小倉記念
2026/7/19 小倉競馬場 芝2000m

レース展望

過去10年で1番人気は[3−0−1−6]で3連対。牡馬は[3−0−0−4]だが、牝馬は[0−0−1−2]で3着止まり。2番人気は[1−2−3−4]で3連対、3番人気は[1−1−0−8]で2連対。6〜9番人気は4連対、10番人気以下は3連対。過去5年の馬連は38倍、81倍、38倍、16倍、47倍で中穴決着が多い。近年の傾向から人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

トップハンデは[2−1−2−8]で3連対。1番人気は[2−0−0−1]で2連対。4歳馬は[2−1−0−0]だが、5歳以上は[0−0−2−8]で3着止まり。58キロ以上は[0−0−2−3]。トップハンデは人気の4歳馬を除き割り引き。6番人気以下で連対した7頭には芝2000mで勝ち星があり、5頭は2勝以上を挙げていた。穴で芝2000m実績がある4、5歳の差しタイプに注意。

ジョバンニは昨年3冠で皐月賞4着、ダービー8着、菊花賞8着。今年はAJCCで7着に終わったが、金鯱賞で好位からしぶとく伸びてシェイクユアハートにハナ差の2着。前走クイーンエリザベス2世Cは0.5秒差の5着。国内芝2000mは[1−4−0−1]、G2以下では[1−3−0−0]。G1、G2で戦ってきた馬がハンデG3でハンデは57.5キロ。小倉では芝1800mの新馬戦を3番手から最速タイの34.7秒で抜け出して1分50秒1で優勝。新馬戦を含め休み明けは[2−1−1−1]。コレット騎手が騎乗する。

タガノアビーは前走シドニーT(3勝C)を13番手から2位の33.6秒で差し切って1分59秒4で優勝。直線で馬群に突っ込んで捌きながら鋭く伸びてきた。昨年のオークスで最後方から最速の33.5秒で上がって3着に入った馬がようやくオープン入りした。芝2000mは[2−1−0−1]で上がりは1、2、2、2位。小倉では芝1800mの未勝利戦を11番手から捲って最速の35.8秒で差し切り1分49秒5(稍重)で勝っている。ハンデは前走より2キロ減の54キロ。岩田望騎手からテン乗りの幸騎手に乗り替わる。

都大路Sをレコード勝ちしたガイアメンテ、同3着馬ジーティーアダマン、メトロポリタンS勝ち馬ウエストナウ、小倉日経オープン勝ち馬レーゼドラマ、AJCC3着馬エヒトなど伏兵は数多い。週末は雨は降らず、気温がかなり上がる予報。夏馬タイプの激走に注意したい。ガイアメンテは前走都大路Sを7番手から3位タイの34.2秒で差し切り1分43秒4のレコードで優勝。団野騎手が内から捌いて抜け出した。芝2000mは[0−3−0−1]で小倉ではあすなろ賞で2着がある。須貝厩舎のドゥラメンテ産駒。川田騎手が騎乗する。

ジーティーアダマンはすみれSを勝った後不振が続いたが、前3走2、1、3着と復調してきた。上村厩舎のルーラーシップ産駒。松山騎手とは[3−1−0−0]で好相性。ウエストナウは成績にムラがあるが、京都新聞杯2着、アンドロメダS1着、メトロポリタン1着がある。直線が平坦な芝2000mでは[2−0−0−0]。高杉騎手は重賞初制覇なるか。レーゼドラマは小倉日経オープンを。前半5F60.8秒で逃げて1分59秒4で優勝。ハンデは小倉日経オープンより1.5キロ重い55.5キロ。テン乗りの松若騎手が騎乗する。


調教診断

★ガイアメンテ
栗CWで2頭併せで軽く仕掛けて先着。大きなストライドでラスト11.3秒。走りに余裕がある。1週前に栗CWで2頭併せで強めに追ってラスト10.9秒。乗り込んで仕上げられた。

★ウエストナウ
栗CWで2頭併せで馬なりのまま併入。首を使ってキビキビとした脚捌きでラスト11.2秒。1週前に栗CWで2頭併せで強めに追ってラスト11.2秒で先着。デキは安定している。

★レーゼドラマ
栗CWで馬なり調教。バネの利いたフットワークでラスト11.6秒。1週前に栗CWで3頭併せで強めに追ってラスト11.3秒で先着。馬体の張り、毛づやが良く、上手く仕上がった。

★ジョバンニ
栗坂で馬なり調教。1週前に追って軽めの内容だが、軽快なフットワークで動いている。1週前に栗CWで2頭併せで強めに追ってラスト11.5秒で併入。香港遠征明けもデキはある。

★タガノアビー
栗CWで馬なり調教。少し頭が高いが、軽快なフットワークでラスト12.0秒。1週前に栗CWで馬なりのままラスト11.4秒。間隔を空けながら使われ、前走勝ったデキをキープ。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ジーティーアダマン

