てG1で[0−0−0−3]。京都外回りではシンザン記念3着、きさらぎ賞2着、マイルCS3着。3戦連続で高杉騎手が騎乗する。

スワンS勝ち馬オフトレイル、六甲S勝ち馬ベラジオボンド、中山記念勝ち馬シックスペンス、京都金杯2着、ダービー卿CT3着のファーヴェント、チャーチルタウンズC勝ち馬ランスオブカオス、24年のマイルCS2着馬エルトンバローズ、大阪城S勝ち馬ドラゴンブースト、東京新聞杯4着馬シャンパンカラーなど。オフトレイルは京都芝[3−3−1−1]でスワンS1、2着、阪神カップ3着、マイルCS4着がある。関屋記念で1分31秒0で走ってクビ差の2着。58キロ以上では[0−0−0−4]。鞍上はテン乗りの岩田望騎手。

ベラジオボンドは芝1600m[3−0−1−0]で2走前に新春Sを1分32秒8で優勝。前走六甲Sは4番手から2位の33.9秒で上がって1分32秒0で優勝。2着クランフォードは阪神牝馬Sで1分31秒8で走って0.2秒差の4着に入った。久々の重賞挑戦になるが、2連勝の勢いで突破するか。シックスペンスは昨年の中山記念を1分44秒8のレコードで優勝。前3走はダートを使い、南部杯2着、チャンピオンズC11着、フェブラリーS9着。芝1600mは新馬、ひいらぎ賞を優勝。G2では3戦3勝。鞍上は戸崎騎手。


調教診断

★アドマイヤズーム
栗Pで馬なりのままスピード感のある走りで余力十分。1週前に栗CWで2頭併せで軽く仕掛けて相手を突き放した。活気があり迫力のある走りでラスト11.0秒。久々も仕上げられた。

★ベラジオボンド
栗坂で2頭併せで馬なりのまま併入。馬体を大きく見せ、しっかりとした脚捌き。1週前に栗CWで3頭併せで馬なりのままラスト11.1秒で併入。2連勝のデキをがっちりキープ。

★ランスオブカオス
栗CWで馬なり調教。活気がありキビキビとしたフットワークでラスト11.3秒。1週前に栗CWで馬なりのままラスト11.5秒。前走惨敗したが、ひと叩きして動き、気配とも良化。

★シックスペンス
南Wで馬なり調教。以前より馬体にまとまり感があり、キビキビとしたフットワークでラスト11.5秒。1週前に南Wで3頭併せでラスト11.4秒で併入。近走不振もデキはある。

★オフトレイル
栗坂で馬なり調教。気合乗りが良く、首を使って重心の低いフットワークで最後まで確かな脚色。1週前に栗CWで一杯に追ってラスト11.2秒。乗り込んでまずまず仕上がる。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ファーヴェント
☆ウォーターリヒト


レース回顧

2026年 4月26日(日) 3回京都2日  天候: 曇   馬場状態: 良 
11R  第57回読売マイラーズカップ
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定)  芝 1600m・外   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 5  9  アドマイヤズーム   牡 4 武豊      57  1.31.7 33.3  1 482 (栗)友道康夫
2 1  1  ドラゴンブースト   牡 4 丹内祐次  57  1.31.8 33.0  9 474 (栗)藤野健太
3 4  7  ベラジオボンド     牡 5 北村友一  57  1.31.8 33.2  5 498 (栗)上村洋行
4 3  5  ショウナンアデイブ 牡 7 池添謙一  57  1.31.9 33.6 13 530 (栗)高野友和
5 1  2 $オフトレイル       牡 5 岩田望来  58  1.31.9 32.9  2 466 (栗)吉村圭司
6 6 12  ファーヴェント     牡 5 坂井瑠星  57  1.32.0 33.5  7 514 (栗)藤原英昭
7 8 16  シックスペンス     牡 5 戸崎圭太  57  1.32.1 33.3  4 500 (美)田中博康
8 8 17  エルトンバローズ   牡 6 西村淳也  57  1.32.1 33.6  6 522 (栗)杉山晴紀
9 4  8  シャンパンカラー   牡 6 岩田康誠  58  1.32.1 33.4 11 516 (美)田中剛
10 6 11  キョウエイブリッサ 牡 6 田山旺佑  57  1.32.1 32.8 17 486 (美)武市康男
11 8 18  ランスオブカオス   牡 4 吉村誠之  57  1.32.1 33.4  8 494 (栗)奥村豊
12 3  6  ブエナオンダ       牡 5 田口貫太  57  1.32.2 33.0 10 458 (栗)須貝尚介
13 5 10  ウォーターリヒト   牡 5 高杉吏麒  57  1.32.2 33.2  3 478 (栗)石橋守
14 2  4  クルゼイロドスル   牡 6 太宰啓介  57  1.32.2 32.9 12 502 (栗)高橋義忠
15 2  3  ファインライン     牡 5 鮫島克駿  57  1.32.3 33.3 15 486 (栗)松永幹夫
16 7 13  アサヒ             牡 7 松本大輝  57  1.32.5 33.0 18 512 (美)金成貴史
17 7 15  マテンロウスカイ   セ 7 横山典弘  57  1.32.6 33.7 14 488 (栗)松永幹夫
18 7 14  ロングラン         セ 8 団野大成  58  1.32.6 33.7 16 474 (美)和田勇介
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LAP :12.1-10.7-11.5-12.3-11.7-11.1-10.8-11.5
通過:34.3-46.6-58.3-69.4  上り:68.9-57.4-45.1-33.4  平均:1F:11.46 / 3F:34.39
単勝   9 \410 
複勝   9 \190 / 1 \560 / 7 \270 
枠連   1-5 \440 (1) 
馬連   01-09 \6210 (24) 
ワイド 01-09 \2240 (28)/ 07-09 \900 (7)/ 01-07 \2390 (30) 
馬単   09-01 \9830 (38) 
3連複 01-07-09 \13860 (46/816) 
3連単 09-01-07 \70140 (223/4896) 

