札幌記念
レース展望

珍しくG1馬の出走がない札幌記念。函館記念を制したエアエミネムと皐月賞2着馬サクラプレジデントが人気を集めそうだ。1番人気はエアエミネムか、それともサクラプレジデントか。クイーンSでオースミハルカが勝ったことで同じ3歳のサクラが人気を集めそうだが、前走重賞勝ちのエアエミネムの方が人気になりそうだ。2頭を除くと函館記念よりレベルが低いメンバーのような気がしないでもないが、夏場唯一のG2レースだけにレベルの高い戦いを期待したい。

まだ最終調教は見ていないが、エアエミネムはこの中間順調に調教をこなしているし、馬体を見ても前走からの上積みが感じられる。一昨年の札幌記念を勝っているし、コース適性も十分。さらに前走はハンデ戦で58キロを背負ったが、今回は57キロで出走できるのも大きい。メンバー的にもここは好勝負必死だろう。先週はファインモーションが2着に敗れたが、同厩のデインヒル産駒エアエミネムが雪辱を果たすか。デインヒル産駒は夏場安定して走るので注目したい。

サクラプレジデントは6日に函館入りして13日の1週前追い切りは芝コースで5F65.7秒。17日にも函館Wで時計を出している。函館入りする前にどれくらい乗り込んできたのかは分からないが、普通に考えるとやや急仕上げ気味。馬体写真を見てもそれほどいいとは言えないが、写真と実馬ではイメージが違うときが多いのでそこにはあまりこだわりたくない。とにかく最終調教の動きと気配からどこまでやれるか判断したい。あと武豊騎手が騎乗するから折り合いがつくと言われているが、実際は逆も多いので過信はできない。

あとは函館記念で逃げて2着に粘ったヒマラヤンブルーが、今回もスムーズに逃げられるようだとチャンスがありそうだ。ただ使い込むとうるさくなることがあるので当日の気配には注意を払いたい。クイーンS5着から連闘になるノブレスオブリッジも気にはなるが、ホットシークレット、ユウワンプラテクト、ホワイトハビネスなどもそれほど差はなさそう。最終調教の動きをチェックして買える馬を探したい。

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