函館スプリントS
2026/6/13 函館競馬場 芝1200m

レース展望

サマースプリントシリーズの第1戦。過去10年で1番人気は[2−1−3−4]で3連対。関西馬は[2−1−0−2]だが、関東馬は[0−0−3−2]で連対がない。2番人気は[2−2−0−6]、3番人気は[3−1−2−4]で各4連対。6〜9番人気は1連対、10番人気以下は3連対。過去5年の馬連は30倍、31倍、34倍、22倍で中穴決着が続いている。函館開幕週で多頭数のレースになり波乱傾向が強い。

連対馬13頭に芝1200mで重賞3着以内またはOP特別連対があった。これらがない7頭のうち4頭に芝1400m重賞で3着以内があった。芝1200mでOP以上の実績がなくても芝1400m重賞で好走があれば狙える。牡馬は[5−8−7−75]、牝馬は[5−2−3−43]。牝馬は8年で3着以内に入っている。17年以降に3着以内に入った牝馬は1、1、1、2、3、3、3、3番人気。牝馬は人気馬に注目。

レイピアは芝1200m[5−4−3−5]でシルクロードS、オーシャンSで2着がある。シルクロードSは7番手から7位の33.2秒で上がってフィオライアに半馬身差の2着。オーシャンSは11番手から3位の33.8秒で追い込んでペアポルックスにクビ差の2着。前走高松宮記念は7番手から10位の33.4秒で上がって0.7秒差の5着。同じ7枠のナムラクレアに半馬身先着した。昨年のキーンランドCは10番手から伸び切れず0.8秒差の11着。今年の重賞で横山武騎手は[0−1−6−23]。函館芝1200mは得意。

インビンシブルパパは芝[1−0−0−4]、ダート[5−1−1−1]。国内芝1200mでは函館スプリントS4着、CBC賞1着、オーシャンS15着、高松宮記念15着。昨年初芝の函館スプリントSは前半3F32.5秒のハイペースで逃げ、1分7秒0で走って0.4秒差の4着。続くCBC賞は17番枠から前半3F34.0秒で逃げ、12位タイの33.4秒で上がって1分7秒4で重賞初制覇を飾った。前2走は15着に終わったが、前半3F32.0秒、32.5秒の速い流れだった。5戦連続で騎乗する佐々木騎手がどう乗るか。

前走朱雀Sを勝ったルシード、昨年北海道で3連勝したカルプスペルシュ、昨年の京阪杯勝ち馬エーティーマクフィ、昨年のアイビスSD勝ち馬ピューロマジック、春雷S勝ち馬クラスペディア、カーバンクルS勝ち馬ウイングレイテストなど。昨年は1分6秒6のレコード。今年も開幕週で高速決着になりそうだ。ルシードは休み明けを除き、芝1200mは[3−2−1−0]。前走朱雀Sは4番手から4位タイの33.3秒で抜け出して1分6秒8で優勝。過去10年で前走3勝C勝ち馬は[0−2−1−7]。横山和騎手が騎乗する。

カルプスペルシュは函館芝1200mの1、2勝C、札幌の3勝Cを3連勝し、キーンランドCで0.2秒差の3着に入った。その後は5、4、11着。函館芝1200mは[3−0−0−1]の巧者。横山武騎手がレイピアに騎乗するため丹内騎手に乗り替わる。エーティーマクフィは昨年の青函Sを11番手から最速の33.7秒で差し切り1分8秒1で優勝。京阪杯は10番手から2位の33.4秒で差し切り1分7秒4で優勝。今年はシルクロードS8着、高松宮記念8着。過去10年で7歳馬は[0−2−1−10]。富田騎手が騎乗する。


調教診断

★ルシード
函館Wで馬なり調教。前向きさがあり重心の低いフットワークでラスト12.3秒。1週前に南Wで強めに追ってラスト11.3秒で相手を突き放した。デキは安定。

★インビンシブルパパ
函館芝で2頭併せで馬なりのまま先着。最後に手前を替えてラスト11.6秒。1週前に南Wで馬なりのままラスト11.1秒で先着。近走不振もデキはある。

★カルプスペルシュ
函館芝で2頭併せで馬なりのまま先着。落ち着きがあり、自分でリズムを取って軽快なフットワークでラスト12.0秒。ひと息入れたが、まずまず仕上がる。

★レイピア
函館Wで強めに追われた。重厚感のある馬体で最後までしぶとく伸びた。2週前に栗坂で50.4秒の好タイムをマーク。少し間隔空いたが、一連のデキをキープ。

★ピューロマジック
函館芝で2頭併せで馬なりのまま先着。気合乗りが良く、追走して余力十分にラスト11.6秒。2週前に栗坂で好タイムをマーク。前走惨敗も気配は上向き。