アドマイヤズームは5枠9番から2番手につけ、メンバー9位タイの33.3秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分31秒7。ショウナンアデイブが逃げて前半3F34.3秒、58.3秒、上がり33.4秒、ラップは11.1−10.8−11.5秒。開幕週の高速馬場で中盤に流れが緩んで上がり勝負になり、内をロスなく回ってきた3頭で決着。土曜の2勝Cは前半3F33.7秒、5F57.0秒、上がり34.6秒で差し追い込み馬で1分31秒6で決着。高速馬場で流れが緩み、前に行った有利なレースになった。

アドマイヤズームはスタートを決めて2番手につけ、直線で抜け出して快勝。京都の朝日杯FSを2馬身半差で圧勝した馬がテン乗りの武豊騎手で1番人気に支持され復活Vを飾った。長期休み明けだったが、調教診断で1位評価したように調教の動き、気配が一変していた。ようやく本来の調子に戻ったのではないか。京都芝外1600mでは2戦2勝。直線が平坦な京都は合っている。武豊騎手の2日連続JRA重賞制覇は19年ぶりとなった。次走は安田記念に向かう予定。今回とはメンバーレベルが違うが、どこまで踏ん張れるか。

武豊騎手が2日連続JRA重賞制覇となった19年前の京阪杯は◎サンアディユ1着、JCダートは◎ヴァーミリアン1着、今回の青葉賞は◎ゴーイントゥスカイ1着、マイラーズCは◎アドマイヤズーム1着。重賞で武豊騎手を本命することは少ないが、朝日杯FS初制覇となった◎ドウデュースといい、重賞を勝つときは本命にしていることが多い。アドマイヤの近藤利一氏とは確執があったが、馬主が近藤旬子氏になって騎乗機会が増え、今回は重賞3勝目。天皇賞(春)ではアドマイヤテラに騎乗する予定。

ドラゴンブーストは1枠1番から内ラチ沿いの6番手を進み、直線で内からメンバー4位タイの33.0秒で上がって0.1秒差の2着。穴馬が9番人気で激走した。丹内騎手が直線でアドマイヤズームの外に持ち出し、ガツンと追って持ってきた。メンバーレベルが低かったデイリー杯2歳Sの2着馬だが、ディセンバーS1着、大阪城S1着、マイラーズC2着と地力が強化されている。前走大阪城Sは内から一瞬のうちに突き抜けるインパクトのあるレースだった。粗削りだが勝負根性があり、最後まで諦めない。次走は安田記念に向かう予定。

ベラジオボンドは4枠7番から内ラチ沿いの3番手につけ、メンバー7位タイの33.2秒で上がって0.1秒差の3着。2着ドラゴンブーストとはハナ差。先行して新春Sを1分32秒8、六甲Sを1分32秒0で連勝した馬が1分31秒8で走ってパフォーマンスを引き上げた。これで芝1600mは[3−0−2−0]。休養を挟みながら大事に使われた馬がようやく本格化してきた。次走はしらさぎSあたりになりそうだ。

オフトレイルは1枠2番から内ラチ沿いの12番手につけ、メンバー2位タイの32.9秒で上がって0.2秒差の5着。道中ドラゴンブーストの後ろにいたが、直線で前が壁になって追えずに脚を余した。直線でスペースがあれば際どいレースになったかもしれない。開幕週の高速馬場で前残りのレースになったことが堪えたが、他馬より1キロ重い58キロを背負って内容は悪くない。直線が平坦なコースでは堅実に走っている。

シックスペンスは8枠16番から9番手の外につけ、メンバー9位タイの33.3秒で上がって0.4秒差の7着。勝負どころから直線で外にランスオブカオスがいて外に出すのに手間取ったが、出してからは鋭く伸びてきた。開幕週の高速馬場で内を通って前につけた馬が有利な馬場で8枠から外を回って外から差す形では厳しかった。それでも久々のマイル戦で高速決着に対応し内容は悪くない。次走は安田記念になりそうだ。



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