ケイズレーヴ、サフィラ、トータルクラリティ、ノーランサンライズは調教VTRなし


レース回顧

2026年 7月19日(日) 2回小倉8日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第62回農林水産省賞典小倉記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指)  芝 2000m   18頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 1  1  ゼンダンハヤブサ   牡 4 酒井学    52  1.58.0 34.7 10 442 (栗)橋田宜長
2 8 17  ジョバンニ         牡 4 コレット 57.5 1.58.1 34.9  1 474 (栗)杉山晴紀
3 8 18  レーゼドラマ       牝 4 松若風馬 55.5 1.58.2 35.8  6 468 (栗)辻野泰之
4 3  6  ガイアメンテ       牡 5 川田将雅  57  1.58.3 35.2  2 492 (栗)須貝尚介
5 2  3  ナムラエイハブ     牡 5 田山旺佑  56  1.58.4 35.7 12 510 (栗)長谷川浩
6 5  9  ジーティーアダマン 牡 4 松山弘平  57  1.58.5 35.5  3 500 (栗)上村洋行
7 4  7  トータルクラリティ セ 4 国分優作  53  1.58.6 36.3 17 468 (栗)池添学
8 7 14  ウエストナウ       牡 5 高杉吏麒 57.5 1.58.7 35.3  5 504 (栗)寺島良
9 1  2  タガノアビー       牝 4 幸英明    54  1.58.7 35.0  4 516 (栗)千田輝彦
10 5 10  マイネルメモリー   牡 6 菱田裕二  54  1.58.8 34.8 11 456 (栗)宮徹
11 4  8  サフィラ           牝 5 西村淳也 55.5 1.59.1 35.7  8 468 (栗)池添学
12 6 12  ケイズレーヴ       牡 4 渡辺竜也  56  1.59.3 35.0 16 418 [地]榎屋充
13 6 11  カネフラ           牡 6 富田暁    53  1.59.4 35.5 14 446 (栗)高橋康之
14 2  4  コパノサントス     牡 6 藤懸貴志  53  1.59.4 35.8 15 480 (栗)梅田智之
15 7 13  カエルム           牡 5 M.デム  52  1.59.4 35.4 13 464 (栗)安田翔伍
16 8 16  ノーランサンライズ 牝 4 今村聖奈  50  1.59.8 36.2  9 510 (栗)佐藤悠太
17 7 15  テーオーソラネル   牡 7 田口貫太  55  2.00.6 36.3 18 502 (栗)須貝尚介
止 3  5  エヒト             牡 9 吉村誠之  58  ------ ----  7 468 (栗)森秀行
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LAP :12.3-10.6-11.6-12.4-12.2-11.5-11.7-11.9-12.0-11.8
通過:34.5-46.9-59.1-70.6  上り:71.1-58.9-47.4-35.7  平均:1F:11.80 / 3F:35.40
単勝   1 \3310 
複勝   1 \600 / 17 \150 / 18 \420 
枠連   1-8 \840 (3) 
馬連   01-17 \5650 (19) 
ワイド 01-17 \1750 (17)/ 01-18 \4910 (53)/ 17-18 \1020 (9) 
馬単   01-17 \17030 (58) 
3連複 01-17-18 \22060 (78/816) 
3連単 01-17-18 \261530 (744/4896) 

ゼンダンハヤブサは1番枠から内ラチ沿いの8番手を進み、4コーナーで6番手に押し上げ、直線でレーゼドラマの外に出すとメンバー最速の34.7秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分58秒0。トータルクラリティが逃げて前半5F59.1秒。後半5F58.9秒、上がり35.7秒、ラップは11.9−12.0−11.8秒。最終週でも内がそれほど荒れておらず、内をロスなく回った馬が有利なレースになった。

ゼンダンハヤブサは内ラチ沿いをロスなく回り、直線で抜け出して10番人気で重賞初制覇を飾った。芝1800mまでしか経験がない馬が格上挑戦、ハンデ52キロで激走した。酒井騎手の進言で小倉記念に使うことになった模様。7月のハンデG3は北九州記念で最軽量50キロのジェニファー(9人気)が2着、七夕賞で最軽量54キロのオニャンコポン(15人気)が2着、今回最軽量ではないが52キロのゼンダンハヤブサ(10人気)。ハンデG3はこの傾向に注意したい。

ジョバンニは17番枠から6番手に外を進み、勝負どころで内に入れてメンバー3位の34.9秒で上がって半馬身差の2着。道中内からガイアメンテにマークされて外を回され、直線で前にガイアメンテがいて仕掛けが遅れ、ゼンダンハヤブサとガイアメンテの間を突いたが伸び切れなかった。勝ったゼンダンハヤブサはハンデ52キロで内ラチ沿いをロスなく回り、ジョバンニは57.5キロで道中外を回っていた。ハンデとコース取りに泣いたが、重賞4回目の2着で能力を示した。国内芝2000mでG2以下では[1−4−0−0]。

レーゼドラマは大外18番枠から2番手につけ、メンバー13位タイの35.8秒で上がって0.2秒差の3着。近走大不振のトータルクラリティにハナを切られて2番手で少し力みながら走っていた。社台RHの馬だけに大外枠から松若騎手がハナを主張すれば誰も競りかけずマイペースで行けるとみて穴馬で狙ったが、トータルクラリティ(キャロットF)が逃げたのが想定外だった。ここにきて馬体が充実して大崩れしなくなってきている。松若騎手はサマージョッキーズシリーズ15点で1位タイ。2連覇の可能性が出てきた。

ガイアメンテは6番手から勝負どころで3番手に押し上げ、メンバー6位の35.2秒で上がって0.3秒差の4着。川田騎手が道中ジョバンニを内からマークして内に入れさせないようにし、直線でジョバンニより先に抜け出しかけたが、最後に伸び切れなかった。直線で伸び切れなかったのは、川田騎手がいうように暑さの影響もあるのだろう。以前は成績にムラがあったが、4月以降は福島民報杯2着、都大路S1着、小倉記念4着と安定して走っている。

タガノアビーは2番枠から11番手を進み、メンバー4位タイの35.0秒で上がって0.7秒差の9着。3コーナーで前にいたエヒトが下がってきた煽りを受けて下がる不利があった。4コーナーから直線で外に出して追ったが、いつもほど切れる脚を使えなかった。どちらかとゆうと緩い流れで強烈な末脚で勝負するタイプ。トータルクラリティが飛ばして流れたこと、勝負どころで荒れたところを通ったことも影響している。直線の長いコースで見直したい。



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