レース回顧

2026年 6月13日(土) 1回函館1日  天候: 晴   馬場状態:稍重
11R  第33回函館スプリントS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 1200m   13頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 5  7  ピューロマジック   牝 5 北村友一  56  1.07.4 34.0  6 458 (栗)安田翔伍
2 7 10  エーティーマクフィ 牡 7 富田暁    58  1.07.6 33.5  4 474 (栗)武英智
3 3  3  レイピア           牡 4 横山武史  57  1.07.7 33.7  1 510 (栗)中竹和也
4 2  2  ダノンマッキンリー 牡 5 池添謙一  58  1.07.7 33.2  8 478 (栗)藤原英昭
5 4  4  カルプスペルシュ   牝 4 丹内祐次  55  1.07.7 33.9  2 474 (栗)石坂公一
6 5  6  ウイングレイテスト 牡 9 松岡正海  58  1.07.8 34.2 11 506 (美)畠山吉宏
7 6  8  ポッドベイダー     牡 4 荻野極    57  1.07.9 33.6  7 480 (美)上原佑紀
8 4  5  ジョーメッドヴィン 牡 5 横山琉人  57  1.07.9 33.6 10 522 (栗)清水久詞
9 8 13  シュタールヴィント 牡 6 岩田康誠  57  1.07.9 33.0 12 438 (栗)矢作芳人
10 7 11 $インビンシブルパパ 牡 5 佐々木大  58  1.08.0 34.2  5 526 (美)伊藤大士
11 1  1  モズナナスター     牝 4 鮫島克駿  55  1.08.1 34.0  9 448 (栗)矢作芳人
12 8 12  ルシード           牡 4 横山和生  57  1.08.1 34.1  3 498 (美)田島俊明
外 6  9  クラスペディア     牡 4 小崎綾也  57  ------ ---- -- 526 (栗)河嶋宏樹
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LAP :11.8-10.5-11.1-11.2-11.2-11.6
通過:33.4-44.6-55.8-67.4  上り:67.4-55.6-45.1-34.0  平均:1F:11.23 / 3F:33.70
単勝   7 \810 
複勝   7 \270 / 10 \220 / 3 \160 
枠連   5-7 \1600 (7) 
馬連   07-10 \4110 (19) 
ワイド 07-10 \1360 (20)/ 03-07 \850 (10)/ 03-10 \520 (4) 
馬単   07-10 \7410 (34) 
3連複 03-07-10 \4510 (12/220) 
3連単 07-10-03 \31400 (102/1320) 

ピューロマジックはハナを切って前半3F33.4秒で進み、メンバー8位タイの34.0秒で上がってレースを制した。勝ちタイムは1分7秒4(稍重)。上がりは34.0秒、ラップは11.2−11.2−11.6秒。クラスペディアが放馬で除外され、インビンシブルパパが出遅れて外に寄れ、ルシードが出遅れたことでビューロマジックはマイペースで逃げることができた。同日の1勝Cが前半3F33.9秒、上がり34.0秒で1分7秒9。さらに馬場が乾いたことを考えるとレースレベルは低い。ピューロマジックは葵S、北九州記念、アイビスSDに続き重賞4勝目。パドックでは少しテンションが高かったが、夏場に調子を上げるタイプで馬体の張りは良くなっていた。次走はキーランドCまたはアイビスSDでサマースプリントシリーズ優勝を目指すことになりそうだ。

エーティーマクフィは10番枠から7番手を進み、メンバー3位の33.5秒で上がって0.2秒差の2着。富田騎手が道中内から2列目をある程度ロスなく進み、直線で外に持ち出して持ってきた。開幕週で前残り傾向が強かったが、11時前に雨が止んで想定より馬場が乾いたことが良かったのだろう。これで北海道の芝1200mは[2−2−0−1]。昨年のキーンランドCは末脚不発で7着に終わったが、乗り慣れた冨田騎手に戻って2着に入った。7歳馬でも末脚の威力は衰えておらず、充実期が続いている。

レイピアは5番手からメンバー6位の33.7秒で上がって0.3秒差の3着。馬込みの5番手につけて逃げたビューロマジックに追いつけず、外からエーティーマクフィに交わされた。前3走シルクロードS2着、オーシャンS2着、高松宮記念5着の堅実さが評価されて1番人気に支持されたが、横山武騎手で前3走よりパフォーマンスを落として連対できなかった。高松宮記念を使って少し間隔が空いていたが、馬体は6キロ絞れており仕上がりは良さそうだった。芝1200m重賞は[0−2−2−4]。次走はキーンランドCか。

ダノンマッキンリーは11番手からメンバー2位の33.2秒で追い込んで0.3秒差の4着。3着とはクビ差。大外から伸びてきたが、開幕週の馬場で逃げ馬が勝つ展開では厳しかった。昨年のスプリンターズSは2位の32.8秒で上がって0.4秒差の6着、今年の高松宮記念は5位の33.0秒で上がって0.9秒の7着。芝1200mのレースに慣れて切れる脚を使えるようになっており、少し嵌まれば連対してもおかしくない。

カルプスペルシュは3番手からメンバー7位の33.9秒で上がって0.3秒差の4着。好位につけて直線でひと伸びできればというレースができたが、内にモタれ気味で伸び切れなかった。芝1200mは[4−0−3−6]で5着以内を確保。大負けはしないが、重賞では少し足りないレースが続いている。

インビンシブルパパは11番枠から少し出遅れて外に寄れた後に押し上げて3番手の外を進み、メンバー11位タイの34.2秒で上がって0.6秒差の10着。前走高松宮記念は前半3F32.5秒で逃げたが、今回は33.4秒で3番手に控えて持ち味を生かせなかった。馬場が乾き過ぎたこともマイナスだった。

ルシードは12番枠から出遅れた後に5番手に押し上げ、メンバー10位の34.1秒で上がって0.7秒差の12着。出遅れた後に押して5番手に上がり、3、4コーナーで大外を回って一杯になり直線で失速した。前走朱雀Sを強い勝ち方をした馬で通用してもおかしくなかったが、考えられる中で最悪の騎乗だった。



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