セントウルS
2026/9/6 阪神競馬場 芝1200m

レース展望

サマースプリントシリーズの最終戦。ピューロマジック、フリッカージャブに優勝のチャンスがある。過去10年で1番人気は[7−0−1−2]で7連対。16年から7連勝したが、過去3年は10、13、3着に終わった。2番人気は[1−5−1−3]で6連対、3番人気は[0−0−1−9]で連対なし。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が2連対。過去3年の馬連は348倍、20倍、30倍で荒れている。

関東馬は[2−1−1−24]、関西馬は[8−9−9−97]。関東馬は2番人気以内[2−0−1−1]。3、4番人気の関東馬はおらず、5番人気以下は[0−1−0−23]。人気薄は出番少ない。牝馬は[3−4−3−43]で連対した7頭には重賞3着以内があり、22年以降に連対した4頭は芝1200m重賞を勝っていた。12、14番人気で連対した2頭は前2走とも8着以下。大穴で前2走惨敗した馬に注意。

ダイヤモンドノットは[3−2−1−2]で京王杯2歳S、ファルコンSを勝ち、朝日杯FS2着。ファルコンSは5番手から4位タイの33.6秒で抜け出して1分19秒8で優勝。前走NHKマイルCは4番手から伸び切れず0.5秒差の5着。川田騎手は芝1600mは長いとコメント。芝1400mは[3−1−0−0]、芝1200mは3、4着。6月以降の重賞で川田騎手は[0−0−1−7]。秋になって目を覚ますか。

フリッカージャブは芝1200m[5−0−0−2]で鞍馬S、北九州記念を2連勝。鞍馬Sは2番手から9位の33.3秒で上がって1分6秒4のレコードで優勝。北九州記念は3番手から8位の34.8秒で上がって1分8秒0(重)で優勝。レコードが出る高速馬場も渋った馬場もこなすタイプ。フリッカージャブが勝ち、ピューロマジックが6着以下ならサマースプリントシリーズ優勝。先行してピューロマジックを潰しにくるか。

函館スプリントSとアイビスSDを連勝したピューロマジック、香港馬ファストネットワーク、昨年のセントウルS2着馬ママコチャ、高松宮記念2着馬レッドモンレーヴ、北九州記念3着馬ヨシノイースター、函館スプリントS5着馬カルプスペルシュなど伏兵は数多い。ピューロマジックは不振から脱して重賞を逃げて2連勝。5着以内に入ればサマースプリントシリーズ優勝。夏の重賞絶好調のテン乗りの岩田望騎手が騎乗する。

ファストネットワークは芝1200m[3−1−2−4]でG1の香港スプリント3着、センテナリースプリントC3着がある。この2レースで勝ったのはカーインライジングだった。ママコチャは芝1200m[2−3−1−5]で23年スプリンターズS、25年オーシャンSを優勝。昨年のセントウルS2着以降、芝1200mは6、5、9、5着。武豊騎手が騎乗する。レッドモンレーヴは高松宮記念で13番手から2位の32.5秒で上がって0.3秒差の2着。昨年勝ったカンチェンジュンガのように直線だけで突っ込むか。


調教診断

★フリッカージャブ
栗坂で馬なり調教。推進力のある走りで楽々とラスト12.2秒。1週前に栗坂で一杯に追わって力強い脚捌きで50.4秒の好タイムをマーク。2連勝のデキをがっちりキープ。

★ピューロマジック
栗CWで2頭併せで馬なりのままラスト11.3秒で併入。1週前に栗坂で馬なりのままパワフルな脚捌きで余力十分。叩き3戦目で攻めていないが、デキは高いレベルで安定。

★ダイヤモンドノット
栗坂で馬なり調教。全体時計は遅いが、力強い脚捌きで最後まで確かな脚色。2週前に栗CWで1番時計を出し、1週前に栗坂で強めに追っている。久々も乗り込んで仕上げられた。

★レッドモンレーヴ
南Wで2頭併せで馬なりのまま併入。軽快なフットワークでラスト11.4秒。1週前に栗CWで2頭併せで軽く仕掛けてラスト11.3秒で相手を突き放した。久々も好気配。

★カルプスペルシュ
栗CWで馬なり調教。重心が低く推進力がある走りでラスト11.5秒。キーンランドCを除外され、栗東への輸送をクリアし、本来の動きを見せている。近走不振もデキはある。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆ママコチャ

