ﾌﾟﾛｷｵﾝS
ﾚｰｽ展望

阪神ﾀﾞｰﾄ1400mの別定戦｡過去7年の連対馬は全馬が1～5番人気で堅く収まることが多い｡今年もﾀﾞｰﾄ実績馬が揃っただけに堅い決着か｡今年のﾒﾝﾊﾞｰではｽﾀｰﾘﾝｸﾞﾛｰｽﾞが実績的に抜けた存在｡59ｷﾛでも斤量泣きするﾀｲﾌﾟではなく､ﾍﾞｽﾄの1400mなら好勝負必死だろう｡昨年のｱﾝﾀﾚｽSで水溜りを気にして1番人気で5着に敗れたように連を外すとすれば大雨で馬場が悪化した場合か｡なおｽﾀｰﾘﾝｸﾞﾛｰｽﾞは回避する可能性もある模様｡出走しないようだと波乱があるかもしれない｡

ｽﾀｰﾘﾝｸﾞﾛｰﾄﾞ以外ではｻﾝｷﾝﾍｲﾛｰ､ﾀﾆﾉｺﾞｰﾄﾞﾝ､ｽﾀｰｷﾝｸﾞﾏﾝの3頭が有力｡ｻﾝｷﾝﾍｲﾛｰは阪神ﾀﾞ1400mで[4-1-0-0]と好成績｡馬体や走法などを加味してもこの条件がﾍﾞｽﾄだ｡最近3走は惨敗続きだが､芝戦､出遅れと1200m戦､前脚ぶつけるなど敗因がある程度しっかりしているので状態さえ良ければ巻き返していい｡惨敗続きで人気を落とせばｵｲｼｲところだが､鞍上は武豊騎手だけに配当は期待薄か｡

ﾀﾆﾉｺﾞｰﾄﾞﾝはﾍﾞｽﾄは1200mだが､最近4走ｵｰﾌﾟﾝで3､2､4､2着と距離延長に対応してきた｡馬体がしっかりしてきていることからも地力強化は明らか｡阪神ﾀﾞｰﾄは[2-3-1-0]とﾍﾞｽﾄだし､ｺｰﾗﾙSでｻﾝｷﾝﾍｲﾛｰとｱﾀﾏ差の2着なら十分圏内だろう｡ｽﾀｰｷﾝｸﾞﾏﾝはここ2戦東京ｺｰｽで2着を離して勝ってきたが､馬体の裏づけもあり本格化した印象｡ただ阪神ｺｰｽだとｺｰﾗﾙSのように差して届かないことも考えられる｡鞍上の岩田騎手の腕に期待か｡

あとはこれまで長い距離を使われてきたが､流れに乗れれば1400mでも強い競馬ができるｲﾝﾀｰﾀｲﾖｳも圏内だろう｡新馬戦以来のﾀﾞｰﾄ戦となるﾃﾝｼﾉｷｾｷは鞍上がｱﾝｶﾂだけに怖いが､これだけﾀﾞｰﾄの強豪が揃うとどうだろう｡連下までが妥当か｡3歳馬ﾜﾝﾀﾞﾌﾙﾃﾞｲｽﾞは53ｷﾛは有利だが､大外捲くりの極端な競馬でどこまで追い込めるか｡連までいくかどうかはやや微妙なところ｡

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