ファストネットワークは調教VTRなし


レース回顧

2026年 9月 6日(日) 4回阪神2日  天候: 曇   馬場状態: 良 
11R  第40回産経賞セントウルS
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定)  芝 1200m・内   16頭立
------------------------------------------------------------------------------
着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
------------------------------------------------------------------------------
1 2  3  フリッカージャブ   牡 4 松山弘平  57  1.06.9 33.7  1 506 (栗)西園翔太
2 5  9  ピューロマジック   牝 5 岩田望来  55  1.07.0 34.2  2 460 (栗)安田翔伍
3 1  1  ママコチャ         牝 7 武豊      56  1.07.2 33.4  5 502 (栗)池江泰寿
4 1  2  クラスペディア     牡 4 小崎綾也  57  1.07.3 33.7 13 514 (栗)河嶋宏樹
5 2  4 $ティニア           牡 6 田口貫太  57  1.07.5 33.5 15 506 (栗)池江泰寿
6 4  7  メイショウヨゾラ   牝 5 吉村誠之  55  1.07.6 34.1 10 486 (美)高柳瑞樹
7 3  6 *プロトポロス       牡 6 亀田温心  57  1.07.7 33.4 16 480 (栗)西村真幸
8 3  5  ダイヤモンドノット 牡 3 川田将雅  55  1.07.7 33.7  4 484 (栗)福永祐一
9 5 10  ヤブサメ           牡 5 田山旺佑  57  1.07.8 33.7 11 486 (栗)石橋守
10 7 14  タマモブラックタイ 牡 6 幸英明    57  1.07.8 33.4 14 530 (栗)角田晃一
11 6 11  ヨシノイースター   牡 8 田辺裕信  57  1.08.1 34.2  6 494 (栗)中尾秀正
12 7 13  カルプスペルシュ   牝 4 西村淳也  55  1.08.2 34.1 12 476 (栗)石坂公一
13 8 15  ビッグシーザー     牡 6 M.デム  57  1.08.7 34.8  8 518 (栗)杉山晴紀
14 8 16  タマモイカロス     牡 3 池添謙一  55  1.08.7 34.5  9 522 (栗)藤岡健一
15 4  8 $ファストネットワー セ 6 レーン    57  1.08.8 35.1  3 506 [外]イプ
16 6 12  レッドモンレーヴ   牡 7 酒井学    57  1.09.5 32.6  7 512 (美)蛯名正義
------------------------------------------------------------------------------
LAP :12.0-10.3-10.5-10.8-11.4-11.9
通過:32.8-43.6-55.0-66.9  上り:66.9-54.9-44.6-34.1  平均:1F:11.15 / 3F:33.45
単勝   3 \280 
複勝   3 \130 / 9 \170 / 1 \260 
枠連   2-5 \640 (1) 
馬連   03-09 \640 (1) 
ワイド 03-09 \330 (1)/ 01-03 \430 (3)/ 01-09 \690 (6) 
馬単   03-09 \1100 (1) 
3連複 01-03-09 \1560 (2/560) 
3連単 03-09-01 \5510 (1/3360) 

フリッカージャブは3番枠からハナを切った後にピューロマジックに交わされて2番手に控え、メンバー6位タイの33.7秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分6秒9。ピューロマジックが逃げて前半3F32.8秒で飛ばし、上がりは34.1秒、ラップは10.8−11.4−11.9秒。開幕週の馬場でピューロマジックが逃げて飛ばしたが後続が追いつけず、前に行った2頭で決着した。

フリッカージャブは北九州記念と同様に2番手から抜け出すレースで重賞を連勝した。これで芝1200mは[6−0−0−2]で鞍馬S、北九州記念、セントウルSを1番人気で3連勝。昨年条件戦を3連勝したときからスピードの絶対値の高さを示していたが、4歳になってレースぶりに幅が出て本格化してきた。ハイペースで飛ばしても最後まで踏ん張りが利くタイプ。次走はスプリンターズSでG1獲りを目指す。

ピューロマジックは前半3F32.8秒で飛ばし、メンバー12位タイの34.2秒で上がって0.1秒差の2着。岩田望騎手が押して先頭に立ち、最後までしぶとく粘って2着を確保。坂のあるコースでは不振が続いていたが、全面野芝の軽い馬場とはいえ、1分7秒0で走って坂を克服した。函館スプリントS1着、アイビスSD1着、セントウルS2着でサマースプリントシリーズを優勝。次走はスプリンターズSに向かう予定。岩田騎手は7月以降の重賞[4−2−0−1]でサマージョッキーズシリーズを優勝した。

ママコチャは1枠1番から内ラチ沿いの6番手を進み、メンバー2位タイの33.4秒で上がって0.3秒差の3着。近走不振が続いていたが、武豊騎手が1枠1番からロスなく回って直線で捌いて持ってきた。これでセントウルSは2、2、3着で3年連続で馬券圏内を確保。7歳牝馬がスプリント戦で牡馬を相手に頑張っている。次走はスプリンターズSに向かう予定。

ダイヤモンドノットはスタートで躓いて7番手を進み、メンバー6位タイの33.7秒で上がって0.8秒差の8着。スタートで躓いて位置取りが悪くなったことが堪えたが、久々の芝1200mでこれまで経験のないペースで直線でも伸び切れなかった。芝1400mは[3−1−0−0]。次走はスワンSに向かう予定。

レッドモンレーヴはゲードを出ずしかも躓いて離れた最後方を進み、メンバー最速の32.6秒で2.6秒差の16着。1頭だけ32秒台で上がったが、15着に4馬身差の最下位。休み明けで馬体は12キロ増えていたが、調教の動き、パドック気配は良かった。スプリンターズSが前崩れになれば出番があるかもしれない。



[Home]